九七式中戦車(チハ車)
神奈川県三浦市
神奈川県三浦半島の海岸に旧軍戦車が埋まっているのが見つかったというニュースをネットで知り、見てきました。
三浦半島の東側先端、雨崎の海岸を目指します。
霧にかすむ突端部が目的地です。
最寄りの漁港に車を停め、後は海岸線を徒歩で行くことになります。徒歩で10〜15分ほど。
到着です。中央に白服を着た人が立っている辺りに埋まっています。
ちょっと近づいて撮影。
反対側から撮影。戦車砲の砲身が見えています。
車内から撮影。
周囲撮影
周囲写真1:狭い浜辺の、波打ち際からすぐ近くの場所です。
周囲写真2:浜辺近くまで高い崖が迫った場所ですが、埋没場所は高い崖から少し離れています。
埋没部写真1:近景 2:遠景
段差1メートルほどの崖下からわずかに露出している状態です。
今は横須賀土木事務所が目印になるモノを置いているのでよく目立ちますが、これが無かったら遠景写真では全然目立たなかったでしょう。
崖上より撮影

崖の上に登って撮影。
ニュースで話題になってから、訪れた方が少しずつ掘っているそうで、今では砲塔部裏側の開口部がはっきりと分かるようになっています。
砲塔開口部が車体の正中軸からズレているのが分かります。九七式中戦車の特徴です。
崖に今も埋没している方が前方ということになります。
本体部撮影
やや傾いた状態で埋没しています。
砲口部が目を引きます。車体内部はほとんどカラです。
前方に窓のような小穴が二つ並んで見えます。左側(砲塔シフト側)は操縦士窓、右側は車載重機関銃の取り付け穴です。

砲塔部が露出している側から撮影。来訪有志が砲塔部を掘り進めているとのことです。
車体中央部の上部転輪が見えます。ほぼ中央部から切断されていることが分かります。
車体両側面に下部転輪が見えています。
転輪部クローズアップ。ゴムもよく残っています。
上部転輪も見えています。


砲塔シフト側を撮影。


反対側を撮影。こちらの上部転輪は埋没していて見えません。

内部、中央部に変速器とおぼしきメカ部が見えています。
メカ部近撮。
床面に槓桿らしき物が見え、奧に起動輪に繋がる車軸?と思われるものが見えます。

砲塔部クローズアップ。

砲身部クローズアップ。57mm戦車砲の特徴もよく残っています。

砲塔開口部クローズアップ。ギザ溝やレバーなどもよく残っています。

搭載砲の尾部も、なんとか形をとどめています。

お子さん連れの地元の方が散歩に来ていました。
そういう場所に、かような物が埋もれたままに半世紀……。
聞くところによると、掘り出して別場所に保存するという話もあるそうですが、このようなシチュエーションが失われてしまうというのは、ある意味非常にもったいないような気がします。