20077月の トンテンカン劇場

2007/7/23(月)『台風が去ったと思ったらまた地震が

〆切が終わったあと、寝床に倒れ込んで目を覚ましたときが朝で、ついでにお天気がいいと、部屋の後片付けやたまった洗濯物や布団干しにすぐにかかれて、バタバタ動いてるうちに体力も回復して、日常生活に復帰するのがワリと容易なんですが、仕事明けが梅雨のジメジメ天気で、そこへ台風がやって来るというのは最悪のパターンかもしれません。
湿度80%の日が続いて枕から頭が上がらず、ああ、暗いな〜。天気、悪いな〜。ダルいな〜。お掃除イヤだな〜。とグズグズしてると(「怠け者」と非難されても反論する気はありませんが、それまでの期間が寝られないは、起きてるときはずっと机の前に座り続けで、右腕を動かし続けで、精神的にも追いつめられてキリキリで、タイヘンなんです…)、また地震が起こりました。

被害を受けた方々にお見舞いを申し上げます。
一刻も早くもとの生活を取り戻して、以前のように安心した楽しい生活が送れる日が早く来ますよう、祈っています。

 

ほとんど地震のない金沢で、3月に続いてこの16日にもドンッときて、そのあと横揺れが強くなったり弱くなったりしながら長く続いて、机の下にもぐろうか、玄関から出ようか、と考えてるうちに収まって、能登地震の余震にしては遅いな。ひょっとして違うところ?と思ってたら、また、新潟とは…。

なにかヘンなんじゃないか…と理屈じゃなく、体で思っています。
地球は人間を乗せてることなど気にせず、中心のマグマや地層が熱反応や磁力や引力の作用でかってに回っているわけで、地表にへばりついてる人間たちが二酸化炭素を出して地球を暖めたり、電磁気を出したりすれば、それが彼らの物理的活動に影響を与えてこれまでと違う動きをするのは当然だろう…。
だから今の私は、秋には今度はどこで起こるだろう?と考えています。
また新潟?(04年の中越地震と能登地震と中越沖地震は同じプレートらしいんですが…)それとも違う「地方型地震」で、人口減少の高齢化地域に痛烈な一撃を与えるのか。「都市型地震」で産業を壊滅させ、日本の国が傾くような被害をもたらすのか…。
秋でなければ、来年の春か、夏か、あるいは再来年…。必ず起こる、ぜったい起こると思って、その被害を最小限に抑える方法を探ったほうが良い。

 

6月はお天気が良くて、夏至までは日照量が増えるばかりなので、「ヘタレ〜」の私でも体調がけっこう良くて仕事も一番はかどる季節なので、「お待ちかね!今夜も一人で絶叫ショー! 」みたいな恥ずかしいことはもう止めることにします。もっとも今年の秋までに金沢から引っ越しできなかったらまた復活するかもしれません(笑)。引っ越しは大ごとなので、12月から2月まで「冬眠」する可能性の方をなんとか探ろうと思っています…。
たとえお天気が良くても、原稿というものはやっぱりラクには上がらないもので(^^;)、ここでちょっとぼやくことにします。

お読みになった方にはお分かりでしょうが、今回は物語の転換点で、場面転換がやたら多くて、ただでさえ時代物は背景が無いと「今とは違う場所で、違う時代ですよ」という説得力が無くなるんですが、それに加えてさっきとは場面が変わりましたよ、この人がこういうことをしてますよ、ということを分かりやすく読者に伝えるためには、大きな背景を数多くちゃんと描く必要があったんですが、背景をちゃんと描こうとしたら時間切れになって…、ハァ〜、悔しい…っ!
今回はいつもより背景が多い、と分かっていれば、ネームを早く上げて、絵に使う時間をいつもより多く確保すればよかったんですが、ネームがいつ上がるかなんて漫画家にも分からない永遠のナゾです(^^;)。

相変わらず泣き言の多い漫画家ですいませんm(_ _)m。

「朝日ソノラマ」という会社が無くなるということで、皆さまにご心配をおかけしているようですが、私としては今までとなんにも変わらないよと言われているので、今まで通りお仕事をしていくだけです。
ソノラマはむかし社会の公器である新聞社が「娯楽」を扱うのはいかがなものか、ということで外に作られた会社だと思いますが。たしか集英社も教科書を作ってるお堅い会社(小学館)が、エンターティメントをやるために外に作った会社だと思いますが。
時代が変わり、文化やエンターティメントの基準が変わった今、経営上の問題は一介の漫画家とは関わりのない、上の方の遠いところで起きている話であります。

もちろん出版業界は今とても厳しい状況で(新聞も)、少女漫画界もけして景気がいいわけではなくて、ソノラマではこれまでいくつもの雑誌が廃刊になりましたし、私も描いていた雑誌の多くが無くなっていますし、今描いている雑誌でも、アンケートが悪い、あるいはコミックスが売れないからと、いつ切られるか分からない緊張の中でいつも仕事をしています。
より多くの皆さまに楽しんでいただけるような作品を描きたい!と、自分なりにいつも思っているんですが、出版も経済活動ですからいろいろなことがありますし、これからもどんなことがあるか分かりませんが、私としては絵と字を使って人にいろいろなことを伝える「漫画」という手段はとても面白いものだと思っていて、その可能性を追求してそれを人に伝えたいと思う限りは、それを伝える方法がどう変わろうと「描きたい」と思うのであります。

すいません。怠け者の作家ではありますが、私にとっては目の前にある白い原稿用紙だけがすべてなのです。