OCTOBER24のDIARY 『リスクと責任

 

  面白いことに、この日記を書くのをサボっていると、アクセス数が顕著に減ってくる。私のHPのトップページにはアクセス・カウンターはつけていないので、アクセス数はわからないようになっているが、私自身は、解析専門サイトでその数をチェックできるようになっている(そんな陰険なことをするなという声も聞こえてきそうだが)。だから、毎日の正確なアクセス数は明確に把握できている。
 私のHPには、ちょっと多すぎるよというぐらいのコンテンツ・ページがあるので近々整理しようかなとも思っているが、そのコンテンツの中でも最もアクセスが多いのが「伊豆のページ」。いつもたいした事は書いてないつもりなのだが、ここが意外と多く読まれているのが本人としては不思議でならない。ほぼ毎週末には訪れているが、別に釣りをするわけでも、名所を尋ね歩くわけでもなく、ただノンビリした時間を過ごしているだけなのだが、自分自身「けっこう飽きない所」だとは思っている。そのせいか、このページを見てくれるファンはけっこういるようだ(これも、世の中のヒーリング志向の現れなのかナ?)。
 ここしばらくライブを休んでいる。もちろん、永久にやらないつもりなのではなく、本人としては、ちょっと一時休止のつもり。その間に、一つライブ会場が増えてしまった。いつもやっている渋谷と赤坂に加えて、今度の場所は青山。ちょうど、表参道と外苑前の中間(といっても、馴染みのない人にはわかりにくだろうが)のLAZY SUZANのショップの裏手に当たる場所。ここも普通のライブハウスではなく、バー。席の数は、渋谷のツインズをちょっと小じんまりさせた所なので、よりアットホームな感じでできるかもしれない(バーなので、雰囲気はかなりアダルトだ...)。
 今ライブを休止している理由を格別説明する必要もないかもしれないが、自分の中ではけっこうきちんとした理由づけがある。一つには、現在執筆中の本の原稿を早く脱稿してしまいたいこと。何せ、出版社の方では発売のスケジュールを決めてあるので、ぜがひでもそれには間に合わせたいと思っている。
 そして、もう一つは、これまでとはまったく違ったことにチャレンジしていきたいという自分自身の思い。それには、ある程度の準備期間が必要なので、そのための小休止という意味あいがある。昔からの悪いクセで、自分の活動が安定期に入ってくるとわざとそれを破壊してしまいたくなる。いつも、自分にリスクやプレッシャーをかけておきたいという願望がそうさせるのかもしれない。クリエイティブな活動には、マンネリが一番大敵。そう思っているせいでもある。
 客が要求するものを、アーティストが期待通りにそれを与える。これ自体には何の問題のないのだが、それだけで終わっているときっとお互いに何も成長できないのではないか?常に、新しいモノにチャレンジしていく。今ある環境が壊れてでも、もっと深い「何か」、もっと本質に迫った何かを探究していきたい。そう思っているせいなのかもしれない。
 こう書くと、何かえらくカッコいいことをやっているように聞こえるかもしれないが、要は、飽きっぽいだけなのかもしれない。同じことのくり返しに耐えられないだけなのかもしれない。常に何かが変っていないと気がすまない。そんな性格なのかもしれない。竹中さんの政策に銀行や政治家からの不満が殺到しているようだが、大体において、不良債券を作り出したのは銀行や政治家たちなのに、今さら竹中さんの政策に文句を言えた筋合いではないのではないかと私は思っている。学者の机上の空論かどうかは、「何か」を始めなければわからないことだろうし、今ある場所だけにとどまっていては「座して死を待つ」だけなのではないのか?そんな気がしてならない。
 もちろん、竹中さんの意見にもろ手をあげて賛成というわけではない。本当の問題は、この国の政治にリーダーがいないことだろうと思う。小泉さんは、リスクとか痛みとかを呪文のようにいつも唱えているけれども、ホントにそういうリスクを負える覚悟があるのだろうかといつも疑問に思う。いみじくも、青木さんが「一体誰が責任を取るのか?」と首相に質問していたが、今の政治家に責任を取る能力もノウハウもないことが日本の政治と経済を泥沼に落としこめている最大の原因なのではないのか?
 私は、自分でまいたリスクの責任は自分でとりますよ。そんなことばを、一度でいいからすべての政治家や銀行屋さんから聞いてみたいものだと思う。

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