お荷物室

ツンポコともちゃんのドライブ白書


この度、日頃ツンポコドライバーと言われているともちゃんがちび車から普通車に乗り換える事となりました。
新しい車は大胆にもフランスの車でルノーのルーテシアという車です。
勿論、ツンポコドライバーのともちゃんには、性能がどうのといった事は全〜ったくわかりません。
ともちゃんにとって車はかわいい車とそーでない車しか存在しません。
でも、ちゃんとポイントは押さえました。
お尻が痛くなくて、四人乗れて、もちろんかわいいことです。
お尻が痛くない事はセールスさん言わく、唯一のセールスポイントだそうなので心配有りません。
かわいいかどうかは、、、、、、良く分かりませんが。ともちゃんはすんごくかわいいと思っています。

ということで、ともちゃんはとにもかくにも普通車のオーナーになったわけで、
これを機会に今までのツンポコドライバーから脱却して晴れて立派なルノー乗りになろうと決心したのです。
このページはそんなともちゃんの汗と努力の成長記録です。


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2004.03.21
ずいぶん長いこと更新しなかったものだ。
だまってお休みしてごめんなさい。ちょっと忙しかったのだ。
といっても、うーとか、あーとか言っていただけなのだが、、、、
そうして、かれこれ3ヶ月あまりのうーとか、あーの果てに
ついに今までの人生で最高に高額の買い物をすることになってしまったのだった。

二階で洗濯物を片付けているとドクターがダダダッと階段を激しくかけ上がってくる。
何だと思って見ているとプリンターの紙を1・2枚もって降りていった。と、また舞い戻ってきて

今度はなぜか待ち針を持っていった。
なんじゃあ???

一階に降りると紙が待ち針で壁の2カ所に留められていた。

ちゃんと紙は実物の大きさになっていた。
ドクターはパソコンで紙の位置に気になるあの子を貼付けているところだった。
すごすぎる。。。。

ああっ、こんなドクターに誰がした。

そもそも事の発端は私が人生何度目かの欲しい病を再発してしまったことに端を発している。
『 あ”ーっ!!! XXくらいなら買えるかも〜。』と、XXが誰かはともかく、
実はかなりの巨匠のXXを検索しまくった。

”は〜、やっぱりXXはいらない。”
1〜2週間した後、ふとダメ元で時々欲しい病を起こさせてくれる画家を検索してみたら
なんと!版画なら買えることに気づいてしまった。それどころではない、がんばれば水彩だって、
死ぬ気になれば油彩だって買えないわけではないのだった。
今までは欲しいと思っても簡単には調べられなかったし、そりゃあもうどうしたって手が出ない
ものと思い込んでいて調べる気もなかった。それが幸か不幸か今はインターネットで簡単に検索
出来てしまうのだ。

あ”ー なんてこった!
 インターネット、なんて危険な!(ドク)
 もっと早く気がついていれば。。。。(とも)
 
 えっ? (ドク)

そうして1枚目の木版を購入することになった。
1月10日のことである。

その後、オークションで版画を一枚と挿画本を三冊購入した。
それぞれとても気に入っていたが、やっぱりすっきりとは満足出来なかった。
すべて直筆のサインがなかったのだ。
一枚目を購入する際、画廊の方が『 コレクションの一枚目としてはちょうど良いものですよ。』
とおっしゃっていたが、正にその通りになりつつあった。
ああ”、、、、この一枚が、、、、。

オークションやら画廊やらあちこち検索しまくった。毎週休みになると展覧会やオークションの
下見会に出かけた。過去のオークションに出品された物のチェックもした。
でも、欲しいと思っているようなものはほとんど見つからない。
よくこういうものはお金があるからって買えるっていうものじゃないって言うが、
それって本当なんだと実感した。その上、私たちにはお金もない。欲しい物で、
安くなくてはならないんだから、そりゃあもう、あるはずもない。

ところが木版を購入した画廊には欲しいー!!と思うものがいくつかあった。
しかもHPを見ていると類繁に削除追加がある。あ”〜 無くなっちゃったらどうしよう〜〜。
気になるものに近い感じのものが無くなったときには正直、いやかなり動揺した。
やっぱ出会っちゃったらお金は無くとも、とりあえず買わなくてはいけないんだと
都合良く自分に言い聞かせた。無くなっちゃうもん。
そうして初めの少女の木版を購入してからわずか2ヶ月半で今までの人生で最大のお買い物を
することになってしまったのだった。

3月13日(土)
別件で東京へ行ったついでに気になっている少女が無いかなあと突然ぶらっと例の木版を
購入した画廊に寄ってみた。
残念ながら少女は貸し出し中で留守だった。
戻ったら連絡くれるというので軽い気持ちでお願いした。
”戻ったら休みの日にでも来てみよう。”
そうなのだ、画廊にはいつでも絵があるわけではない。そこにあるのは一部で後は倉庫だったり、
どこかに貸し出していたりということがあるそうだ。

3月15日(月)
夜、画廊から電話が入った。
貸し出し中の少女が戻ったのではなく、わざわざ私たちの為に戻したと言うのだ。
もう一枚の気になる少女も一緒だ。
あ”ー走り出したら止まらない。

戻ったら連絡をくれるんではなく、戻したというのに、ちょっと憤慨しているかに見えた
ドクターが紙を待ち針で壁に留めている。( お前は 。。。)

3月17日(水)
会社を休んで実物を見に行った。
気になっている少女はインターネットで見ているだけで、まだ実物を見ていない。
この短い間の経験から行くと画面で良かったものが実物はあまり良くなかったり、
画面ではNGのものが実物は良かったりする。気になる少女はどうだろう?
もう一人の少女はすでに実物を見ていて、これはとても気に入っている。
もし実物を見て気になっている少女がダメだったらすでに実物を見ている少女を
購入するつもりだった。
この時点ですでに購入する気持ちは固まっていた。

気になる少女は思った通りさりげなく、人によってはこれでXXもするの?と言われそうである。
もう一方の少女はちょっと華やかで彼の作品では人気の猫を抱いた少女である。
しかもなぜか安い!
それに対し気になる少女の持っているのはなぜかタマネギである。

慣れない画廊探訪で、しかも自分に取っては大変高額な買い物をしようとしているのに
私ときたら実はとても冷静だった。
多分、この子が家にくるのは運命に違いない。成るべくして成ったことで。。。。

一目で私の気持ちはたまねぎ娘に決定していた。
私たちは結局、人気の猫を抱く少女ではなくたまねぎ娘を選んだ。

お金は私がタマネギ分、ドクターがそれ以外を出すことにした。
”ふん、タマネギの無いあの子なんて、豆腐の無いナメコのお味噌汁みたいなものよ”

シティーバンクで高額ですが何にお使いですか?次からは予約してください。と言われた。
”そうか、そうなのか。いつでもお金があるわけじゃあないんだ。”
私たちはこんなことも知らなかった。銀行強盗はよくよく調べなくては割にあわない仕事らしい。
良かった。しなくて。

さて、お気づきかもしれないが私というやつは興奮すると何も解らなくなってしまうやつである。
1、免許を忘れた。
2、お金を下ろすのに身分を証明するものが必要だというのをすっかり忘れていた。
たまたま今は保険証がカードになっているので、なんとか助かった。
”あっ!免許忘れた!”
”それでは、下ろせませんので。”
と、エレベーターの前で門番みたいに立ちはだかっていた女性に結構冷たく言われた。
シッシッと言わんばかりのところ、
”ああっ、ちょっと待って、なにかあるかも知れないので、、、”とバックを掻き回して思い出した。
”あっ! 保険証があります。”(ふん! 絶対下ろしてやる!!こうなったら全部下ろしてやる。)
なんとか、東京三菱もクリアーした。

ところが次に一番の問題があったのだった。
とうに満期を過ぎていると思っていた小額の定期が何枚か、実は満期がまだだった。
結構利率の高いものである。
結局必要ギリギリの枚数だけ解約し、後は別の銀行から少しずつ下ろした。
”これじゃあ、支払う時バラバラだ。恥ずかしすぎる。”

思った以上に銀行で時間がかかり、お昼もなかなか出てこなかったのも相まって、
約束の時間に大幅に遅れてしまった。ごめんなさい。
担当さんはお出かけ中だった。きっと食事に行っていたのかもしれない。
すぐに戻っていらしたけど、もしかしたら食べずに戻っていらしたのか? ごめんなさい。

早速バラ銭を出して数えてもらった。ちなみに消費税はサービスしていただいた。わ〜〜い!
と、素人の私たちはこの金額で喜んで良いのか大馬鹿者なのか、全く解らなかった。
”消費税はいただかないということでどうでしょう?”と言われ、
”正直、こういうものを実際購入する場合の金額は解らなくて、、、”と頭をかいてしまった。
我ながら、かわいすぎる。
多分、全くのド素人なのは解っているので、それなりに値引きしてくれているに違いない。
そのまま画廊の提示した金額で購入した。

小さいものなので持ち帰ることにして包装してもらっている間、紅茶をいただいて待っていると
担当さんがこの本はお持ちですか?という。最近出た2万なんぼの本と2〜3千円の本だ。
全くの新品である。
持っていますと言うと別の者を何種類か持ってきて、お持ちでない物があったらどうぞと言う。
一冊持っていなかったので戴いた。これは昔発行された物で新品ではないが、その分、
好きな者にとってはとても貴重なものだ。その後、もう一冊これも2万もするお高い本を
持ってきて良かったらお持ちくださいと言うので、ありがたく戴いてしまった。
家に帰って見てみると、しばらく楽しめそうな豪華な内容だ。嬉しすぎる。しかもほとんど
新品である。
その上、ぬわんとデメルのお菓子をおみやに戴いた。デメルというところがまた渋くていいと思う。
デメルを食べるのはかれこれ10年ぶりくらいだ。
家へ戻ってシャンパンと一緒に早速頂いた。まいう〜〜〜。



明日も会社だというのに酔ってしまいそうだ。
まあ、酔っているのは2ヶ月くらい前からずっとなのかもしれない。

鑑定書付きの絵を手にすることがあるなんて夢にも思わなかった。
絵に興味の無い人、この画家に興味の無い人にとっては単なる紙くずであるが、
私にとってはそれはもう歓喜の踊りを披露してしまうくらいうれしい。
今日はもう2回もしてしまった。といっても手を上げてくるくる回るだけだ。ああ、なんてバカ。
ついでにヒデキと一緒にYMCAも踊ってしまった。
これでもう本当にどうしても一生車はる〜ちゃんになってしまった。
しかし3年で5万キロ。一体どうしたら一生乗れるのだろう? 困る。

兎も角もこうしてタマネギ娘は我が家にやってきた。
今はG5の上でちょこんとしている。
すっからかんになってしまったのはちょっと寂しいけど、見ているとへらへらしてくる。
かなりのおばかである。

で、この子がうちのタマネギちゃんです。よろしく〜。

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ドクターへ
ごめんね。私なんかに捕まったばっかりに、
この5年間が無に帰してしまった。。。。。

しかたがない。また1から出直しましょう。
そうして、5年後に又一枚買いましょう。

買えなかったお嬢さん、5年間そこで売れずに待ってるのよ〜。必ず迎えにいくからね〜。


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