ポーラ美術館
2004.07.19 晴れ
POLA MUSEUM Of ART AM9:00
企画展
コレクションに見る 子どもの世界
フジタ、ピカソを中心に ”
にて
ヒメシャラの木立の中に見え隠れ
する美術館が、涼しい夏の朝に気持
ち良い。
ヒメシャラの木立の中に佇む美術館
ここからエスカレータでロビーへと
降りる。
自然環境を考慮し、地上は高さ8m
までに抑えてあるそうだ。
エントランス、ロビーは光をふんだん
に取り入れて開放的で、これまた気持
ち良い。
長いブリッジがエントランスへと続く
いよいよ突撃だ!
    ワクワク〜
これ欲しい。
終わったらくれないかな?
これも欲しい。
カフェ ”チューン ”より見上げる。
ポーラ美術館はとてもおしゃれな
美術館である。
販売機も別の建物を造る念の入れよう。
リッチな美術館でもある。
バス停だってある。この写真の手前に。
お土産だってゴ〜ジャス。
かつてこんなゴ〜ジャスなお土産を
見た事があるだろうか? 私は無い。
切っても切っても麗子
      ↑
ポーラ美術館収蔵品の麗子像
販売元、ポーラ美術館
日本で一番有名な子供なのに、、、今回の企画展『子どもの世界』には置かれていなかった麗子。
なぜか、、、常設展にあった麗子。
なぜか、、、図録の解説には載っていたが、図録に大きな写真は無かった麗子。

『子どもの世界』に入れる予定で図録を作ったが、いざ飾ったら止めたくなったのだろうか、麗子。
大きな写真は削除出来たが解説からは消せなかったのか、麗子。
滅多にお目にかかれない藤田嗣治のミュー
ジアムグッズ。葉書。しかも2種類も!
藤田は世界的な大家であるに関わらず、
理由あって、ミュージアムグッズはもち
ろんの事、美術書、展覧会の大変少ない
画家だ。

うれしい。。。。。
藤田の葉書
最後に、、、、
ポーラ美術館はバランスの取れた良い美術館だと思った。
静かな環境・開放的な外観、そして何よりそのコレクションの充実度。それぞれの画家の代表的な作品
をうまく選んだバランスのとれたセンスの良いコレクションだと思った。欲を言えば日本画が少し弱い
かなという感は有ったが。といってもたまたま展示されていたもので判断しているのであってコレクシ
ョン全部はもちろんの事、全目録も見ていない。コレクションは多岐に渡っているが、全体に共通する
センスの良さは規模が大きくてもそこはやはりコレクターの趣味が反映した個人美術館であるところも
面白い。さっぱりした好みが気持ちの良いコレクションだと思った。清々しい建物もそのコレクション
に合っていると思う。気持ちの良い時間を過ごさせてもらった。ポーラ美術館はまた行ってみたい美術
館だ。
今回目的の企画展示は画集で見て実際に見てみたいと思っていた上の葉書の二点や体操をする子ども達
や狐の家族の食事風景や藤田が裁縫をしている自画像を見ることが出来、大変うれしかった。
特に一生お目にかかる事は出来ないだろうと思っていた藤田のアトリエの壁一面に飾ってあった油彩の
小さな職業人が有ったのには驚いた。ここのコレクションだったとは。。。。
各絵の四隅には穴が空いており、元は壁に止められていたのが解る。私としてはアトリエにそのままの
形で保存しておいて欲しかった。しょうがないけど。
小さな職業人の挿画本も有ったが、私の持っている四十雀とは状態が全然違った。大変綺麗で驚いた。
私のはとてもバラして売れるような代物ではなかったので、あの程度の価格で購入出来たのだろう。
改めて思った。しかも綺麗なだけではない。さすがは美術館。エディションも2〜9/291(水彩1枚、スイ
ート4枚の入ったものもあり)と大変ご立派である。いいなあ。。。くれとまでは言わないから、一部売
ってくれないだろうか。もちろん格安で。
それにしても、子どもだけでこれだけのコレクションが有るのだから、全部で一体どのくらいあるのだ
ろう。藤田展をしてくれないだろうか?
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