前世紀前半、祖国日本に見放された一人の芸術家がフランスにいた。
この日記はその芸術家、藤田嗣治に魅せられた貧乏サラリーマンが
無謀にもコレクターに成らんとする苦難の記録である。
尚、本人は結構幸せらしいが、寄付は随時受付中である。

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2011.06.09

NHK BSプレミアム  
6月27日(月)午後8時〜9時
『おまえなしでは生きていけない〜猫を愛した芸術家の物語〜」
 シリーズ初回 
   藤田嗣治篇 画集「猫の本」
藤田役に竹中直人さんとのこと。

みなさん!ふるって観ましょう。



2011.06.05

一年も更新していなかったのに、今更なんだろう?ですが、洋子先生がまた本を出すらしいのだ。
それも今度は藤田の『本』のしごとについてなんだそうで、藤田の挿絵の本を集めている私としては
黙っていられな〜い。

私のコレクターの仕事も最初の本と最後の本を押さえてあるので、後はそれほど欲しくないし、
特装版とかはやっぱ欲しいけど、高くて買えないし、この辺で一区切りでもいいかなとも思っていたのだが。

実はもっと早く作った本があるとか、もっと遅くに作ったのがあるとか書いてあったらどうしよう。
やめられないじゃないですか。
あ〜こまるわ。
あ〜でも楽しみ。

発売は6/17です。皆さんこぞって買いましょう。あ〜こまるわ。
林洋子著 『藤田嗣治 本のしごと』 集英社新書



2010.09.08

ペーパークラフトで昆虫たちを
斉藤卓治さん『紙の昆虫たち展』が松屋銀座で開催されるそうだ。




今年の夏は暑くて虫取りどころではない感じだったけど。(今も)



2010.07.02

久しぶりに藤田関係を紹介。
と言っても本の挿絵が藤田なのではない。藤田の蔵書と思われる本を紹介する。

The
Disobedient
Kids
and Other
Czecho-Slovak
Fairy Tales
   
BY Bozena Nemcova
チェコスロバキア 1921年発行

見返しに藤田のサイン


” Foujita
  Paris 1922
  嗣治蔵書
 ”
      

サインのある見返しの次のページはサインを白く残して日焼けしている。

藤田の蔵書はこれ以外見たことが無い。結構珍しいものではないかと思う。
そもそも藤田は本をあまり持っていなかったのではないかと思っている。藤田の家には蔵書はどのくらいあったのだろうか?
写真のバックに本が写っているのは、飾り棚に少々と、アパートで電話中の藤田とユキの後ろの2つの棚いっぱいに本らしき
ものが写っているくらいである。それだって、もしかしたらユキのものかもしれない。あえて写さないようにしている場合も
あるかもしれないが。
また、蔵書票の見当たらないのも本好きで無さそうな感じがする。
藤田は色々身の回りの物を作ったり、自刻の版画もあるのに、フジタの蔵書票は見た事が無い。本好きであったら当然作り
そうなものである。



2010.06.02

なんでも鑑定団に澤田政廣が出てしまった。
いつか木彫を手に入れたいと思っているのに、人気が出ちゃったら困る。



2010.05.27


スパティフィルムがようやく一本つぼみを付けた。

貰って来てから10年、毎年咲いていたのに去年は3鉢共、一本も咲かなかった。

実は去年、それまでUVカットフィルムを貼っていたガラスに一枚ヒビが入ってしまったので、
東と南側のガラスを全てUVカットのガラスに変えたのだ。


それが原因で咲かなかったのだとしたら、
以前のUVカットフィルムは大して役に立っていなかったのかもしれない。 なんてこった。

植物たちには申し訳ないが、今年は北側と西側も変えたい。



2010.05.15

お嬢ちゃんたちの美肌の為に炊飯器を蒸気レスに変えた。
詳しくはお荷物室に。

『アルベール・カーンコレクション』のカバーを忘れていたので追加でアップする。





2010.05.10

この間、GWに唯一のお出かけということで、『渋沢栄一とアルベール・カーン』を観に行って来た。

『アルベール・カーンコレクション』
 よみがえる100年前の世界


 見応え有りです。

印象としては、写真って昔も今も変わってないのね、と感じた。
進歩無いというより、アングルとか色々、唯一無二のものってのは変わらないんだなあと。


帰りにヨーグルトちゃんの為に東武ストアで東京牛乳を買って来た。



家のカスピ海ヨーグルトは乳脂肪分が高いのが好きらしいので乳脂肪分3.7%以上が欲しいのだが、3.7%以上は
近くのスーパーには無い。セブンイレブンにあった富良野牛乳は3.7%以上だったのだが、今は置いていない。
寒さで弱ったヨーグルトちゃんの為に3.7%以上が是が非でも欲しかったのだ。少しぐらい高くてもヨーグルトちゃんの
為なら買うううううと思っていた。それがなんとこれは3.7%以上で、年平均は3.9%!。なのに217円。安い!
見つけた時の私の驚きと喜びは言葉では言いつくせない。 プルプル  あ〜 東京さ来て良かっただあ。

思った通り、固くて表面ピカピカの綺麗なヨーグルトが出来ました。めでたしめでたし。



2010.05.01
この間、松屋銀座の
ゴーゴーミッフィー展へ行って来た。

毎度、こんなに買ってどうするんだと思いながらも買わずにおれない私。
おやつの他に、メモ帳色々に、しおりに、クリアーフォルダーに、マスキングテープ一生分に、、、、、

  ワッフル、あわてて買って丁寧にも2箱買って来てしまった。
左端のにはミッフィー型が1個入っていました。
高級(1箱620円)チロルチョコと、
ミッフィー型のお砂糖付きの紅茶と、
直径17cmくらいの大きいタレ耳君のクッキー。

レジのおじいちゃんが『カワイイ袋、中に入れておきましょう』と、ミッフィーの絵のビニール袋を松屋の紙袋の中に数枚入れてくれた。
さすが年の功。よく解っている。



2010.04.18

知らない間にこんな本も出ていた。スゴイ。



『藤田嗣治の絵画技法に迫る:修復現場からの報告』
      高島隆康・林洋子 編
東京藝術大学出版会 2010年2月発行
 本体2,000円



2010.04.17
フランスのランスで藤田の展覧会があるらしい。

http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_100404296108_1.htm?nwsThough=1


画面で見ると、見た事が無いような絵があって、直に見てみたい。
TOP画面を見ただけでは誰の展覧会か解らなかった。




2010.04.11

今日までだった。
滑り込みで目黒区美術館で開催されていた『 藤田嗣治ー東京・ニューヨーク・パリ 』に行って来た。

ベルナール・ビュッフェ展と同時開催という事で点数は少なかったが、以前から見たいと思っていたフランク・シャーマンに
宛てた絵手紙をまとめて見る事が出来た。

会場には、絵手紙の英文の対訳が何セットか置かれていて参照しながら絵手紙を見る事が出来た。日本語の葉書も十数枚
あったのだが、出来ればこちらの方の読み方も欲しかった。 






図録にも英文の絵手紙の対訳が全て載っている。

藤田好き必見の図録だ。






図録はネットからでも注文出来る。







   

小さな美術館シリーズ『藤田嗣治』という本が
あったので買って来た。

今年2010年1月発行だ。
シリーズ物で藤田の本が発行されるのは、
1964年、講談社発行の『日本近代絵画全集』以来か? 
とても珍しい。

林洋子さんが序文を書かれている。
全ての絵が葉書になっている。



小さな美術館『藤田嗣治』
葉書サイズ 本体 1200円 青幻舎発行




2010.04.07

今年も小川さんがやって来る。

 小川憲一作品展

  川村記念美術館 付属ギャラリー  
     2010年4月6日(火)〜4月11日(日)
 
  BON ART             
     2010年4月12日(月)〜4月17日(土)

川村記念美術館と言えば、薪窯ピッツァ移動販売の店『 ピッツァ・フォルノ 』さんが出店しているらしい。
土曜日のみ 11:00〜16:30
注文すると目の前で生地をこねて焼いてくれるらしい。

3月の時点では川村記念美術館のHPにも載っていたのだが今は載っていないので少々心配も残るが、
3月のHPによると無料休憩所の前に出店とあった。

かなり気になっている。食べて
みたい。




2010.03.31
この間、松屋銀座で『リサとガスパール&ペネロペ展』を覗いて来た。
普通の展覧会ではお目にかかれないおしゃれなお菓子が色々あって欲しかったが、みんな欲し過ぎて迷った末買わなかった。
遠目に見てただ者ではないと思ったお菓子たち、
家に帰って松屋銀座のHPを見たら、デメル、バビ、メサージュドローズ、泉谷、
ジョリーボンヌとのコラボお菓子だった。人を押しのけてでも買ってくるんだった。人ごみとか並ぶとか苦手なのだ。
でも一番欲しかったのは原画。別の階で展示即売をしていたそうだ。残念。

もうすぐ来るミッフィーもコラボお菓子やカフェ、それから展示即売はあるだろうか?
あればカフェに寄って、お菓子は大人買い、並み居るチビ共を押しのけてミッフィーと写真を撮って、、、がんばるぞ! ゴーゴー

4/22 ー 5/10 松屋銀座
ミッフィー誕生55周年記念
  ゴーゴーミッフィー展 

チケットゲット。
松屋カードがあれば入れるが、やっぱこの紙のチケットが欲しい。



2010.03.16

昨日、金谷美術館へ行ってきました。

オープン初日の為お茶会でもあったんでしょうか???? 和服姿の綺麗どころで中は大変にぎやかでした。
招待の小学生が次々来て、多分こちらも招待のご近所と思しきおじさんおばさん。
自分でチケットを買って入る私はちょっと浮いていたかも?

展示はゆったりしていてちょうど良い感じだと思った。


房州石がカッコいい本館
   
別館『石蔵』入り口。


肝心の金谷の文字を撮り損なって仕舞った。
   
隣のガストの駐車場から『石蔵』を撮る。


てっぺんの鬼瓦が
童子の頭みたいでかわいい。
   
鬼、ではないかな?
   

コレクションは、
落ち着いた感じの品のある作品ばかりだと思った。きっとコレクターの方は堅実でまじめなお人柄なのだろうなあ
という印象を持った。 といっても、まだ3、40点しか見ていないのだが。
一月毎だったか、展示替えをするという事なので、近くでもあるし時々伺いたい。

残念ながら、おみやは無かった。


2010.03.16
藤田のTシャツと一緒に映っている林真理子さんがブログに載っていた。

そうか! 写真撮りに行くか!
って、行かないよ。買わないし、箱も買わないし、要らないもんんんんんん。


2010.03.03
ジル・サンダーの2010年春夏コレクションで発表されていた藤田の絵がプリントされた服が、
オンラインで買えるようになっている。

FOUJITA PROJECT
ですよ。 スゴいじゃないですか。 内側が藤田の絵になっている専用の箱付きらしい。
でもなんか欲しいのは無いっていうか、はっきり言って変? お店に行ったら他にも有るんだろうか?
ショーには違うのもあったような気がするのだが。

オークションで箱だけが売っているが、箱だけでも買っておこうか? 
あ”〜〜 でもなんか貧乏臭い、か、、、、、


2010.02.26
金谷美術館がオープンと聞いて、少しばかりやる気が出たので、藤田嗣治 参考資料を追加更新してみた。

リストに追加した中でも、林洋子さんの『藤田嗣治 手仕事の家』は
藤田好きならぜひ読みたい一冊だ。これだけでも早く追加しようと
思っていたのだが。

藤田嗣治に興味が有るけどあまり知らないという人は、
近藤史人さんの『藤田嗣治 『 異邦人 』の生涯』と、
この林洋子先生の『藤田嗣治 手仕事の家』を、
少し踏み込んで知りたいなら、
同じく林洋子先生の『藤田嗣治 作品をひらく』が私は良いと思う。

『藤田嗣治 作品をひらく』はコレクターなら必見の書だ。
ちなみに私、この本を見て、1922年、フランスで開催された
日本美術展のカタログ『日本美術展覧会』を買いました。
表紙絵はサインは無いが藤田の可能性が高いと書かれていたのだ。

ちなみに、藤田嗣治 参考資料、行間が妙に空いていたりして変に見えるかもしれない。
Dreamweaverを使っているが、どうも書いている状態とアップした状態が違って見えて何だかよく解らない。
以前に使っていたGoliveも写真を取り込む際、よくシャットダウンしていたが、Dreamweaverはシャットダウン
する上、指定した文字の大きさに文字が見えなかったり、指定していないのに小さい文字が入っていたり文字化けしたり、
変えたつもりはないのに全体のフォントが変わったように見えたりと更に訳解らない。Macとの相性が大変悪そう
なんですが。まあ、毎度の事ですがマニュアルとか全く読まずにテキトーにいじっているので文句を言っても仕方
ないんですが。Goliveでもヘンテコなリストになっていましたが、更にヘンテコかも。とりあえず更新してしまいました。
多分、勉強せずに解らないままズルズル使い続けると思われます。


2010.02.23
大変な御無沙汰でした。
久しぶりに更新、一体ど〜したこったなんですが、

来たる3月15日にご近所に美術館がオープンする事になったんです。
これはもう一生に一度あるかないかの大事件です。(といえるくらい、ここは何にも無い単なる田舎なんです。)

自慢ではありませんが、ここには美術館どころか図書館も有りません。
ここだけではありません。美術館は隣の市にも、そのまた隣の市にも無いんです。
それがこんな近くに。

そういうわけで、これはもう黙ってはいられないでしょうという事で、重〜い腰を上げました。
オープンに先立って昨年10月からプレオープン館 ”石蔵 ”で一部作品を展示中で、
先日、このプレオープン館を覗いて来ました。

プレオープン館 ”石蔵 ”は昨年2009年12月に登録有形文化財に登録されており、作品と合わせて拝見出来ます。
蔵は大変綺麗に保存されていて、蔵の冷たい空気が心地良かったです。畳が敷いてあって、作品を座ってゆっくり
鑑賞出来ました。計画時点では蔵での作品の公開は考えていなかったそうですが、評判が良いのでオープン後も
別館としてこのまま公開するかもしれないという事でした。作品の管理は大変かもしれませんが、ぜひそうして
頂きたいと思いました。

作品は、
実は想像していたよりずっと、いや想像していたのとは全く違って、立派な作品が並んでいてびっくりしました。
それもそのはず、収蔵作品は高名な鑑定家の中野雅宗氏 (知らない) の収集品約1000点 (寄贈) との事。
プレオープンの為、展示は10点程でしたが、本阿弥光悦に楽初代長次郎、谷文晁 (本物) に渡辺華山、、、、
といった誰でも知っている顔ぶれ。光悦って個人で所有していることもあるんだぁ〜と倒れそうになるド素人の私。

実は、この単なる田舎に美術館と聞いて、なんでも鑑定団で時折見かける類いのへなちょこコレクターの
コレクションルームみたいなもので、建物も普通の民家に毛の生えたようなのを勝手に想像していました。
ところが、

どうも私が紹介するとおちょくった感じになってしまうようですが、そんなことはありません。
マジに度肝を抜かれること間違いなしです。鑑定家が気に入って集めた作品を収蔵する美術館であれば、
これはもうそんじょそこいらの公立の美術館よりずっと良品があるに違いありません。
鑑定家が欲しくて買ってしまった物達です。それはもう見るしか無いでしょう。
書けば書く程ふざけた感じになってくるのでこれで止めますが、一度は行きたい美術館になるに違いないです。

金谷美術館
2010.3.15(月)オープン
プレ用パンフレットだってあるのだ。
 

 


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