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芳紀66歳
自動車学校てんやわんやのてんまつ記(15)


さて閑話休題、ちょっとばかり横道にそれてしまうが、お許しあれ!
教官といえば、オオムカシ、1980年代に『スチュワーデス物語』というテレビ連続ドラマがあった。そこには「どんがめ?」と呼ばれているスチュワーデスがおり、たしか教官役が風間杜夫であった。「どじでのろまな亀」は堀ちえみ。
「教官!」イコール『スチュワーデス物語』とすぐ出てくるのだから、たしかに印象的なドラマであった。しかし、この堀ちえみのどんがめ?振りがなんとも気恥ずかしくて、見ていられなくなり、途中で見なくなってしまった番組なのであった。軽いドラマの、走りかも知れない。高視聴率だったと聞いている。
私は、どちらかというとシリアスなもののほうが好きなので、見るに耐えなくなったので良く覚えている。これはまったくの好みの問題だけど……。
ここで少し、免許取得の手順について述べてみようと思う。
まず学科の仮の模擬テストがある。これが「仮模擬」で、それに通ると場内での運転実技の試験を受けられる。この実技は「修了検定」と呼ばれ、修了検定に合格して、やっと仮免学科試験が受けられるのである。『仮免』までの道のりも相当なものだ。
「『仮模擬』の出題は40題です。四つまでですよ、間違えられるのは!」
「えーっ!」という小さいため息が、そこここから湧いた。
学科は、100点満点として90点が合格ラインだ。しかし、4問しか間違えられないというのは、かなり厳しい。
「ちゃんと学科を聞いていれば、大丈夫です」
休憩時間は、あちこちで、教本に頭を突っ込むようにして読みふけっている者。問題集を、せっせと解いている者。
私の横の長椅子では、若い女の子が二人、頭を寄せてしゃべっている。
「聞いたんやけど、問題集をやっとくほうがええみたいよ」
「そうかぁ、やっぱりな。そやないかと私も思とってん」
このように、みんな真剣なのだった。
学科のときに教室で騒ぐ者はおろか、私語さえも聞こえてこない。すべてとは言わないが、ほとんどの者が目の色を変えて先生の話を聞いている。
私といえば、暮れから正月に掛けて、夫が外泊で病院から家に帰ってくる。この外泊は「馴らし」の意味もあって、それをうまく乗り切れば、退院は間近いということになる。私は一つの目処として、夫が外泊で帰ってくる暮れまでに学科テスト「仮模擬」に通りたいものだと思った。

 

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