Kangoo History


カングーの正規輸入が始まりましたが、初めてこのページへ来られて正規モデルと私のカングーの違いに戸惑う方が多いようなので、ここでカングーの歴史と並行で入って来たモデルはどのような物があるかを、書いていこうと思います。

1997年3月のジュネーブ・ショーで、「Pangea」というコンセプトカーが発表されました。これがカングーのもとになって、2ヶ月後のバルセロナ・モーターショーにて「Kangoo」として発表されました。

コンセプトカーのPangea

未来的な感じがする以外は
カングーのまんまですね。

1997年9月からヨーロッパで発売開始になりまして、1998年にオートリーゼンが3台ほど入れたのが並行輸入開始だと思います。この辺りの事はあまり詳しくはないのですが、当初フランスから直接入れた為、フランスの最高グレード名であるRTEとして入って来ました。その後、関税などいろいろメリットがあるベルギーに切り替えて、ベルギーの最高グレード名であるRTとして入ってくるようになって来ました。

このころのモデルは、私のカングーと同じ片側スライドドアで通称カングー1と呼ばれているモデルです。
また、観音やハッチは最初からどちらでも選ぶ事が出来ました。
※当初は観音+ジラフォンはセット注文だとか、エアコン・エアバック・フォグランプすべてオプション扱いでしたが、私の注文した1999年6月ごろはエアコン・エアバックは標準となり、観音もジラフォンとセットじゃなくても注文出来るようになりました。

1999年11月から両側スライドの通称カングー2が発売開始になりまして、この頃注文した方からカングー2が入ってくるようになりました。グレード名も変更がありまして、今まで最高グレードだったRTがアルミ・ボディ同色バンパーカバー・フォグランプを標準装備してRXEというグレードになり、RTの装備が少し落ちたのがRTEとして入ってくるようになりました。その後、RXEばかりが注文されると言う事で、並行輸入はRXE1本に絞られるようになりました。また、このモデルからATも設定されるようになりまして、ここから一気にカングーの輸入台数が増え始めたと思います。
※このころ、カングー1の時は標準色だったオレンジやソリッドブルーが注文色となり、それを頼んだ人(ないと〜さんやJAMIさん)はRXEでありながらボディ同色バンパーカバーがない、素のRTEのような見た目になった方もいます。

そして、2001年7月から現行のカングー3が発売開始となりました。このマイナーチェンジは外観上はサイドドアモールが太くなっただけの変更ですが、中身は剛性アップがはかられ、そして4×4モデルが加わり、エンジンラインナップも大幅に変更がされました。また室内では、後部座席上の飛行機タイプのコンソールが設定され、とても魅力的なカングーになって来ました。グレード名もRXE/RTEとかでは無く、PrivilegeとかExpressionに変わりました。ただ、並行で入ってくるのは基本的にPrivilegeだけで、快適装備は充実していますが、これはある弊害をもたらしました。この最高グレードには飛行機タイプのコンソールが標準でついてくる為、観音ドアと一緒に選べたジラフォンが選べなくなりました。下のグレードに行けば、コンソールが消えジラフォンが選べますが、その分その他の快適装備が標準で無くなるという事がおきてしまいます。この辺りは難しい問題です。

2002年3月27日、ついに正規輸入のカングーが発売開始となりました。つまりここで言うと、正規カングーというのは、カングー3の右ハン・AT・ハッチバック、標準装備はPrivilege並で、アルミ無しと言う事になります。(シートが1グレード下のものが使ってあるという話がありますが、真相は分かりません。)


ここまで、簡単な日本でのカングーの歴史をおってきましたが、エンジンラインナップについて何も書いていないので、ここで書きたいと思います。(但し、日本に入って来たであろうモデルのみ)

カングー1

カングー2

カングー3

1.4L SOHC 75ps 5速MT

○/4速AT(プロアクティブ)

4速ATのみ

1.6L DOHC 95ps 5速MT

1.9L NA Disel 65ps 5速MT

1.9L Turbo Disel 80ps 5速MT

そして、外観上の違い

カングー1

カングー2・3

 カングー1           カングー2           カングー3

ここには、4×4の外観が出て来ませんが、ルノーのHPなどをご覧下さい。

以上、思いつくままだらだらと書いてきましたが、もしかしたら間違っていたり、抜けている箇所もあるかもしれませんので、お気付きの方は教えて下さいね。