前世紀前半、祖国日本に見放された一人の芸術家がフランスにいた。
この日記はその芸術家、藤田嗣治に魅せられた貧乏サラリーマンが
無謀にもコレクターに成らんとする苦難の記録である。
尚、本人は結構幸せらしいが、寄付は随時受付中である。


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2006.09.09
こんなに幸せな気持ちになれるんだったら、もっと早く買うんだった。らぶ。
     
薮内佐斗司 文鎮『らぶ 』

ひと月くらい前から、買おうかな〜、いやでもな〜、いややっぱ買おうかな〜 と悩んでいた『らぶ 』、
ついに買って来てしまった。

20〜30cmぐらいの大きさの限定品のブロンズで40〜100万円位する薮内佐斗司であれば、限定品ではない
もの凄く小さい文鎮であっても3万5千円は安いのかもしれない。でも、文鎮使わないし、飾りには小さ過ぎ
るし、これ買ってどうしようというんだ、でも会社の机に転がしておいたら気持ちがきっと和らぐに違いない。
最近はもう毎日会社に行くのが嫌で嫌で仕方が無いのだ。そうだ、会社に持って行こう。今月のお小遣いは
もう無いから来月になったら来月のお小遣いで買おう。そう思っていたら今月になって、予定外のトイレの
浄化槽の掃除代でやっぱ止めようかなと思っていたのだが、『らぶ 』を売っている画廊の近くに行ったので
ついつい寄ってしまったのだった。

画廊で手に取ってみると、小さいくせに思っていた以上にずっしりと重くて存在感がある。ブロンズなので
当然だろと言われればそれまでだが。あまりに小さ過ぎると思っていたのは、却ってこの小ささが良かった。
手に載せると、愛しさがこみ上げて来た。

前から見た らぶ 横から見た らぶ 後ろから見た らぶ

ああ”〜〜〜 な、なんてかわいい 。。。。
らぶううううう〜〜〜〜。



2006.09.11
落とせなかった。
多分無理だろうと思っていたが、実際本当に落とせないと結構ダメージが大きい。
しか〜し、
ダメージが大きいからといって、もっと入れときゃ良かったなあ、いやそれより会場に行けば良かったなあなんて
思ったらとんでもないことである。

一昨日、毎日オークションの下見会に行って一点書面で入札してあったのだが、落とせなかった。残念だが、もし
直接会場で参加していたらマズい事になっていたかもしれない。きっと、いや多分、『あんなおやじにこんな良い
お嬢さんを渡してなるものか! きっと不幸になるに違いない!』とか言って止まらなくなってしまったかもしれ
ない。ああー 恐ろしい。行かなくて良かった。落とせなかったのは残念だが、参戦していたら一体いくらになって
いた事やら。そんな余裕は無い。そんなことをしていたらそれでなくても値上がりしている藤田、買えなくなって
しまうではないか。だいいち藤田道に反するとんでもない所業でもある。

時々、なんだこりゃ〜な値段になってしまうものがあるが、一点ものならまだしも版画で有り得ない値段なんてのは、
ありえな〜いと言っておきながらも自分だってやってしまわないとも限らない。オークションはその作品が欲しくて
参加する素人には本当に危険だ。事前にここまでと金額を設定していっても、負けたくないが先に立ってしまう。
欲しいものを他の人が持ってっちゃうなんてそりゃあもう我慢ならない。お金持ちならどうでも勝手にしろであるが、
一般庶民は悪い事は言わない、画廊価格と過去のオークション価格を確認してエスティメートと相談して書面入札に
した方が良いと思う。だってその値段、直筆買えるも〜ん。まあどうしてもその版画が欲しい事もあるのだろうが。ちょっとなー。

そう言いながらも、がっくりな私。あ〜なんか代わりに欲しくなっちゃうなあ〜。



2006.09.12
今日のらぶ
まわし?を付けられた らぶ

らぶ は家の中をあちこち移動するけど小さくて何処に居るか判らないということで、
目立つようにまわし?を付けられることになった。



ところで、らぶは当初会社の机に置かれるはずだったが家に居る事になった。
だってあんな臭いところかわいそ過ぎる。半端じゃないんだなこれが。目が痛くなっちゃうんだから。
強力な臭いでらぶの濁りの無い澄んだ瞳がどよんどよんになっちゃたら大変だも〜ん。



2006.09.16
最近あまり藤田のものを買っていないけど、別に止めたわけではないし、もちろん飽きたなんてことはない。ただ、
欲しいものはあっても高くて買えないし、安くて欲しいものが出ないというだけなのだ。
私たちは本当にツイている。藤田展があると知る前にタマネギちゃんに出会って。本当にいろんな事に感謝している。
最近どんどん値上がりしているので、今だったら買った値段の倍くらいしてしまうかも。あ〜良かった良かった。

欲しいものといえば、このファースト・デイ・カバーはEMHが前から欲しかったという事で手に入れたのだが、
レゾネとちょっと違う。レゾネに載っているのはどうも葉書ではない。どうやらベラム紙に印刷して切手を貼ったもの
と葉書に印刷して切手を貼ったものがあるようだ。
初日カバーって、封筒でなくても良いのだろうか? ネットで調べると大抵初日カバーとは封筒に貼って、、、とか
書いてある。これは初日カバーと言っていいものだろうか? ベラム紙に貼った方はどうだろうか?

ところで、
封筒にある絵、写真などは切手に関係したものが自然だと思うが、これは葉書に”TOUR DE FRANCE CYCLISTE
1960 ”って書いてあるのに、本来メインのはずの切手がオリンピックの切手というのはなんだか変かも。しかも切手
は藤田の絵ではないようだ。なんでこうなっているのだろうか?

『 ツール・ド・フランス記念1960 』初日カバー




← 藤田のエッチング









← 切手には
”JEUX OLIMPIQUES DE ROME 1960 ”
  絵の選手はJEAN BOUINさん。陸上の選手っぽい。
  絵には小さく走っている選手が描かれている。
   ↑ここに
”TOUR DE FRNCE CYCLISTE 1960 ”



2006.09.17
今日のらぶ
測りに乗せられたらぶ



2006.09.26
徐々に絵の値段が上がって来ている。中でもとりわけ藤田が高くなっているように思うのは好きだからだろうか?

『しばらく高くて藤田は買えないなあ〜』と言ってるとおもったら、早速これを買って来た。なんか違わないか?

川瀬巴水 Kawase Hasui
『 亀戸の藤 』 

昭和27年 渡辺版
額無し

額は付いてないんですかと聞いたら、
コレクターは紙のまま沢山重ねて仕舞ってあって、
時々出しては楽しむので額は要らないのだという事だったそうな。
な〜るほど。

また藤田を買える日を夢見て、体力をつけておこうなんて事は出来ないらしい。

ちなみに川瀬巴水もずいぶん高くなって来ている。しかも川瀬巴水の場合は日本より海外で人気が高いので
海外なら安いかと思うと却って高くて買えない。版画だったら、新しく刷ったものでもいいかなと思うと、
関東大震災と東京大空襲で多くの版木が消失してしまった為、新しく刷れるものの数は少ない。生涯で600点
以上もあった作品の内、今刷れるのはのは83種類しかないそうだ。



2006.09.30

来年、見に行きたい。
なんと!お嬢ちゃんには後ろ向きもあった。






ああ〜、なんて、めんこいんだろう。。。。。(EMH)

確かに目が棒でかわいい。


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