ごめんなさい!「Shang-hai1945」第二巻の183ページのネームが飛んでいます!!!

 

↑これはフラワー・コミックス(小学館)版のページです。
寄る年波に紙が茶色に変色しているところが悲しい…。
講談社漫画文庫版の「Shang-hai1945」の第二巻の182-183ページ に重ねて読んで下さい。


 

申しわけありません!もう、本当にごめんなさい〜、です!!!

4月11日に発売された講談社漫画文庫版の「Shang-hai1945」の第二巻の183ページのネームが飛んでいます。
発売前に「青刷り」というのが来て、印刷に間違いがないか作家がチェックするのですが、私ときたらちゃんとチェックしたにもかかわらず、ネームが飛んでいることに気がつかないという、とんでもないミスをしてしまいました。本当にすいませんm(_ _)m。

じつはこのコマにこのネームがなくてもストーリーは通るので、ついそのまま読んじゃったみたいなんですが(笑)…なんて言い訳が通るわけありません。私の不注意です。ごめんなさい。でも(と居直る)私はとっても不注意な人間なんです…!

え〜と。
ネームがないと、戦争が終わったあとの港に佇んでいる本郷さんが、空を見上げてしばし沈思黙考しているところに、蔡文姫が現れます。
ネームがあると、戦争が終わったあとの港に佇んでいる本郷さんが、これまでの日々を苦々しく思い返して「独白」してるところに、蔡文姫が現れます。

どちらにしても二人のこれからの行方に変化はないのですが(それですむ問題じゃないでしょう!)、いや、はい。たぶんこのネームは無いよりはあった方がそのあとに余韻を残すような気がしますので、どうかお買い上げくださったお客さま方には、183ページの空をバックに船が浮かんでいるコマに、本郷さんのこの独白をのせてお読み下さるよう、心からお願い申し上げます。

 

 

というモノローグです。

「オリンピアード」の描き直しを私が遅らせてしまって、その原稿を出したあとずっと徹夜でヨロヨロしているところに、すぐに「青刷り」が来るという「押せ押せ」の進行スケジュールになってしまって、かなりボーッとした頭でそれを見ていたらしい…。と今さら後悔してもあとの祭りで、謝ってすむことじゃないんですが、ほんと自分でも悔しいです。申し訳ありませんでした。

これ以外にネームのミスがないかというと、「オリンピアード」のフランス語のつづりとかちょっとしたところが抜けているんですが、ああ、これはケアレス・ミスだなと読み流せる範囲なので、私はあまりそういうことを気にしない性格なので(←シバいてヤキを入れてやらないとダメですね^^;)、もしもいつか幸運にも重版がかかる時がありましたら、その時にはすべてきっちりと直させていただきます。

 

 


 

ところで〜っ!

このオビのキャッチ・コピー、サイコ〜だと思いません???
アタシはいったいどういう漫画を描いたのだろう…とクラクラ(笑)。
二冊並べるとワクワクドキドキ、血が湧き胸が騒ぎます。
編集さんの苦労がしのばれます(笑)。ホントありがとう。この御恩は一生忘れません!

 


2003/5/16

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