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 どんな店でもその店の匂いというものがあります。このお店は中華の匂いが充満しています。陳麻婆豆腐、薬膳坦々麺、炒飯、などなど本物の四川料理の香りが漂ってきます。聞けば、名店「原宿龍の子」のチーフだった方の店とか。そうすると、天才陳健民の孫弟子の店!納得です。実はこの店のオーナー(尾高さんといいます)は、メニーにある料理を作るのがお嫌い。材料を探してきて、いままでない料理を作るのがお好き。アーティストですね。さて今日はどんな料理が出てくることやら、尾高さんの個展会場にそろそろ出かけましょうか。
美術作家 本田晴彦

 食の神髄とは異文化との出合いである。幼児は食に対し保守的であり、それは食のみならず思考法においても同類であるが、このことは生長とともに変化することは稀である。従って幼児、ないし幼児性を伴う者は文化に対しても閉鎖的な思考しか持つことはできない。食に関心を持つ者は、留まることを拒み、先入観のない世界観を持つことが出来る。ここに、龍の子という店があり、その店を愛する人たちがいる。この人たちがいる限り幸福という言葉は決して死語にはならないのである。こういった、良質の異文化が理解できない者は、即席的、科学的、短絡的料理法に依る調理によってしか満足感は得られないものなのである。
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