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芳紀66歳
自動車学校てんやわんやのてんまつ記(2)


北海道での講演を終えて日曜日に帰り着いた私は、その足で病院に飛んでいった。夫は痛々しいほどやつれていた。「痛い、痛い」と、それだけを夫は言う。北海道では、講演のスタッフの皆さんと、それなりに楽しく過ごしていた私 は、すまない思いで胸がいっぱいになった。
医者は、「もしもの時もありますから」と言い、私は書類にサインをした。麻酔を掛けて手術をする時の常套の言葉だと自分に言い聞かせてみるが、しかし本当に、「もしも」はあるのだと思うと、打ち消してみても不安は黒雲のように湧き上がってくる。
月曜日、手術の当日、私は手術室に運ばれる夫に向って、「大丈夫よ、大丈夫だからね」と、そんなことばかりを言っていた。
大腿骨といえば、大変なところを骨折したものだ。私は手術室の前でうろうろし、しまいに事務室から椅子を借りてきて、廊下に座って終わるのを待った。2時間くらいだと聞いていた手術が、3時間も掛かった。
しかし、とにもかくにも手術は無事に終了した。
やはり相当痛いのか、食欲がでない。点滴をし、輸血をし、個室のままの病院生活が続いた。
さて困ったのは、私の家に車に乗る人が無いことであった。病院まで相当の距離があり、毎日通うのは、私にとって大ごとであった。自転車に乗るのは良いのだが、雨の日は困った。それ相当に仕事も持っている。
「車に乗せてあげるから、遠慮なく言ってね」と言ってくれるけど、私の知っている人は忙しさの固まりみたいな人が多いのであった。

 

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