20059月の トンテンカン劇場

2005/9/10(土)『メンテナンス計画は一応終了。しかし…』

長らく留守してしまい、本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m。
去年の10月頃からHP改造計画を進めていて、12月にTONTENKAN劇場をリニューアルしたあとも、ずう〜っとページをコツコツ書き直したり、コンテンツの構成をチマチマ変えたりと作業を続けていたんですが、これがホント〜にタイヘンで、悪戦苦闘。連戦連敗の連続でした。
ホームページの作り直しは本当にムツカシイ(涙)。

もしあなたがこれからHPを作ろうと思っていたら、どういうページを作ろうか?と考えると同時に、これからだんだん記事をアップして内容が増えていくとどういう形になるか?!ということをあらかじめ頭の中で想像して、それに基づいて全体の構成を考えることをオススメします。
構造やコンテンツの区分けをどうするか、どういう技術を使って作るかを先に考えて作らないと、貴方はきっとあとで大変な目にあいます。
だから本屋さんの棚に並んでいる「HPの作り方」という本はみんな、必ず『最初にプランを作ろう』という図解のページから始まるんだけどね(笑)。

でも、プロのHP制作者ではないフツーの人は「よ〜し、HP作ろう!」と思い立ったとたん、私はこういうことがやりたいんだ〜っ!と猪突猛進して、その過程でうわっ、こういうこともできるのか、あ〜ゆ〜こともできるのか、…と驚いたり喜んだりしたことをぜんぶ入れて、気がつくとワケの分からないものを作って、あとでしまった〜っ!て後悔するんだよね(笑)。

ましてやこのHPを作り始めたとき、私は「Photoshop」を入れたばかりで、このソフトを使ってる人にはきっとお分かりいただけると思うんだけど、「Photoshop」を入れるとそれで遊ぶことに有頂天になって、止まらなくなって、よくいえば「作りながら学んだ」ともいえますが、たしかにHPを作ることでパソコンに習熟していったことは本当によかった!と感謝してますが、これまで歩いてきた道をふり返ると、そのあまりのデコボコさと秩序のなさに、ああ、最初からもっとちゃんと考えて作っていればなあ(無理、無理…)。

もう一つ問題だったのはHP作成ソフト「Dreamweaver」
「夢を紡ぐ人」というこのソフトの名前が私は大好きなんですが、とても優秀で多機能なソフトで、その機能をなんでもかんでも使ってページを作っていたら、しばらくたって新しい記事をアップするとき、マニュアルを読み返さないと更新ができなくなって(笑)、その時間が取れないまま、いつか、そのうち…ということがつぎつぎと増えていって、優秀で多機能なソフトは初心者には「つまずきの石」だと知りました。

というわけで構造上の不備が多すぎるうえに、経なければならない手順が多くて更新に時間がかかって、これから果てしなく続く地平線を見やったとき、これではきっと途中で遭難する。いったいどうしたらいいんだろう…?と考えて、そうだ。
構造改革が必要だ。
もっと内容を整理してムダをはぶいて構造をスリム化しないと、日本にも、私のHPにも、未来はない。…という結論に至りました。

目指すのはドラッグ&ドロップ&コピー&ペーストで作れるHP!
きて下さる方にはもっと見やすいページに。
作り手には最低限の手間で更新できる易しいページに。
毎日呼吸するように、自動筆記のように、ふと、これアップしようと思ったら、いつの間にか記事を書いてて、気がついたらそれがアップされて、更新されてる、そんなページです。
自分でHPを作ってる方は、きっと今、吹かれたと思います(笑)。

構造改革って大変ですね。
私がHPを作り始めた頃にさんざんお世話になった素材ページがここしばらく閉鎖していて(ヴァージョンアップのため)、先日やっと再開したので喜んで行ったら、以前のページと違うところに新しいページを別に作っていて、すごく使いにくくなっていて、前の方が見やすかったなあ〜って思ったんですが、なにしろとっても巨大なサイトだったので、総ファイル数が数千か数万個あって、そのファイルを整理して、新しいカテゴリ別に分けて、リンクをぜんぶ指定し直して、それをアップして、って精神的にも物理的にもものすごい負担になるから、とてもできなかったんだろう。
たくさんのファイルを並べて点検するのって、表示がディスプレイに限られるパソコンより、ローテクの印刷物の方がぜったいラクですね。パソコンがどんなに普及しても、オフィスから紙が無くなる日は来ないだろう。

さて。どこを直そう?と改めて見返すと、このHPを作り始めた頃、私はなにをどうやったらいいかまったく分からなくて、漫画はもう何年も描いてきたんですが、HPは初めてで、あたりまえですが(笑)、自分の思ってること、伝えたいことをどうやって表現したらいいんだろう…って意欲が、ああ、ここですべってるな、ここで迷ってるな、ここで力んだな、というのが分かる。私はHPのプロじゃないので、と居直ってそのまま残したところもあるし、直せるところはなるべく直したんですが、HPの構成ってホント、あってなきがごときですね。

漫画の構成と違ってHyper Textは「リンクがいのち」だから、どこから読まれるのか分からないし、次にどこに繋がるか分からないし、だからって書いた記事のインパクトとか連続性とかは私自身の中にあって、これを読んだり見たりした人が「エンターティメント」としてどれだけ楽しんでくれるかということを、職業的慣習としてどうしても計算したくなるんですが、漫画の構成を計算する方法は使えない。
むしろHPの場合はパーツ、パーツを見た人がどう思うか、という計算をするのが正しいのかな。
つまり、総体としての計算法が無いということですね。

Hyper Textはむつかしい。
むつかしいから、それを使ってHPを作ることはとても面白くて刺激的なんですが。

ところで、ブログっていろんなことが出来るのにラクそうでいいですね〜。
なんて以前言ったような気がしますが、あの言葉は訂正させていただきます。
昨今検索であちこち回ってると必ずブログに行き着いて、なんとなく読んでいると、ブログってものすごく濃い内容をほとんど毎日か二、三日おきに更新していて、面白いなあと思いながら、これは尋常のエネルギーじゃできない。ぜったい一年半で倒れる(笑)。ま、倒れたらしばらく休んで、また立ち上がって始めればいいんだろうけど。日記という形式で、「今」という時間と空間の交差点を疾走するブログは、HPの数倍のエネルギーを必要とするだろう。
たぶん集積装置と電話線を使って行う自己表現には、「これが正しい!」という王道も近道もラクな道も抜け道もないのだ。ネットワーカーは自らの妄想と意志と体力を頼りに、道なき道をあゆむ孤独なハンターなのだ(^^;)。

今でもこの構成が一番いい!という確信は持てないままで、動作確認も本当は最初からチェックしなきゃならないのに、それをやってるとたぶん途中でまた直し始めると思ったので(笑)、技術的ミスは一つや二つや三つじゃないと思いますが、完璧をめざしたら「ドルチェでいこう」はたぶん「永遠にメンテ中」になると思ったので、とにかく改造してしまいます!
早くHPを動かして、更新しながら不備な点に気付いたら、そのつど直して、もっと理想のHPに近づけていきたい。と思っておりますので、どうかこれからも温かい目で見守ってやって下さいm(_ _)m。

と、相変わらずいいわけの多いHPでございます。