前世紀前半、祖国日本に見放された一人の芸術家がフランスにいた。
この日記はその芸術家、藤田嗣治に魅せられた貧乏サラリーマンが
無謀にもコレクターに成らんとする苦難の記録である。
尚、本人は結構幸せらしいが、寄付は随時受付中である。


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2005.11.06
お母さんから国立博物館で北斎展をやっているとの情報が。
大変だ、行かなくては〜



2005.11.12
挿画本等の秋の虫干をした。
一枚一枚ページを開いて空気を入れ、買っておいた松栄堂の防虫香を挿画本の箱に入れた。
入れたばかりの箱を部屋に持って来るとさすがにクサイ。鼻がヒクヒクする。実に効きそうである。



2005.11.15
1年程前から欲しいなあと思っている肉筆の入った限定本があるが高くて手が出ない。それで、それ
とは違うものだが、やはり肉筆の入った限定本で1/4くらいの値段のものが時々ちょっとした買物を
しているお店にあるので絵の写真を見せてはもらえないかとメールをしたが返事が来ない。大した
ものは買っていないのにカタログは度々送ってくれるが、そこまではしないのか、メールを見ていな
いのか、相手にされていないのか? お店に行ってみたいが、ちょっと遠いし車では行きにくいところ
にある。
それと同じくらいの値段のものが他にもう一軒あって、これは見た事があるが、やはり1/4という感
じのものだ。きっとそれも1/4なのだろう。でも4冊買えるわけで。でもどんな絵か解らないし、、、

買う予定があるわけでもなく、予算があるわけではないのに、ここしばらく悩んでいる。



2005.11.26
北斎展を観に国立博物館に行ってきた。
小さいものが多いので、じっくり並んで観たら休憩なしで4時間かかった。もの凄く疲れた。。。。
帰りにチラシをとろうとしたら、なんと!!藤田の来年3月の展覧会のチラシがあった。
予想は外れだった。。。。。がっくり。更にどっと疲れる私。



チラシの絵は予想だにしなかったカフェ。
昨年2004年、フランスの展覧会の図録の表紙になっているフランス国立近代美術館のカフェとは違う
個人蔵のカフェ。裏面にはまだ印刷が無い。裏には何が来るのだろう?



2005.11.27
猫買うか〜
と、またEMHがヨロヨロ立ち上がった。
こういう大きな買物をしようと言い出す時のEMHの声はいつもよりちょっとばかりで甲高くて、
ヘロヘロである。言ってる事の大胆さに比べ、態度はいつもヘロヘロなのだ。

『ええっ!でも高いよ〜。まあ、見に行っても良いよね。他にも見たいのあるし。』

冷静に言ったものの、猫と言っているのは1年前から欲しいと思っていた本で表紙に猫が書いてある。
最近また気になっている本だ。いつかは買いたいとも思っている。チラシを見て藤田展がある事に気
がついた人がライバルが増える前に買っておこうとするかもしれないし、売れてしまわないか心配で
ならない。



2005.11.28
なんと!そんな偶然ってあるんだろうか?
買うと決心した翌日、ホームページから猫が居なくなった。
猫は何軒ものお店が一緒になった検索サイトとお店のサイトの両方に載っていたが、その内、検索サイ
トの方の猫が居なくなった。

帰って来たEMHに言うと早速検索して、
『ええ〜〜っ、でもでもさあ〜、お店の方にはあるんだからまだあるんじゃない』と言うから、
『いや、あっちの方はすぐには直さないんだよお〜。半年くらいそのままなんだよお〜。だって、去年
買った葉書、ずっと載ってたじゃ〜ん。』

EMHの顔がにわかに青ざめた。



2005.11.29
夜、『お店の方も無くなっちゃたよお〜』と情けない声で言い出した。
後で見てみたら、お店の方はある。そんなに動揺しなくたって。。。。

『同じような事を考えてる人がいるんだね。やっぱ、パンフが出来て気がついたか、気がつくんじゃない
かと心配して買っちゃえって事になったのかも。ボーナスが出ると買おうという人がいるといけないから
その前にって。はあ〜〜。』


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