大腸ガンと転移性肝臓ガンを
栄養療法で克服した医師の体験記

ガンと闘う医師のゲルソン療法

 目次

 自己紹介とゲルソン療法        

 私の大腸ガンと転移性肝臓ガンの経過  

  私を救ってくれたゲルソン療法     

 簡略版ゲルソン療法の基本       

 ゲルソン療法を指導するクリニック   

 

1.      自己紹介とゲルソン療法

21世紀はガンのオールターナティブ・セラピー(代替療法)の世紀といわれています。このホームページでは、大腸ガン、転移性肝臓ガンで5年生存率0%と告知された医師が、自らのガンをゲルソン療法という栄養療法で克服した体験記を御紹介します。

この医師とは、精神科医である私、星野仁彦です。大学病院(福島県立医科大学神経精神科)に勤務していますが、手術と抗ガン剤では治らなかった大腸ガンと転移性肝臓ガンを栄養療法で克服し、健康を回復しました。詳しくは、マキノ出版(03-3815-2981)『ガンと闘う医師のゲルソン療法』(1.600円):星野仁彦著を参照してください。

 

 ゲルソン療法とはシュワイツアー博士の親友として知られるマックス・ゲルソン医学博士が1930年代に開発した治療法です。ガンを全身の栄養障害・代謝障害ととらえ、食事を変える事によってガンを退縮させたり、再発を予防する治療法です。後述のように、大量の生野菜ジュース、塩抜き、脂肪・動物性蛋白質抜きの食事などがその柱になります。
 日本ではまだあまり知られてないのは誠に不思議ですが、欧米ではよく知られた代替療法のひとつです。アメリカ、ヨーロッパ、メキシコなどではゲルソン療法でガンを治した人は何千人もいます。アメリカのレーガン元大統領は大腸ガンになりましたが、ゲルソン博士の流れをくむ医師の指導で、初めから栄養療法を行って良い経過をたどっています。

 2.      私の大腸ガンと転移性肝臓ガンの経過

私の大腸ガンと転移性肝臓ガンの経過を簡単に説明しましょう。自分の体に異常を感じたのは、平成23月のことでした。時々左の下腹部に鈍痛を感じるようになったのです。前後して下血も有りました。また医学用語でテネスムス(裏急後重)といいますが、大便をしてもすぐにまた催します。そういった症状が日増しに重くなってきます。大腸ガンではないかと疑いました。早速私が勤務している大学病院の内科で、バリウム注腸二重造影法という検査を受けました。その結果、大腸のS状結腸の部位に、直径4pの大腸ガンが発見されました。その後の大腸内視鏡検査での直視下生検によって病理学的に大腸ガンの確定診断が下されました。大学病院の外科で開腹手術を受けましたが、ガンは予想外に広がっていました。大腸の一番外側の壁(漿膜)まで破れていて、局所のリンパ節にも2ヵ所転移していました。大腸ガンの進行度を表す国際的な病期分類には、デュークス分類法があります。私の場合C〜Dに当てはまります。この時点で5年生存率は高く見積もってもせいぜい2030%です。
 手術後は再発予防のため、やむなく抗ガン剤(UFT)を服用しました。医師ですから、大腸ガンには抗ガン剤は効かないことを知っていましたが、その他に再発予防の方法は知らなかったのです。食事は相変わらず、悪い食事(肉食、脂っこい食事、アルコール類)を摂っていました。
 心の中には絶えず再発への不安はありましたが、不安は意外に早く現実となって私を襲いました。平成2年8月頃から全身の倦怠感を感じるようになったのです。念のため専門医によるエコー検査を受けたところ、転移性肝臓ガンが2ヵ所発見されたのです。2つとも直径1p以上でした。この時私は、生命の崖っぷちに立たされた心境になりました。なぜなら国立ガンセンターの統計で大腸ガンが肝臓2ヵ所に転移した場合の5年生存率は0%であることを専門外ながら知っていたからです。この統計の数字は現代医学の通常療法では助からないことを意味しています。この時のショックは大きく、精神科医でありながら、絶望して落ち込んで夜眠れなくなり、うつ状態に陥りました。しかし、「冷静に対処して、この難局を乗り切ろう」という内なる声も私の中にありました。 

3.      私を救ってくれた「ゲルソン療法」

その時私が選んだ治療法が「ゲルソン療法」でした。私はラッキーなことに平成2年の5月頃、たまたま入った書店で、今村光一氏の「ガン勝利者25人の証言」(主婦の友社)を書棚に見つけたのです。早速購入して読んでみると、大腸ガンの患者3名を含め、様々な種類のガン患者が栄養療法でガンを克服した経過が詳しく述べられていて、医師である私から見ても非常に説得力があり、理論的に納得できるものでした。なぜなら今振り返ってみると、それまでの私の食事はゲルソン食とは正反対の悪い食事であり、ガンになるための人体実験をしていたようなものでした。好物は肉、中でも厚切りのステーキ、ハム、ソーセージ、それに天ぷら、チーズ、乳製品、高脂肪の食品が大好きでした。アルコール類も大好きで毎日のようにワインやウイスキーをかなり飲んでいました。ゲルソン療法によれば、これらはガンのリスクファクター(危険分子)です。ゲルソン博士は、ガンは全身の栄養障害・代謝障害がもたらす病気と定義づけています。高蛋白、高脂肪の食事に偏っていれば、ビタミン、ミネラル、酵素などが不足し、体の様々な代謝に異常をきたします。そしてその結果として、ガンをも引き起こすというゲルソン博士の理論は、悪い食事ばかり摂っていた私には大変説得力がありました。
 私は妻の協力を得て、後述のゲルソン療法を厳格に実践して、再発を予防することができました。平成12年の秋で満10年になります。国立ガンセンターの統計の5年生存率0%を塗り替えたことになります。私は現在でも肝エコー検査、腫瘍マーカー検査、胸部と腹部のCT検査を定期的に行っていますが、異常なく経過しています。現在は病前よりハードな仕事を疲れることなくこなしています。

4.. 簡略版ゲルソン療法の基本

次に私が実行したゲルソン療法の内容を紹介します。ここに挙げたのはあくまでも簡略版のゲルソン療法であり、ゲルソン療法の原法はもっと厳格なものです。簡略版にした理由は、仕事を続けながらゲルソン療法を実施しなければならなかったからです。食事を緩やかにした分、免疫療法を併用しました。詳しくは上記の拙著『ガンと闘う医師のゲルソン療法』(マキノ出版)を参照して下されば幸いです。


ゲルソン療法の基本

無塩食
油脂類と動物性蛋白質の制限(摂取できる油:亜麻仁油、エゴマ油などのオメガ
3脂肪酸とオリーブ油などの単価不飽和脂肪酸)
大量・多種類などの野菜ジュース(人参、青汁ジュースなど、120003000mlのジュースを数回に分けて飲む)
アルコール、カフェイン、たばこ、精製された砂糖、人工的食品添加物などの禁止
芋類、未精白の穀類などの炭水化物、豆類、新鮮な野菜や果物、堅果類、海草を中心とした食事
 以上の他、ケースのよって、コーヒー浣腸、甲状腺ホルモンまたはヨード製剤、肝臓酵素製剤、カリウム剤などを用います。

*ゲルソン食の例

      
朝食:五穀粥、煮野菜、ミニトマト
人参ジュース、リンゴなど
昼食:五穀パン、煮野菜、スープ
人参ジュース、ミカンなど

5. ゲルソン療法を指導するクリニック

ゲルソン療法を希望する患者さん、御家族は下記のロマリンダクリニックに来院してください。
※注:来院前に『ガンと闘う医師のゲルソン療法』(マキノ出版 
03-3815-2981)を熟読してください。

ロマリンダクリニック
 住 所   〒963-8004 福島県郡山市中町3-1 郡山ビューホテル2F
 予約制   TEL024-924-1161  FAX024-924-1183
        http://www.lomalinda-jp.com/
 診療時間  月・火・木・金・土(AM10:00PM100PM230630
 医 師

 

写真左より

水上治先生、富永国比古先生、星野仁彦先生

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    EmailにてDr.星野までお気軽にどうぞ!