Gibson Les Paulのモデル別比較

 Webではいろんな方がやっていますが、目標であったSunburst Reissue手に入れた事ですので(笑)Cavalynもモデル別比較というものをやってみました。しかし比較の対象である本物のLes Paul Standard、あるいは標準となるべき'59 Reissueがないので、モデル別比較ではなく個体差、制作年による差になってしまう可能性大!
当然本物のLes Paul Standard ('58〜'60s Sunburst)との比較などは出来ません。本物に最後に触ってから、もう20数年が経過しています(爆!)
 実際値段がRegular ModelとCustom-Shop Modelで倍以上違うといっても、殆どの差は制作時の人件費(あと'56〜'58と'59、'60の差は表板の楓の杢の差?)だとは思いますが、一体どこが違うのでしょうか?と色々と比較してみました。
※この比較についてはClassicが'92年製であり近年のClassicとは多くの点で異なっている事を申し上げておきます。
 当時のカタログで見るかぎりではReissueよりClassicの方がオリジナルに近いように思って買ったくらいですから。


1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

画像のClassic(↑左)はピックアップ、エスカッション、ピックガード、トラスロッドカバー、トグルスイッチを交換してあります


ヘッド(表)

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT
 ヘッドの形も少しづつ違うようです。Classicが細め、'56GTが太めで'60VOS、'58がその中間で多分同じ治具の個体差といった所でしょうか。'56は全然本物の'56年製っぽくありません。'59などと同じ型が使われているようです。でも私の感覚では一番形は'59っぽいというような気がします。他のはカドが立っているんで、新しっぽく見えているだけかも知れません。
 Classicのペグの位置が外側のようですが、これは近年見直されるまで1弦と6弦をナットから横方向に曲げない形にするというGibson社の新しい伝統(笑)のためです。生ギターではそれぞれ内側に入り込んでいましたが、エレキでは近年まですべてのものが弦と平行になっていました。またClassicのみペグが4mm〜5mmナットに近い位置に取り付けられている事も、ヘッドが細長く見える印象を強くしています。
"Gibson"ロゴはClassicはヘッド先端に近いですが、Histricはほぼ同じ位置になっています。"Les Paul Model"ロゴにいたっては全部の位置がバラバラです(笑)位置を決める治具がないのは確かなようです。近年のものがヘッド先端に近いのですが、他のモデルでも全部が製作年代ごとに同じ傾向でもありませんので、作業する人それぞれの個性の出る所と思われます。もしかしたら'60VOSと50th'58のここの工程を担当したのは同じ人なのかもしれません。
 トラスロッドカバーの形は同じように見えますね。実はClassicも交換してありますので同じはずです(笑)
位置は50th'58だけがナットから離れていますが、これは50thだけに限った事ではなく近年(2003年頃から?)の'58、'59モデル共通のトラスロッドの仕込み方の仕様変更のためらしいです。ネックを割ってみる訳にはいきませんので、内情は不明です。

ヘッド(裏)

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT
 裏から見るとペグの配置がよく分かります。ClassicとCustom Shopではペグの位置が違います。またClassicと'56GTは弦と平行にペグが配置されていますが、'60VOS、50th'58は下側が若干狭くなっています。これは'03年型から変更されたようです。他のページにも書いていたのですが、Cavalynはペグ穴の位置が違うという事を昔から言っていたのですが、21世紀になってようやく改善されました。

ペグ

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

 ペグはすべてブッシュ式のKluson TypeでGibson Deluxeの刻印が2列に入っています。たぶん同じGOTOH製が使われていると思われます。'60VOS、50th'58はブッシュのポストガイドの縁が平らで、Classicと'56は1コブでブッシュの縁は上方に伸びています。50年代のKlusonでは縁が平らなのはGibson Style、伸びているのはFender Styleらしいですが、近年のCustom Shopの仕様変更でようやく50年代の形に戻ったという事です。
 なお、2コブはHistric Collection '60 Les Paulのみの仕様で、本来同じものが使われていたはずのSGは現在1コブになっています。全製品に言えますが、惜しい事にはシャフトが長く、つまみがコブ1つ分ほど外側に付いていることです。

ヘッド(横方向)

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT
↑ヘッドを横から見るとヒスコレではオリジナルに準じてヘッドの板厚がテーパー(先に向って薄く)になっていますが、レギュラーはほぼ同じ厚さのようです。

Gibson ヘッドロゴ

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

↑Gibson ロゴがClassicの方が黄色が強くなってます。また位置が上の方です。様々な本などでは(Regular品も含め)すべてのLes Paul Standard ModelでMother of Pearl(真珠母貝)が使われているとの事ですが、ClassicだけでなくHistricもパーロイドのように見えます。だいたい今の世にこんな大きな貝を充分揃えられるか疑問です(笑)貝だとしたら継ぎ目が全然見えません。
 Gibsonインレイの構造ですが、50年代は"Gibson"の文字の形に切り取った貝を、ほぼ同型にくり抜いた黒く染めた突き板に埋め込み、隙間は黒い樹脂(エポキシでしょうか?)で埋めて突き板と平面にしていたようです。指板と同じインレイをしていた訳です。表面のクリア塗装から見える感じでは、その上からまた黒の塗装をしているようです。
60年代の途中からはコストダウンの一環と思われますが、貝は文字の形には切り抜かず四角・台形などのまま突き板に埋め、平面を出してからマスキングで文字以外を黒く塗っています。Larry Carltonの'68年製ES-335で確認できますが、"Gibson"の文字の周りの塗装の剥げた部分から下の貝が見えます。50年代のものではキズの付いた場合も塗装の下から木が見える事があっても貝が見える事はないようなので、これ以前のGibsonではロゴインレイ自体は文字の形で切り抜いてあるのは確実と思われます。
これが70年代に"O閉じ"の所謂モダンロゴになると、また文字の形で切り抜かれています。ほぼ同時期に突き板自体がプラスティックになりますが、文字部分を中心として塗装のクラックが目立つようになります。この時期はプラスティックが黒く着色してあり、ロゴの貝はクリア塗装に直接触れている状態です。"Gibson"ロゴと黒プラスティックとの収縮率の差でクラックを生じる事が多くなったと思われます。昔所有していたLes Paul Standard 40th Anniversaryもロゴ周りにクラックが多く、"Gibson"の"o"の部分の塗装が剥がれ落ちてしまいました。
その後50年代に使われていた"Gibson"クラシックロゴが復活する訳ですが、今度はクラックが入らなくなります。塗装にクラックが入らないようにリターナー(軟化材?)を加えるようになったとの話もありますが、前代で多かったロゴ周辺のクラックを回避するため、プラスティックが透明になり黒い塗装は裏面にされ、ロゴもプラスティックの下になり直接は塗装に触れないようにしたのではないかと思われます。事になりますので、が: 音楽り、までくりぬいた昔のCLの方は少しインレイが雑な感じがします。また、角度を変えた、写真で判りますが、ヒスの方は文字の形にくりぬいた貝の周りに樹脂のような物?で突き板との段差を埋めてるように見えます。それに対しCLの方はロゴの外輪郭に沿って大まかに打ち抜かれた貝を同じように打ち抜かれたプラ板に埋めて、表面の黒塗装にてごまかしてる(?)ようです。また段差の部分が小さいのでClassicの方がすっきりした感じです。好み・クセかもしれません

Les Paul MODEL 金文字

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

↑「Les Paul」の文字も、ヒスコレではシルク印刷で、爪で擦ったら取れてしまいそうなのに対し、レギュラー品ではどうもプラバンの下に印刷されてるようで、擦っても取れる感じはしない。

表面

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

↑表面にはHistricはOriginalと同じように薄板が貼られています。Originalは柊らしいですがHistricの材は不明ですが、黒塗装の下に木の色が確認できます。Classicでは透明なプラスティックで裏(下)側が黒く塗装され、Les Paul Modelの文字もプラスティックの下側にあるようです。

指板・ポジションマーク

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

 指板はすべてローズウッド、紫檀とも呼ばれています。Classic、'56GTの90年代ものはインド産、2000年代ものは('06製'60VOSは正式には分かりませんが)マダガスカル産という事です。90年代は明るく赤みの強い色です。染められているのかどうかは分かりませんが、製作年が新しくなるに従って段々色が黒っぽくなっていきます。
 本物の50年代はもっと濃い色の指板が多かったので、若い人の印象ではブラジル産(所謂ハカランダ)が紫で濃く、インディアンの方が赤い薄い色という認識が強いかも知れません。しかし70年代頃までに実際使われていた紫檀では、一般にインド産を本紫檀と云い、インド産の紫檀が紫が強く濃い色、ブラジル産は赤茶けた色、という印象であったように思います。もうブラジリアン・ローズウッドの枯渇が叫ばれ、Gibson社では65年頃から、Martin社では68年頃からブラジル産からインド産に紫檀の切替が行われてきた時代ですので、単に絶対数の不足しているブラジル産で、見た目の珍重される濃い紫がかった紫檀が手に入らなくなったため、それまであまり使われる事のなかった、見た目に劣る薄い赤茶けた色のものが多く使われるようになったという事かもしれません。
それと同じ事が90年代のインド産紫檀でも行われてきたのでしょうか?実際、低価格帯のギターではかなり昔から薄い色の紫檀が多く使われていました。
ポジションマークはすべてパーロイド(樹脂製)で形状は同じようです。Classicは若干黄色の印象が強くなっていますが、当時Reissueと区別するための仕様だったようです。現在もレギュラー製品中Classicだけは黄色っぽいものになっています。(写真はすべて3フレット部分です)


ボディトップ(メイプル)

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT
Classicは木目(杢ではなく)の濃淡(春材と秋材の色の濃さ)がはっきりしていて「ホントに楓?」といった印象で、随分柔らかそうな感じがします。90年代にはJimmy Page Modelにも同じ様なメイプルが使われていたものもありました。この時期(90年代前半)に使われただけで、他の時代にはあまり見ない木目です。杢のないメイプルでは現在も中国製など、また昔は国産の低価格ギターで、たまに見かける事のある木ですが、木の種類そのものが楓とは違うのではないかと思ってしまうような木材です。繊維の絡まり方も素直ですので、多分柔らかい木だと思います。弦交換のとき、ブリッジを落としたら簡単に凹んでしまいましたし。
 端のベンド部分はあまり差がないようです。トップのアーチ形状はClassicは中央部までアールが架かっていますが、その他は中央部がピックアップキャビティに沿ったラインが平坦になっており、その分アーチが強調されるように見えます。見た感じでは'60VOSが一番アールが強いように見えますが、これも年代差とまでは行かず、個体差の範囲ではないでしょうか?
 '56GTは塗り潰しなので、当然どんなメイプルを使っているか見えませんが、'60VOSと50th58は同じ様な杢の出方です。まぁ私自身の好みの範疇でこれらを購入した訳ですので、似てはいるんでしょうが(笑)ハードメイプルの証拠と云われるフレックもあまり見えませんし「ハードかソフトか」と言われると「分かりません」と答えるしか有りませんね。両者ともHRMと表示されて売っていた訳ではありませんし。しかし木の繊維の絡まり方がボーリング場のレーンによく見られるものと同じように見えますので、「結構堅い木だ!」とCavalyn的には言い切ってしまいましょう(笑)『この上にブリッジを落としてClassicと比べて凹み方はどう違うか』という実験は流石にするツモリはありません。

ネック仕込み角度

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT
Classicはヒスコレと比べ角度がきつくなっています。オールドは年々角度がきつくなっていったようですが'56GTと'60VOSは角度が同じでした。'99年と'03年にヒスコレは大きな仕様変更が行われたという事で、'08年58が一番仕込み角度が小さくなっていますが'98年製の'56GTは'60等と同じネック仕様のようです。Classic 7度、'60VOS & '56GT 5度、50th58 3度といった所でしょうか?

カッタウエイ部

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT
 同じ幅のバインディングがトップのアーチに沿っている為、トップのメイプル材が少し覗いています。Classicも同様ですが着色方法が異なっているためメイプルの色が分かりづらいですね。Gibson社の一般レギュラー製品ではバインディングが厚くなりトップ材は見えないようになっており、後年Classicもトップ材が見えない仕様になります。
2000年代ものはバインディングの巾が細くなっており、メイプルの覗く部分が大きいため、比べると大部印象が変わります。

エスカッション

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT
ヒスコレでは弦とPUを最適な高さに合わせるとカバーとほぼ同等の高さになるのに対して、レギュラーではネック挿し込み角度が深いためかピックアップがはみ出てしまいます。またこのClassicはエスカッションをDimaggioに交換してありますが標準品は設置面・表面ともにオールドとは違い曲面になっています。

ピックアップ

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

HistricのP.U(57 Classic、Burst Bucker)ではオリジナルPAFのようにP.U本体裏に"Patent Applied For"シールが貼ってあります。Classicの496F、500RはGibson刻印が施してあります。またClassicのフロント(496F)のポールピース間のピッチは(芯−芯)Histric搭載のP.U達と同様、9.8mmですが、リア(500R)は弦のピッチに合わせる様に10.5mmまで広げられています。

ピックガード

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

ピックガードもClassicではキャスティング(金型成形品)ですがHistricではプラ板からの削り出しで製作されています。Histricでは角が立っていますが、Classicでは縁がテーパー状になっているので違いが分かると思います。 材質はClassic用は淡くて柔らかそうなプラスティックですが、Histricは赤みがかったちょっと堅そうなものです。

P.Uキャビティー・ネックジョイント

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

上:レギュラー 下:ヒスコレ 奥:ヒスコレ 手前:レギュラー

Histricでは"Deep Joint"(DJ)といってネックのテノンがフロントP.U座括りの中央部まで達していますが、Classicではネック端部(22フレット端)で終わっています。DJはサスティーン、剛性の向上に一役かっているそうです。が、しかし"Deep Joint"については考えていた事がありますので、良かったらこちらを御覧下さい。
(断面写真とネック材の写真はThe Les Paul Forumより転載)

コントロールノブ

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

ノブは右=ヒスコレ・左=CL
Histricでは随分と濃い色にしてあります。'60VOSには頂点にMetal Plateが付けてありますが、形状は大差ありません。焼けた様に琥珀色に染めてあります。(しかし、これがマニアには不評)また、裏返すと判りますが、どちらも「彫り文字」といって数字が成型段階で彫り込んであり裏から数字の部分に白を、その後から全体に金色を塗ってあります。(オリジナルも同様、使用してる塗料は違いますが)すると表から見た時に文字が浮かんで見えます。CLの場合、リプレイスメントパーツとして注文すると国産の物と同じように数字が平面な印刷ものになってしまう為、現在は基本的にこの彫り文字ゴールドノブはレギュラーライン・レスポールシリーズ本体からしか入手できないそうです。(ショップ在庫は別にして)それと、写真からでは判りませんが、シャフト部の内径が違います。(ヒス用の方が小さく、CLの方が大きい)その為、詰め物無しにそのままCL用をヒスコレに付けようとするとトップを下にした時にぽろっと落ちてしまいます。逆に、ヒスコレ用はそのままではレギュラーLPには装着不可と思われます。

ブリッジ
1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

ClassicもRegular品では珍しくアンカー無しのT.O.M (Tune-O-Matic)ですが(後年、他のRegular品と同じダボ式Nashville Styleになります)材質が違い、Histricは駒が真鍮(ブラス)とオリジナルに準じているそうです。写真でもヒスの方の駒の上面のメッキが剥げ、ブラスが覗いてます。
(02年〜のレギュラ−「'50/'60スタンダード」はビンテージ物とは違う方式のナッシュビル・T・O・Mを採用しています)

バックマホガニー

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

本来、99年製は導管のつぶつぶが目立つ材が多いのですが、これはそれ程でもありません。最近、米国のヒスコレカスタマーセンターにマホ材の件で問い合わせをしたところ、ヒスコレシリーズには全てのモデルに発売当初よりホンジュラス・マホガニーを使用しているとのご回答を頂きました。また、最近発売になった「丸ごと一冊ギブソンレスポール」の米ヒスコレ・マネージャーのインタビューでも「マホは南米から・・・」と語っていました(笑)

コントロール・キャビティ

1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

レギュラーではバック面と平行に座ぐられ、アース関係も1枚の鉄板で処理される。ボディへの配線の穴も大きめ、ヒスコレでは、ほぼオリジナルのように配線されてるがコンデンサーが申し訳無いくらい可愛いものが付いていた。(ヒスコレ写真はオイルコンに変更)

その他
1992年製Classic CS2006年製'60VOS CS2008製50th'58 CS1998年製'56GT

使用されてるトップ材が見た目にもレギュラーとヒスコレでは全く違います。重さもヒスコレは3.8キロですが、レギュラーモデルでは4.4キロ。塗装もレギュラーは国産量産ギターよりは薄いとはいえ、結構厚い。ヒスコレでも98年モデルあたりまではレギュラーとはあまり差は感じませんでしたが、99、00年ものはとても薄いです。
特にバック、ネック裏は杢目の線(?)のボコボコがそのまま表面に出ている。また、使用されているPUもレギュラーモデルでは現代のミュージックシーンに合わせてか、ハイパワーですが、ヒスコレでは「57クラシック」が使われており、こいつは数あるギブソンPUの中でも一番ローパワーの物。(でも僕はこの音が気に入ってますが・・・)
肝心の音ですが、材のせいか、PUのせいか、組み付けのせいか(もしくは全て?)は解りませんが、ヒスコレの方がややオープンな感じがします。サスティンの方は明らかにヒスコレの方が伸びやかです。
それと、他人が弾いている音やレコーディングされた音を聴くだけですとあまり大きな差を感じないのですが、実際に自分の手で弾いてみると、微妙なニュアンスやレスポンス、コントロール性等の細かい違いがハッキリと感じ取れます。この「決定的な違い」についてはご自身で体験してみるのが一番で、いくら僕が写真や言葉で説明しても伝えきれるものではありません。

参考までに、レギュラーモデルの場合、クラシックにはオリジナルやヒスコレと同じく、全てのメッキにニッケルが使用されており、時間の経過と共に曇りが発生しますが、スタンダードにはクロームメッキが施されていて、曇りにくくなっている。

※90年〜92年製のクラシックには突き板にホリーウッドが使われ、カッタウェイ部にトップ材が覗く事ができます。
(メッキも02年モデルからニッケルに変更になったようです)

次はSGの比較です。