前世紀前半、祖国日本に見放された一人の芸術家がフランスにいた。
この日記はその芸術家、藤田嗣治に魅せられた貧乏サラリーマンが
無謀にもコレクターに成らんとする苦難の記録である。
尚、本人は結構幸せらしいが、寄付は随時受付中である。


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2006.05.01
ずいぶん久しぶりにユリイカを買った。
気がつけば、この手の雑誌のコーナーの無い本屋のなんと多い事。
内容は、さすがユリイカ。充実している。



フジタって、見る写真見る写真、みんな良い。ポーズをとっている時もとっていない時も。



2006.05.02
そうだった、藤田は絵だけでなく写真も良いんだったということで、スクリーンセーバー用に写真を集めて
みた。モノトーンが渋くて大変良い感じなので会社で使う事にする。気がついてくれる人はいるだろうか?
(うへへへへ)



2006.05.03
『ユリイカ』本当に充実している。
いろんな人がいろんな事を書いてて面白い。面白いといったら画家だという御2人の対談はあちこち楽しく
笑わせていただいた。特に画家2人による面相筆で線が引けるか引けないかの場面では紙面から眼が離せ
なくなった。といっても別に悪い笑いではない。一体どんな絵を描いているのか興味を持った。

『ユリイカ』、保存用にもう一冊買っちゃおうかな。ド・マニアみたいだが。



2006.05.04
来たる日曜日に、この間放送された『画家・藤田嗣治の20世紀』の短縮じゃないバージョンの放送がある。
この間は、時間枠の都合で短縮だったようだが、今回はそのまんま2時間のようだ。

BSHi 5/7(日)PM 10:00 〜12:00
ハイビジョンスペシャル ー蔵出しハイビジョンー 『画家・藤田嗣治の20世紀』

時間は再確認願います。



2006.05.10
画集が発刊され、展覧会が開催され、次は
日本語の復刻版が出ないだろうか。

藤田は本や雑誌の挿絵もた〜くさん手がけていて(なにせ超売れっ子だったし、お人好しだったから
多分頼まれたらホイホイ書いていたのに違いなく)、良い挿画本がたくさんあるのだ。
ところがフランス語は翻訳ソフトでは訳解らないし、辞典で調べてもちっとも解らなくて、、、、
読みたいのだ。 エロス君がかわいい『エロスの愉しみ』とか、『四十雀』『小さな職業人』
それからやっぱり猫でしょうということで、『夜と猫』とか『猫の本』とか、ちょっと渋いところでは
『日本昔話』なんかどうだろうか?
これって、もしかしたら挿絵はもちろん、題字も文章も藤田ではないだろうか? 文章も藤田だとしたら
ますます読んでみたい。

『 Legendes Japonaises 』( 日本昔話) 
1923年フランス 藤田嗣治のポショワール66点 総部数2104部

どうでしょう。どなたかがんばって復刻版出してくれませんか? 日本語で。



2006.05.10
この間、ようやくアートトップを買った。
ご近所の本屋さんには無いのでアマゾンで購入。

今号は ”画肌の秘儀”という特集で、そこで
藤田を取り上げている。執筆は『異邦人の生涯』
の近藤史人さん。

特集の中に香月泰男もあってちょっと得した気分。
香月泰男も大変好きな画家の一人だ。

香月もこの時代の誰でもがそうであったのかも
しれない、戦争に人生を大きく変えられた一人だ。
香月は第二次世界大戦で満州へ出征し、シベリア
へ抑留される。帰国後、満州での軍隊生活と
シベリア抑留を生涯描き続けた。表紙は満州、敗戦
以前に描かれた『黒い太陽』の一部。

香月も藤田も画集ではその画を知る事は出来ないが、残念ながら香月もまた藤田のように何処にでも作品が
あるという画家ではない。あまり見かけないように思う。シベリアシリーズは山口県立美術館に、それ以外
の油彩や素描、版画、おもちゃは香月泰男美術館に多く収蔵されているので、お近くへお越しの際はぜひ寄っ
てみて欲しい。香月泰男ももっと日本中の人が知るべき画家だと思う。



2006.05.11
遅まきながらミセスを買って来た。

パリに暮らしてと題して、近藤史人さんの
文章で藤田の晩年のアトリエと礼拝堂を
紹介している。

フランスには行きたいが行きたい所全てを
回るツアーなどあるはずも無く、フランス語が
出来ないのでフリーというのも厳しかろうで、
なかなか行けない。
誰かフジタを訪ねる旅、有名美術館も回ります、
お買い物ご案内(コレクター用の)もありっていう
ツアーを組んでくれないだろうか? 最低2名
応募します。




2006.05.21 
EMHが
『これ、やっぱ買わないといけないかもしれないなあ』
と言い出した。

なにいい〜〜? いけないだって〜〜?
と言ったものの実は私もこれだけで済んでしまうんだから
良いよなあと思っていたとこだった。藤田の場合だと
レゾネが2冊あるが載っていないものが沢山あって、
3冊目が出る予定になっているが、(予定だと昨年度の
発行予定なんだが、まだ)多分それにも載っていない
ものがいっぱいあると思われる。それが一生の画業が
たった一冊で済んでしまうんだから買ったほうが良い
かもしれない。

ということで購入。
約30x450cm 695ページ 大変大きく重い。
栞(スピン)も紐じゃなくてリボン。幅2.5cm
箱は取っ手付き。

作品を大きく引き延ばして何ページにも渡って載せている。草葉の陰でダ・ヴィンチはなんて事しやがる
と言っていないだろうか? それともいくらでも引き伸ばしてご覧あれと余裕だろうか。いや、興味なし、
どうでも勝手にしろかな?
私だったら、人それぞれでどんな風に解釈されてもかまわないが、希望として見て欲しい距離とか明るさ
加減とかはあると思う。まあダ・ヴィンチは作品の良し悪しを超える存在だから仕方ないのだろう。



2006.05.24
この間、藤田嗣治展、2回目に行って来た。
映画とビデオの位置が変わっていた。確かにあれでは混んでしまって大変だったと思う。
陶板の ”猫闘争”が残り3枚になっていた。売れてるらしい。売り子も一人じゃないし、そこまで人手を
掛けてもいい程売れてるってことなのだろう。世の中にはスゴいお金持ちが沢山いるものである。

ローソンのペアチケットを交換してもらったら画が上下違っていた。とっとこーっと。


お土産はこの間お金が足りなくて買えなかったポスター2種類とグリーティングカードに本と写真集なんかを
買って来た。
グリーティングカードのセット。
封筒の裏にはFoujitaの刻印
シール付き。

切手かと思った。
というか切手が良いなあ〜。
なんで切手じゃないのかな〜。


フランク・E・シャーマン
『履歴なき時代の顔写真』本体4369円
約24.5x26cm 93ページ 美術の図書 三好企画発行

金子光晴
『ねむれ巴里』中公文庫 本体800円

『履歴なき時代の顔写真』は、藤田度25%くらいか。目黒区美術館の藤田のコレクション、シャーマン・コレ
クションで有名なフランク・E・シャーマンの写真集だ。シャーマンが憧れの藤田と戦後の日本の芸術家たちを
撮った写真集だ。
親しかったからこそ撮れたのだろう、藤田は良い顔をしている。戦後の芸術家たちの写真は良い時代だったの
だろうなあと思わせる写真で写真集としても良い買物をしたと思う。

金子光晴の方は藤田の事はほとんど無さそう。多分ユキとデスノスの事をほんの少しと他にはあるかどうか?
くらいのものと思われる。当時の巴里について書かれているので買ってみた。



2006.05.28


世の中には集めたくなるような物が色々あって困る。
絵葉書もその一つだ。特にこの本に載っているような戦前の物は収集心が疼いてしまう。レトロな物から
今の物と言ってもおかしくないデザインの物まで、あれも欲しいこんなのも良いかもと大変危険な本だ。
この本はEMHが出張土産に買って来てくれたもので、許可するという事に違いない。ご丁寧にも何処で
売ってるんだろうと言ったら、百貨店なんかで時々やってる古本市で時々見かけるよと教えてもくれた。
そういえばワゴンなんかにまとめて入ってるあれがそうかもしれない。ガラスケースに入ってたりもした
かな。出来ればそっちが良いなあ。今度じ〜っくり見てみよう。



2006.05.29
別にだからどうしたというのではないが、
今日の『クローズアップ現代』の”デフレ脱出?二極化する消費”のオープニングで美術オークション会場が
映ったが、最初に映った落札された薔薇の絵の次に登場したのは藤田のお嬢さんの油彩だった。


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