タイトル 出版社 発行年月日 内容  
奇跡のはじまり 新潮社

2014.2.20

2011年9月に脳卒中で倒れた妻への介護とリハビリ、そして、みつとみ俊郎がライフワークとして取り組む「音楽は介護を救う〜ミュージックホープ・プロジェクト」の感動ドキュメンタリー

オーケストラの秘密 NHK出版

2007.12.20

オーケストラの舞台裏で仕事をしているステージマネージャーや裏方の人たち、そしてメンバーは本番前、本番中、本番後は一体何をしているのか?客には見えないオーケストラの舞台裏を全て解説した著作
41歳からのクラシック 新潮社

2007.1.20

中高年になると不思議とクラシック音楽を聞きたくなる人が増えてくる。それはナゼなのか?そうした分析に加えて、ロックファンにはこのクラシック、ジャズファンにはこのクラシック...とこだわり世代の中高年向けのクラシック入門書
こんな音楽があったんだ 清流出版

2004.7.22

オールジャンルで紹介する、絶対に聞き逃せない名CD。そして、それがナゼ聞き逃せないかをわかりやすく解説する「目から鱗」のCDガイド。
音楽はなぜ人を幸せにするのか 新潮社 選書

2003.5.15

いま解き明かされる、人と音楽をめぐるミステリー。人間の感情に働きかけ、人生を豊かにする音楽の秘密を探る(この本は2004年に韓国で翻訳出版された。)
音楽ジャンルって何だろう 新潮社 選書 1999.12.25 民謡からヒップホップまで、全ての音楽ジャンルの意味をこれほどわかりやすく解説した本はない
オーケストラとは何か 新潮社 選書 1992.1.20 オーケストラの歴史を知れば、クラシックだけでなく全ての音楽のルーツが見えてくる。
メロディ日本人論 新潮社 選書 1987.9.10 演歌は日本人の心であるという間違った先入観をつき崩す
フルートはいま

音楽の友社

(翻訳)

1985.10.1 超マニアックなフルートの歴史の完全解説本。レアアイテム!


最近、雑誌その他に書いた雑文のリストです。過去に書いた数多くの文章の中からも随時、アップしてみたいと思います。最新の雜文が読みたい人は、ここをクリック。

 

 音楽をことばで書き表わすことほど難しいものはない。人間の感情表現の一つである「音」をことばにする。そんな無謀な行為をし続けている。数年前にあるレコード会社の社長から言われたことがある。「普通、ミュージシャンやアーティストはことばが苦手な連中が多い。だからこそ、楽器をやり歌を歌うのに、みつとみ君は、ことばの表現もやってしまう。君の頭の構造はどうなっているのだろう?」。
 私の頭の構造はいたって普通だと思う。ただ、「音楽はことばで言い表せない」と言われると反発する。確かに、音楽それ自体にことばが必要ない。しかし、人間はことばでしか説明のつかないことがあまりにも多過ぎる。ことばが理解を助け、そして誤解も生む。そんなことばをいい加減に使っていたら、音楽だって誤解されたままで終わるかもしれない。そう思って私は、これまで誰も説明してこなかったことにあえて挑戦して本にしてきた。「日本人の心」だというような過ったレッテルを貼られた<演歌>を科学的に分析した『メロディ日本人論(私の作家デビューの本だった』』。オーケストラの歴史を説明しながら「クラッシック音楽とは何か」、あるいは「音楽とは何か」を説明した『オーケストラとは何か』。そして、現在地球上にあるすべて(に近い)の音楽ジャンルの説明をした『音楽ジャンルって何だろう』。最後(まだ本当の意味での最後ではないが)に、音楽を人間がなぜ発明しそれを育ててきたかを科学的に説明した『音楽はなぜ人を幸せにするのか』。すべて、音楽をことばで説明するために書き続けてきた著作たちだ。まだまだことばを大事にしていきたい(だから書き続ける)。そして、人間と音楽も本当に大事にしていきたい宝物だ。