温度・湿度計

ヤマギワ電気本店で見つけて、即購入。1840円なり。


私が今住んでいる金沢という町はとても湿度が高い。
とくに夏と冬、高い。(秋と春はまあまあだ)
暑いうえに空気がベタベタだとますます暑くなるし、零下なのにシケってドボドボだと、服を着るのがツライ。湿気を含んだ冷たいシャツがベタッと皮膚に張りついて、そのまま湿気が体中に浸透してギシギシ骨をきしませる。
そういう日は外に出たくないなあと思って、外どころか寝床すら出られない。起きて朝食を食べて、さあ、しめ切りだ!と机の前に座っても、今日はネームが進まないなあ、アタマの中にカスミがかかってる…と思う日は、必ず湿度が高い。東京にいるときの防御装置は加湿器だったが、こちらではエアコンのドライや除湿器が必需品。万全の防御態勢を整えていても、思考力がダウンしてしまい、スイッチを入れる前に床の上でゲル状の物質と化してしまい、つまり人間ではなくなってしまい、際限なくいつまでものびてしまう…。
だからずっと天気予報はなぜ湿度を予想してくれないんだろうとナゾだった。カサを用意することやジャケットをカバンにひそませることも大事だが、湿度こそ明日の行動エネルギー量を計る目安。あした高湿度が到来するという「湿度警報」が発せられたら、「負けるもんか」と覚悟を固め、どんなことがあろうとウチの玄関は一歩もまたがせないぞと手元にあるすべての機械のスイッチを入れて、湿度到来を迎え撃つことができるのに。

この機械は上は温度計、下は湿度計になっている。
そのまま置くこともできるし、壁にも掛けられる。
一目で気温と湿度が分かり、思考力が消滅する前に「あ、やばい」と察知し、必要な対策を判断して手を打ち、湿気から身を守ることができる。に違いないと、私は期待している。
この日は晴れているうえに除湿器もフル活動で、気温28度、湿度46%で、体にはラクな日であった。


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