Jornada 680〜728シリーズ バッテリ殻割りリポート

HP製Jornadaシリーズは、製品のできも良く評判がいいのですが、いかんせんいずれも製造中止になっており、保守部品も728シリーズも含めてなかなか手に入らないのが現状です。特に、バッテリに関しては、今年の初めにはりペアセンターで手に入ったようですが、それもいつまで続くかわかりません。

そこで、今回は上記モデル(今回は680)のバッテリを分解しまして、内部のセルを交換して良い結果が得られましたので、ご報告させていただきます。なお、この改造はリスクを伴います。従って、改造によるいかなる障害も当方には一切関係ありませんので、その辺十分にご理解ください。特に、リチューム電池は過充電で爆発する恐れもありますので、技術的に不安な方は絶対にこの改造はおやめください。

交換用のセルは、18650という直径18mm, 長さ65mmのリチューム電池です。まだ、通販でも手に入りますが、そろそろ入手が難しくなってきています。秋葉原ではまだたまに見かけるようです。ただし、売っているモノはノートパソコン用の電池ですから、一目でこのセルが入っているかどうかはなかなか見分けられません。通販先は、

現品.com   http://genpin.com/ の各種電池です。なお、18650の中には規定電圧が3.6V(3.7〜3.8V)でないものがありますが、これらは動作保証できませんので、ご注意ください。

なお、使用できるノートパソコン用電池の情報は

バッテリについて(主にThinkpadの情報)  が詳しいです。

また、バッテリの殻割り方法は、カッターナイフを使わない方法などそれぞれですが、Jornadaのバッテリにはプラスチックカッターは絶対に使用しないでください。この道具を使うと、あっというまに切れますが、切り跡の幅が広くなるので、できあがりが不細工になりがちです。詳細は、以下のURLなどで勉強してください。

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/8732/LiBATT.htm

http://jk3hfm.hp.infoseek.co.jp/hobby/pc/mcv_batt/

http://www.takajun.net/Story021218.htm VAIO Battery BP-51/51A修理

なお、不明な点がありましたら、このメールまで。kenfuji@land.linkclub.or.jp

 作業内容その1

作 業 写 真
作 業 説 明

この作業がもっとも難しい作業となります。使う道具はやや大型のカッターナイフで、制御基盤と反対側のつなぎ目から、刃を慎重に入れていきます。制御基盤側はあまり刃を深く入れなくていいです。刃が内部に貫通しますと、中のセルの色が見えてきますから、それ以上は刃を入れないで、ゆっくりとマイナスドライバを差し込んで、はがしていきます。フラットケーブルはつなぎ目とずれていますから多分大丈夫ですが、製品によってはつなぎ目と一致している可能性もありますので、くれぐれも刃を入れすぎないように。

バッテリの殻割の手順は上記に詳しいですから、よく読んで実施してください。

2つに殻割りした状態です。中身はソニー製の18650リチューム電池で、直径18mm,  長さ650mmです。この長さ以上は入らない可能性がありますのでご注意を。

制御基盤の拡大写真です。2つのセルの両側と、中間部の各電圧を測定して、充電を停止する仕組みです。小さい基盤ですから、取り扱いは十分に注意して行ってください。

各電極とセルの接続には、フラットケーブルが使用されています。制御基盤部の横で直角に折り曲げられていますから、この屈曲部にストレスがかからないように注意してください。また、各フラットケーブルとセルの接続部の位置関係をよく把握して、新しいセルにつけるタブ位置を確認しておいてください。

電池は数カ所でゴム製の接着剤で固定されていますので、無理にはがさないで、マイナスドライバを隙間に差し込んで、ゆっくりこねるように持ち上げてください。無理にこねると、ケースを傷めます。

新たに購入した18650の電池です。これは、富士通製ノートパソコン用の電池で、18650が6個入っていますから、単純計算すれば3個のジョルナダ用電池が作成可能です。セルを取り外すときは、可能な限りタブ(金属製の接続部で、普通はリベット止めされています)を残したまま、分解してください。ニッパーで切れますが、切り口は鋭いので指を切らないように。

タブはうまく取れないことが多いし、うまく取れてもそのまま使えませんので、その場合は加工しやすい銅箔を使います。写真はサンハヤト製の磁気ガードという銅箔で、裏にシールがついていますから、半田がしやすい利点を持っています。できれば二重にしてご使用ください。

続く→       ←戻る     ↑トップ