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「自分で何かしてみたい」、「雲や空の現象lを自分で再現したい」と思ったらとりあえずやってみよう。工夫次第でもっとおもしろくなるかも。
虹をつくってみよう
ナナセが小学生のとき、夏休みの研究を「虹の研究」をテーマに、ナナセといろいろ遊んでみました。
      
 1.虹ビーズでいつでも見ることができる虹ボードを作る
簡単で眩しいくらいに超きれいな虹を楽しめる実験
準備:黒いスチロールのボード(DIY点でデコパネという商品名)、スプレーのり、新聞紙、虹ビーズ。
 
まず、汚れないよう、新聞紙を床に広げます。黒いボードにスプレーのりをなるべく薄く均一にスプレーします。
 
虹ビーズをまき、ボードを左右に揺らせて、ボード全面にビーズが行き渡るようにします。
終わったら、余分なビーズを捨てて1時間ほど乾かして完成。
← 日向に置けば虹のできあがり。
晴れていればいつでも、ホンモノの虹よりずっと明るくはっきりとした虹を見ることができます。

プロジェクターなど人工の光源でも遊ぶことができます。
資料:虹ビーズの購入
通販サイトで「虹ビーズ」で検索するとたくさん出てきます。400gで1000円くらい。実験には100gもあれば充分です。
 
  2.360°の虹を作る
夏の日差しの中で、びしょびしょになりながら、最高に楽しい実験です。
準備:水道ホースと水を拡散できるノズル。脚立やイス。
 
ホースを持って、脚立やイスの上に乗って、太陽を背にして、水をまきます。 これだけで見事な本当の虹のできあがり。 
 
 

ノズルを調節して、水滴の大きさ、水の量と虹の明るさ、副虹、過剰虹の見え方などを研究してみましょう。

虹のできる位置は太陽高度に左右されます。なるべく高い位置から見下ろすようにして、水をまくのがコツです。

地上からは見ることのできない360度の虹を目にすることができます。

写真は360°の虹とナナセ。Akinokoが脚立に乗ってナナセに向かって水をまいてパチリ。(大きいため4枚の写真を合成)
      
きれいな光環をつくる
太陽の周りにできる、きれいな光環を自分で作ってみよう。
 準備
  透明なガラスまたはプラスチックの板、 加湿器
 実験手順
  @加湿器で細かな霧を作る。
  A加湿器の吹き出し口にガラス板を近づける。
  Bくもったガラス板を遠くの街灯など点光源に向ける。
ガラス板の角度や霧の量(水滴の大きさ)、そして光源の種類(水銀灯、蛍光灯など)を変えると、光環の大きさ、色が変わります。

条件を調べてみるとおもしろいかも。

 脱脂綿で作る10種雲形模型: 信州大学教育学部 榊原保志先生考案
工作感覚で楽しく作業しながら、雲の特徴を覚えることができます。小学生低学年から中学生程度まで。製作時間は1〜2時間
準備
脱脂綿(墨汁で灰色の色をつけた物濃淡2種+白色)
色鉛筆、のり、ピンセット、下絵、A4厚紙、下絵、できればクリアポケット
最初に下絵を厚紙に貼ると作業がしやすくなります。
次に、下絵に色鉛筆で好きな色をつけていきます。色は、春、秋、冬などの季節や、自分の街などをイメージして自由に書くと楽しいです。できたら雲の名前を入れます。
のりを使って、脱脂綿を立体的に貼っていきます。雲の盛り上がり、質感、雲底の色など、Akinokoの本を参考にすれば、ばっちりです。細かな雲片はピンセットを使います。
 
仕上がり例
下絵台紙 PDFダウンロード
信州大学 榊原氏原図、+ Akinoko作成


クリックすると開くので、印刷するか保存してください。

Akinoko式10種雲形観察見本
Akinokoが開発した教材。雲の名前と高さが一目でわかります。対象は小学校低学年から。
準備 スチロールブロック、竹ひごは100円ショップで手に入ります。35cm4本、30cm3本、20cm4本に切っておきます。 @スチールブロックに衛星画像を貼る A雲の下絵を切り取る
B雲の高さと竹ひごの長さを合わせる Cセロテープで貼る D差し込んでいく


子供達にも大好評!
2009年 雪の科学館にて
写真材料ダウンロード(PDF)

雲1

雲2

衛星画像

クリックすると開くので、印刷するか保存してください。
完成!窓際においておくと雲の種類がすぐにわかります。
 
段ボールとドライアイスで日本海の「筋状の雲」を再現
マニアックな遊びに。段ボールとドライアイスとお湯を使い、冷たい空気と暖かい水面が接する状態を作って「冬季の日本海の筋状の雲」のようすを再現します。
工作と実験、両方の楽しみを味わえる上級者向き。
準備:
  段ボール箱(2個)
  お湯を入れる大きめのバット(できれば色の黒い物)
  ドライアイス
  お湯
  洗面器
  工作道具(カッター、ガムテープ)
できた筋状の雲
 実験手順
@ 段ボールを切り、斜面部分を作る(長さ50cmほど)。
A もうひとつの段ボールの箱のふた部分を切り取り、下部分に冷気の流れ出るスリットの穴を作る。
B @とAをつなぎ合わせ、斜面を作る。
C 斜面の終点にバットを起き、お湯を入れる。
D 箱の中に洗面器を入れて、ドライアイスとお湯を混ぜ合わせて、霧を発生させて斜面を流す。

斜面の傾きで大陸から流れ出る季節風の強さをいろいろと変えたり、お湯の温度を変えると筋のでき方をシミュレーションすることができます。
  
  
上:できあがった実験装置

右:奥の段ボールの中にドライアイスとお湯を入れると、下のスリットから煙が流れでて、筋状になる。
  
    
もっと詳しい実験方法、ここに上げたもの以外の実験観察も、Akinokoの本「空の図鑑」で解説してあります。 雲のキホンと楽しみ方が知りたい時は

空の図鑑(学研)
1800円+税
 
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