前世紀前半、祖国日本に見放された一人の芸術家がフランスにいた。
この日記はその芸術家、藤田嗣治に魅せられた貧乏サラリーマンが
無謀にもコレクターに成らんとする苦難の記録である。
尚、本人は結構幸せらしいが、寄付は随時受付中である。


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2005.05.01
へなちょこなりにルールを決めている。

 1、いくら安くても欲しいもの以外は買わない。
 2、基本的には藤田しか買わない。

でもミッフィー、ちょっと欲しい。いくらぐらいするんだろう?(基本的にだし〜。)



2005.05.02
ミッフィー展に行ってきた。
残念ながらというか良かったというか、リトグラフは購買意欲が全く湧かないのが2点しかなかった。
但しさすがにミッフィー、他のグッズ
はたくさんの種類があった。自分用に
Tシャツを買ってきた。

ミッフィーが真ん中にいるのが子供用、
端っこにいるのが大人用だったが、
真ん中にいるのが欲しかったので
子供用の一番大きいサイズ130cm
を買ってきた。

子供用でも150cmならOKだが、
さすがに130cmはもの凄いチビT
になった。

帰りにいつもの画廊に寄ろうとEMHが言うので寄ってみた。
画廊の方はきっと私の方が寄ると言い出すのだろうと思っているかもしれないが、言い出すのは
いつも決まってEMHだ。最初にこの画廊に行ってみようと言い出したのも彼だし、今日のも
彼だ。おちびちゃんが本当に欲しかったのも彼に違いない。
ちなみに最近増えた油彩のBabyはやっぱり展示されてはいなかった。万一、出ていたら良いなあ
と思っていたのだが。
とても買えないけど見たいことは見たい。ああいうのは見たことないのだ。



2005.05.11
以前、百貨店の展示会で見てちょっと欲しかったフジタの葉書をHPで見つけ、思い切って値段を
問い合わせてみた。すぐに返信をいただき、先日、私の居ないときにどうでしょうと電話があって、
EMHが断った。前に買った葉書の倍近い値段で、今回は残念ながら私も諦めようと思っていた。
実はもう2枚欲しい葉書があるが、そっちは鑑定書付きなのでさらに高く3倍くらいすると思う。
葉書に鑑定書なんかいらないと思うんだが。一体、葉書の偽物なんてあるのだろうか?
残念ながら、今回はぜ〜んぶまとめて諦めることにした。屋根を塗る予定もあるし、2年後にまだ
画廊に残っていたら買いたいと思っているものもあるし。
あ”〜 でも、私らしくもなくあれこれ我慢しすぎて、いつ禿げてもおかしくないかも〜。



2005.05.12
屋根の塗装が完了した。
月曜日に洗って、
火曜日に下塗りと1回目の塗装。
昨日水曜日に2回目の塗装で完了。
もう少し間をおかなくてはならないのかと思っていたので、間で降る雨を心配していたが、
3日であっさり終わった。夏が楽しみ。

今日、暑さ対策第三弾として通販生活に注文してあったクラレリビングの日射熱を39%カットする
という遮熱カーテンが届いた。早速取り付けてみた。レースのカーテンとして使う物のようだが、
レースとしてはちょっと暗い。まあ、普段は居ない2Fのみなので暗くても問題ないし、フイルムを
貼ってあるので中が見にくいので、居るときはカーテンは開け放していても良い。大体にして周り
に家もないし。

ところで、通販生活といえば、、、、
いつものやつを一緒に頼んだ。品目に ”DTマット”と書いてあった。去年までは 、そのまんま
”ダニ捕りマット”だった。
   『 こんにちは〜、XXさ〜ん、ダニ捕りマットが届いてますよ〜!』



2005.05.13
遮熱カーテン、効きそうだ。
取り付けたのが夜だったので、ひさし君のように付けた途端に ”涼し〜! ”という感動はなかっ
たが、今日、日が当たってるさなかカーテンを開けたら、部屋の中は涼しいのにカーテンとガラス
の間は暑かった。すごく効いてる。ますます夏が楽しみ。



2005.05.18
もうすぐ!来年3月に国立近代美術館で藤田の展覧会がある。そこで気になっていることがある。
HPやチラシとかポスターとかのTOPを飾る画はなにかということだ。数作品かをごちゃごちゃ
載せている場合もあるし、画のないときもあるし、チケットとチラシとポスターとで違うような
場合もあるが、とりあえず1作品と考えて何んだろうということだ。

EMHは自分のとこ(国立近代美術館)の持ち物である自画像(1929年 61X52)がくるんでは
と言う。確かにすっきりと心地よく面白く一般受けしそうではある。藤田を知らない人は興味を持
つし、少しは知っているという人にとっては、こういう画もあるんだと思うだろう。
でも、初の国立近代美術館での展覧会である。
やっと、ついに、ようやくの日本初といっていいだろう大展覧会である。
国内の物だったら、これはEMHと同じで自分の持ち物からで、良い悪いは別にして ”五人の裸
婦 ”(1923年 169X200)だと思う。藤田と言ったら乳白色の裸婦というのが一般的で、全盛期と
言われている1920年代の乳白色が落ち着いた頃の大作のこれがくるんではないかと思う。どちらに
しても国内だったら、自分のところのが来ると思うが、私は国内ではなく海外の物がくるんではない
かと期待している。しかもくるのなら思い切って ”私の部屋 目覚まし時計のある静物 ”
(1922年 130X195 フランス国立近代美術館)がくる、というかきて欲しい。実際に見たことが
ないが、画集でも感じられる藤田独特の質感、藤田絶好調の筆使い。これは私が見たい藤田の一番
なのだ。(お願い。これにして。)
でも、藤田といえば乳白色の裸婦というのが一般的だ。乳白色の裸婦といったら、”寝室の裸婦
キキ ”(1922年 130x195 パリ市立近代美術館)だろう。ただ、この作品は傷みが激しく展示され
ていないとのこと。今はどんな状態なのだろう。やはりいろいろ問題のあった作品ではあるが ”私の
部屋 目覚まし時計のある静物 ”が来るに違いない。
”私の部屋 目覚まし時計のある静物 ”はサロン・ドートンヌに発表し絶賛された藤田独自の乳白色
の下地の油彩で藤田の出世作だ。ところが日本の帝展出品の際、特別出品ではなく一般の出品作と同
じ扱いで審査しようとされたり、上野の帝室博物美術館に預かって欲しいといったところ一旦断った
のに、後でやっぱり預かっちゃう〜と言ってこられたりといわくつきの作品だ。ちなみに”私の部屋
目覚まし時計のある静物 ”はその後、懇望されフランス国立近代美術館に納まっている。それにして
も断るなんて、、、信じられな〜い。私が特別なサラリーマンだったら、買えるものだったらいくら
だしても惜しくない。ほとんどくれるって言ってるのに。ばかじゃ〜〜ん。

ああ〜でも、猫が授業をしているやつやビストロの情景を書いたのなんかも良いかも。日動出版の
画集の表紙になっている画も好きだし。他で使われているものはこないかなあ。
いやいや、やはり今回の展覧会は過去のごたごたから脱却する為のものでなくてはならない。そう
いう意味でもやはりTOPは ”私の部屋 目覚まし時計のある静物 ”こそが似つかわしいと思う。
私はやっぱり ”私の部屋 目覚まし時計のある静物 ”これがくる、こなくてはならないと思う。

皆さんはどう思いますか。




2005.05.21
朝起きて階段から滑って尾てい骨を打った。痛いも痛いがそれよりなんか薄気持ち悪くて立っていら
れない。5分程ゴロンとしつつ考えた。

今日は渋谷へ挿画本の展示会へ行く予定だ。というのを理由に、この間問い合わせた藤田嗣治の葉書
を見に行くつもりだ。
”前に支度しちゃったのにキャンセルしちゃった人いたなあ。
 とりあえず支度してみるか。それでダメだったらキャンセルしよう。けけけ ”

その後5分くらいゴロンとしていたらちょっと良くなってきたので、のそのそ起き上がってみると
何とかなりそうだったので支度を始めた。
前傾姿勢がとれない。椅子に座るとお尻が痛い。ちょっと運転は危険な気もする。それよりこれは
出かけるなという警告なのか?そっちの方が気に掛かる。結局打ち身の塗り薬ラブを持って出かけ
ることにした。念の為、EMHに症状を詳しく伝えて。もちろん東京へ向かう車中で。
EMHが『今日の運勢は抜群だし、当たりが良いようだから宝くじでも買ってみれば』と言った。
てやんでい!

まずは渋谷で展示会を覗く。
チョコレートの
ハイクラウンの中にカードが入っていたケイト・グリーナウェイとかピーターとか
不思議の国のアリスとか、、、、こういうのを集めるのも良いなあとちょっと思ったりして。お手
頃価格だし。
藤田の挿画本はお梅さんとポーゾル王と獣一党とがあった。獣一党はバラで額装したものは時々見
かけるが、本で見たいと思っていたのでガラスケースから出して見せてもらった。獣一党はここ
渋谷にある古書店にあるそうなので見に行こうと思っていたのでちょうど良かった。もしかしたら
そこのが出品されているのかもしれない。獣一党は思ったよりずっと小さくポケット図鑑くらいの
大きさで、ピンと来るものがなかった。八割がた買おうと思っていたのだが、あの値段では高いと
思った。1/3くらいの値段のが出たら買おう。

本当の目的、藤田の葉書を問い合わせた画廊へ向かった。
ちょっと疲れ気味なので行けるか自信がなかったし、これはEMHがノッていないので見せて
もらっても買う可能性が少なかったのとで事前に行くと連絡しなかった為、葉書はどこかの展示
会にお出かけ中だった。実は以前見たことがあるのだが、あまりよく見ておらず、状態も日付も
わからず、私自身も見てから考えようと思っていたのだが。
大変大変悩んだ挙げ句、『悩んだって?』(EMH)
返却も可能ということで買っちゃうことになった。うえっへっへっ
またまたご迷惑な取り寄せになってしまった。
おやつをいただきながら画の写真を見せてもらったり、楽しくおしゃべりさせていただいた。
なんと、おねえさんの名前は字さえ違うが私と同じともこだった。『おお〜〜』(あたり二つ目?)
また遊びに行っちゃおうかな〜と思ってしまうような気さくな方だった。物は月曜日に展示会から
戻るのでそれから送ってくれるそうだ。はずれだったらどうしよう。ちょっと心配。

画廊の近くで初めてのスクラッチ一枚200円を5枚買ったら100円当たった。これでも当たりだろうか?

帰りに家の近くのコンビニでくじを2枚引いたら2個とも赤いきつねだった。2枚引いて2枚とも当たる
人はあまりいないですよと言われた。これは当たりだろうか?

少なくとも葉書のあの値段は当たりだと思う。あれ以上安いのは最初に買ったもの以外にないと思う。

ところで朝階段から滑って打ったお尻は朝より確実に痛くなっている。見た目は何ともない感じなの
になんでこんなに痛いんだろう? 帰りの運転はいつもは途中で交代するのだが、今日はずっとエリッ
クにお願いした。助手席に座っているのさえ辛かった。ドーナツ型のクッションが欲しい。
そうだ、とりあえずバッファリンを飲もう。



2005.05.24
藤田の絵が面白くて以前から欲しかった『Foujita』と『Tu m'aimeras』を買った。

残念ながらこれは画集で私の好きな挿画本ではなかった。
『Foujita』
 1928年パリ刊
 総部数600部
 オリジナル挿画4点
 コロタイプ30点
『Tu m'aimeras』
 1926年パリ刊
 総部数1000部
 オリジナルの
 エッチング1枚

でも、『Foujita』の藤田の絵はやっぱり面白い。こういう絵柄の直筆もいつか欲しい。



2005.05.25
藤田の葉書が届いた。
いや、誰だかは解らない。
差出人は ”大久保 植木や ”だ。





2005.05.30
最近買いまくっている。
ちょっとマズいかも。
『C'est arrive en plein Paris』
 1957年パリ刊
 総部数400部限定版アルファ紙刷りの版
 カラー版もあり。これはモノクロ。

カラー版もあるそうで、安いランクで良いのでカラーも欲しい。


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