前世紀前半、祖国日本に見放された一人の芸術家がフランスにいた。
この日記はその芸術家、藤田嗣治に魅せられた貧乏サラリーマンが
無謀にもコレクターに成らんとする苦難の記録である。
尚、本人は結構幸せらしいが、寄付は随時受付中である。


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2004.09.03
お安い方のオークションの秋のメインセールの出品作が発表された。
秋のメインセールだそうだし、前回のカタログからメインセールの予告を出していたし、新聞に
広告を載せたりと、力が入っているので楽しみにしていたのだが、買える買えないはとりあえず
置いといて、私の欲しいものは全くなかった。楽しみにしていただけにがっくりした。



2004.09.04
前から買おうか買うまいか迷っていた藤田のレゾネの1を注文した。
ヤフーオークションに出ていて、安かったら入札しようと見守っていたのだが、なんと!新品の
販売価格のマイナス3000円くらいにまでつり上がってしまった。レゾネは新しい方が内容が良く
なっていると思われるので、3000円の違いなら新しい物の方が良いので新品を購入した。
在庫は無いので届くのは今月末だ。



2004.09.05
お安い方とお高い方のオークションの下見会に行ってこようかと思っている。
買いたい物も買える金額の物も無いけど観たい物がある。同じ日なので一回で済むし。
お休み取ろうかな?



2004.09.06
此処のところ欲しい物はあるがお小遣い不足でおとなしくしていたが、インターネットの良心的な
価格の画廊さんに藤田の挿画本が入荷されて、毎度の事ながら良心的な価格に思わず、速攻
ツークリックしてしまった。
あ”あ”〜〜っっっ、、、、、お小遣いが、、、、。しかも2つも、、、、。う・うれしい。。。。。



2004.09.07
昨日注文を出したネットの画廊さん、
最近HPをリニューアルして、しばらく在庫の無かった藤田のところへ入荷。いつものように詳細な
説明を加えアップした。

それなのにそれなのに、、、私ったらいきなり購入するなんて、、、
雰囲気の読めない、なんてどんくさいやつなんだろう、こんなに詳細に説明を入力してアップ
したのに、読むや読まずやという早さで注文するなんてと申し訳なく思っていたのだが、私の
他にも速攻注文した人が居た。やっぱり速攻して良かったのだ。いや、速攻しなくてはいけな
かったのかもしれない。もしかしたらタッチの差で買い損なった人がいたかもしれないのだ。
遠慮は無用ノックは不要だ!コレクターの道は長く厳しいのだ!
『 がむばるじょ〜〜!!』
と、久しぶりのお買い物に一人盛り上がってしまった。
                    『 ああ”っ 。。。。。』( EMH )

ところで、詳細な説明はもちろんよく拝見している。クリックした後だったけど。
画廊さん記と書いてコレクションリストに保存させていただいた。転記するわけではないから
良いよね?



2004.09.08
最近止めていたマイポットを復活させる事にした。
毎日お茶2本240円で、お茶葉代をマイナスしても1ヶ月5000円くらい浮く。
EMHにも持たせるか? X 2人で1ヶ月1万円浮くなあ〜。
一年だと12万円!! 効くなあ〜。



2004.09.09
注文していた挿画本が届いた。
二点ともそれぞれ素晴らしく大満足なんだが一点問題が発生した。
仕舞うところが無い!
保存箱はほぼいっぱいで、無理に入れれば入るが、これ以上詰めるのは良くないと思われる。
緊急事態だが注文しても来るのはまた3ヶ月掛かるのだろうか?困るなあ。高いのも困るし。
そうなのだ、保存箱って、え〜〜〜〜!!って思うくらい高いのだ。なんか良い手は無いだろうか?
保存部屋を作る? ってそんな事できないって!
ガリエラ美術館 
『 時代の証人・画家展 』1960年図録


表紙には『 花の洗礼 』のデッサンの
リトグラフが貼付されている。

表紙に選ぶのはその年のテーマになる作品で
表紙と広告用ポスターをリトグラフで制作し
たそうだ。
刷りはムルロー工房で、ムルロー工房は当時
最高峰の有名な工房だ。
リトグラフを貼ってあるところが、
ちゃんと少し低くしてある!
藤田の出品作、油彩『花の洗礼』と
奥様の君代夫人のデッサンのなぜか反転。

表紙にリトグラフが貼付されているのも面白いが、
なんといっても面白いのは、後半1/3くらいに画家のオリジナルの挿画を配した協賛会社と画廊の
広告が載っているところだ。

左はピカソの広告
今では画家に寄る広告など到底考えられないが。


左、エールフランスの広告と
藤田作のシャンパン会社、MUMMの広告。
MUMMは藤田の最大の理解者であり友人でも
あったルネ・ラルーの築いた会社だ。
ラルーは藤田が礼拝堂を建立するにあたっても
土地を提供するなど協力している。
挿画本
『朝日の中の黒い鳥』

1927年  
総部数 546部
20世紀を代表する劇作家・詩人で外交官でも
あったポール・クローデルによる日本文化に
ついて書かれた論考に藤田のエッチングを挿
入したもの。

これはカラーエッチング12点モノクロ挿画8点
のもの。点数はエディションにより色々ある。

オリジナルエッチングに手彩を施してある。
手彩はポショワール工房として当時最高の工房
であったJACOMET。
 あ”〜美しい。。。。 思わず切り離して飾りたくなる美しさ。。。。
でも切らないよ〜。


2004.09.12
昨日あたりネットのオークションに出品された少女の油彩、やっぱり入札があった。
いつもどこからみてもニセモノでも入札があるのだ。もしかして全員ヤラセなのか? それとも
ニセモノでも
すっげー可愛いので欲しいのか? まさかマジ本物と思っているのか???
それにしてもこの絵はスゴすぎる。しかもブサイクな顔を隠そうともせず、堂々のド・ド・ドアップは
なんだ!

もしかして藤田を馬鹿にしているのか?!



2004.0914
またヘンテコ絵がオークションに出品された。例の不細工な少女も入札が増えている。
おまいら、なに考えてるんだ!
失敬な!!!



2004.09.16
以前この日記が80番台から50番台で検索出来るようになったと書いたが、その後なぜか
また80番台に戻っていたのだが、今度はなんと17番目に検索出来るようになっている。
検索ってどうなってるのかな?



2004.09.17
ってこと(↑)で、検索され易いかもしれないので、すでにアップしてある物をチェックしたら
誤字脱字誤記!!がいっぱいあった。それの修正と挿画本等にごくごく簡単な説明を付けてみた。
説明と言っても制作年代と大きさくらいのものではっきりいってあんまり役には立たない。

さて、今日は藤田の ”アッツ島玉砕 ”を見に国立近代美術館に行ってきた。ちょうど琳派展を
やっているというし、上野の西洋美術館のマティス展も行きたかったが、こっちは年内やってい
るが、藤田の”アッツ島玉砕”の方は10/3までの展示だったので、迷わず藤田の方へ行った。
”アッツ島玉砕”は藤田自身会心の出来と言っている戦争画だ。一度見たいとずっと思っていた。

版画コーナーは長谷川潔だった。長谷川潔もちょっと欲しい画家だ。全くもって目の毒だった。
琳派展の方はイマイチだった。常設だけの日に行くんだった。却って物足りなさが残ってしまった。



2004.09.18
日本で出版されたフジタの挿画のある本を検索してみて驚いた。限定20部等、限定版と思われる
ものが3冊も検索にひっかかった。すごい率だ。高くて買えないけど、出来れば限定版というやつ
を欲しいと思っていたが、もしかしたら探す方向が間違っていたのではないだろうか? 今までは
海外で出版された物しか見ていなかったが、限定物を探すなら日本で発行された物を探した方が
いいのではないだろうか?



2004.09.19
一昨日の琳派展が物足りなかった分、
一日あけて今度はマティス展に行ってきた。ちょうど国立博物館も科学博物館も
リニューアル オープンということで
気になるし、近くの横山大観美術館にも
行きたい。

マティス展は結構良かった。
良かったので最近あまり買わない図録も
買ってきた。でも一番好きだったのは、
やっぱりお馴染みのルーマニアのブラウス
と縞ジャケットってのはちょっと寂しい気
もする。

国立博物館は入ってちょっとで雅楽の
演奏が始まった。ついている。そうそう
観れる物じゃない。
展示は地味すぎる気がするがどうだろう?
まあ、地味はともかく歌麿、北斎くらい
一級品を展示して欲しいと思った。
ちょうど歌麿と北斎の間で外国の方に説明
をしている人が居て、これが歌麿、北斎と
思われるんじゃ、ちょっと寂しいじゃない
かと思った。もっと良いやつ隠しているは
ずだ。見せろ〜〜〜。

朝一、どーみても普通のサラリーマンではない時間帯にメールを出した。
限定版らしきデッサン付きの挿画本というのがかなり安い値段で出ていた。敷居の高そうな本屋さん
で、ちょっと迷ったが思い切って写真で確認させていただけないか聞いてみた。
一見さんの無謀なお願いに返事は来るのだろうか?



2004.09.20
古本を検索していて思い出して古い漫画を検索してみた。
なんと! これ持ってるっていうのが結構な値段で売っている。2万なんていうイラスト集もあった。
買い取りは何分の一だろう? ともかく売るしかない!
ってことで引っ越し後、物置に入れたまま開封していなかった段ボールを開けまくって確認した。
全部見当たらないが結構あった。残念ながら、検索したところ一番高かった2万円のやつがよりに
もよって端っこをネズミに食べられていた。他は大丈夫なのに、、、、、
ざっと拭いて題と出版社等をメモに取った。リストにして何書店かに送って査定してもらおうと思う。
うえっへっへっへ〜〜〜



2004.09.21
家に帰ったらデッサン付き挿画本の問い合わせの返事が来ていた。
なんと、写真がついている!! でも、物はスゴく汚い。やっぱ安いには理由があるのだろう。



2004.09.23
た・たいへんだ〜〜〜!!!
あわてて家の中へ転がりこんだ。
燃してる。燃してるう〜〜〜〜!!!
大声で叫びながら2階に駆け上がった。家の前で火を燃している犯人におかまいなくバシッバシッと
窓を閉めて回った。しかしながらすでに家の中はもうかなり臭う。ひととおり閉め終わって、今度は
母の方へ行くと、こっちはヒドい。家の中は真っ白だ。なのに母ときたら中でカスピ海ヨーグルトを
悠然と食べている。ああっ、ついにボケたか、、、。一瞬くらっとしたが、そうだった、慣れてるん
だと思い返した。これ以上煙を入れたくないので窓を開けたくはなかったが、このままでは死んでし
まうと思ったので、風下の方だけ開けて回った。母が目が痛いと言い出した。だろ〜さ〜〜〜。家の
中に入道雲が入っちゃったみたいなんだからさ〜。EMHは外で火が家に飛んでこないように見張って
いた。冗談じゃない。本当に火事になってもおかしくない状態だった。なのに詫びも無い。信じがた
い出来事だった。

田舎は空気がきれいなんてのはとんでもない。ゴミ出ししないで燃す人やこうして野焼きする人。
環境の事はとりあえず置いといていうと野焼きはある程度我慢するが、最低のマナーがあるし、
この人みたいに田んぼ全体を燃して、こんな野焼きは無いだろう。ちゃんと消防に連絡してみんな
でする日があるのに、突然風のある日に田んぼ全体に火をつけるなんて、、、、、、、、、、、
訴えてやるう! お嬢ちゃんのお顔が黒くなったらどうするんだ! 刈るのが面倒なので田んぼの
周りに除草剤撒いてるの知ってるじょお〜。 自分で食べないで売ってるに違いない。 家の木まで
枯れちゃうじゃないか!



2004.09.25
古いコミックスを整理した。この間のはイラスト集なんかでちょっと高そうだったが、こっちは
一冊10円くらいかもしれないけど、捨てるってのもなんだし、、、、。
2冊は間違いってこともあるだろうけど、
一体、3冊ってのは????



2004.09.26
古漫画を査定に出した。
EMHは全部で2000円くらいだろと言うが、私は2万円くらいにはなると思う。



2004.09.27
査定の返事が早速届いた。
送ってすぐに見て下さったのだ。オーナーは漫画が好きで好きで始めちゃったお店に違いない。
さて、金額だが私の思った通り、2万円だった。イラスト集やチョット豪華な漫画60冊分だ。
美味しいと言えば美味しい金額だが、売るときは1冊2〜3千円、中には2万もするのもあるのだと
思うと複雑だ。なんといっても昔は大事にしていた物なのだ。見てると惜しくなる。2万じゃ何も
買えないし、やめよっかな〜。

せこいが、もう一店舗査定に出した。



2004.09.28
もう一店から査定の返事が来た。大体一冊2000円〜5000円で売っている物が50円〜100円だ。
わざわざ送ったら足が出てしまう。


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