JULY 7のDIARY  『食べ物はダイジだぞ!』

 

 七夕のこの季節は、基本的に梅雨。だから、当然雨の時が多い。七夕のロマンチックな出会いは実らない確立の方がはるかに高いのに、なぜこんなストーリーが生まれたのだろう?今日は、幸い(?)晴れていたので、めでたく七夕のデートは成功したのだろうか?
 最近不粋な生活ばかりしているので、そんなロマンチックな話しがかなり似合わなくなってきているのだが、今日はスーパーで買い物ができなかったので、ネコのエサを買いついでに近くのコンビニで納豆とキュウリを買った。なぜ納豆とキュウリかというところが謎なのだが、要は、家においしいお米があるし、ごはんに納豆というのは私の最も愛する食事の一つだし、なによりも安くて栄養があるのがいいというだけの理由。納豆みたいな粘り気のあるものを食べていれば健康でいられるという話しはあちこちで聞く。考えてみると、粘り気のある食べ物はごはんに合うものが多いのがいい。オクラや山芋も、安くてこれさえあれば御飯が何杯でもイケル。山芋は摺るのが面倒くさいし手がかゆくなったりかぶれたりするという人がいるが、私は、幸いそんなことはないので、納豆も、オクラも山芋もせっせと食べている。それとキュウリ。キュウリは、丸ごとかじるのが一番だと私は思っている。スライスにして、シラスや明太子なんかを上にまぶすのもけっこうイケルが、私の最も愛する食べ方は、キュウリを丸のままマヨネーズか味噌につけて食べるやり方だ。小腹がすいている時にオヤツ代わりにこれをやるのが最高なのだが、今晩コンビニで買ってきたキュウリでこれをやってみた。そして、人生最悪のキュウリを味わった。
 外見はきれいな色の艶のあるキュウリなのにもかかわらず、コンビニで買ったこのキュウリ、最悪の味をしていた。別に腐っていたわけではない。にもかかわらず、これ以上まずいキュウリを今までに食べたことがないというような味。どうやったら、こういったまずい味のキュウリが作れるのだろうかと思わず考えてしまった。スーパーで買う野菜は、最高ではないがそこそこの味がしている。しかし、コンビニの野菜も弁当も、どうしてこういう味のものを平気で並べて置くのだろうというようなモノがずらっと並んでいる。コンビニの弁当は、いくら自分で作る気力がない時でも絶対に食べたい代物ではない。土曜日のコンビニには、お母さんと子供がよくいるが、今日もお弁当を物色して家族全員分なのだろうか、5種類のお弁当を買っていた若いお母さんがいた。横に子供もいたが、あんな添加物、保存料だらけで最悪の味の弁当を子供に食べさせる親の気が知れない。親たちは大人なのだからいくら毒を食ってもいいだろうが、小さい子供たちにわざわざ毒を与えることもないではないか。
 とまあ、こう叫んでみたい気もするが、便利さに流され、食へのこだわりを忘れた人には何を言っても無駄なことかもしれないとも思う。食へのこだわりこそが、生きることへのこだわりだっていうことを、本当は親が子供に教えるべきなのに。

ダイアリー.・トップへ戻る