畑便り 2023 9/ 5

 厳しい残暑、時にすさまじい雨。暑すぎてレタスの種子はまだ播けないかも・・・。あちこちの草管理などしながら、人参や秋ジャガの作付け準備もしました。

 話は変わりますが、ヘイトスピーチやらを繰り返している団体が有るのだそうですね。現代人の不安を反映しているのでしょうか。

 ところで、私を生きる時、自ずから安心に至ります。自然に優しくなるのです。自然に生きるとはそういうことです。安心から始まる自然農です。不安の内にさまよう現代文明にあって、自然農を実践する意味、自然農を学ぶ意味がここに有ります。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 8/29

  残暑は全く厳しいですが、それでも朝夕いくらか涼しくなってきました。日も短くなってきましたね。もう一ヶ月足らずで秋分の日ですからね。

 草管理などしています。昨日は里イモの草管理をしました。一部に野生の朝顔が派手に生えていていささか苦労しました。ところで、朝顔を好んで食べる青虫が居るのですね。刈り取ったあとのしなびた朝顔にしがみついている青虫をいくつか見つけました。あの青虫は死んでしまうのかも・・・。彼を殺してまで生きる価値が自らにあるだろうか・・・、としばし考えてしまいました。そんなことを思うのも秋になってきたからでしょうか。秋にも虫にも思い至らぬ人が、原発の水を海に流すのかもしれませんね。里イモはおかげで悲しいほどによくできています。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 8/22

 暑さ、暑さ、すさまじい暑さ。暑さの中で働く厳しさ、苦しさ、そして楽しさ。草草の姿の美しさ。

 すさまじい暑さの内にも夏から秋への営みをどこか感じる8月の終わりです。

 それにしても、四国はもう亜熱帯のようですね。暑さに負けずあちこちの草管理など進めています。

 ピーマンに一部青枯れが出て心配です。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 8/15

  先週台風のことを書いたのに、今週も台風。当地でも風雨が強まってきています。ずっと雨がなかったので、雨はありがたいくらいだけど、風は困ります。それにしても台風のスピードが遅い。きっと農業にも大きな被害が出るでしょうね。

 先日、草刈りをしていて、スダチの木の下の草むらで、野良猫が子育てをしているのを見つけました。落ち着いたものです。草を刈らずにそっと離れました。

 国内では子供が減っているらしいけれど、生物学的に見ると人は野良猫より厳しい生活をしているのかしら…、なんて考えたのですがね。

 台風が行ったら、遅れてしまった田の草管理を終わらせます。私がする時が適期であります。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 8/ 8

  8月になったばかりなのに台風の迷走。西にそれたので、この辺はもう少し雨が欲しいくらい。(ずっと雨がなかったので)だけれど、沖縄や九州、高知辺では大変な風雨になっているという。

 連日の暑さと言い、異様ですね。その上、次の台風も有るという。異様はそのまま人々の姿、人々の迷いということでしょうかね。

 アゼや野道の草刈りをしました。刈った草はナスなどの刈敷にします。連れ合いはサツマイモの草管理などしてくれています。盆前には2回目の田の草管理もします。

 暑さにも負けず、夫婦して元気に毎日働けることに感謝であります。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 8/ 1

 8月になりました。暑い毎日です。暑い中、果菜の支柱立てをしたり、草の管理をしたりしています。2回目の田の草管理も待っています。

 先日、わたしの自然農の師、川口由一氏を偲ぶ会が有りました。盛会でした。

 ところで、氏に4月にお会いした際、氏が長く続けている勉強会で、我々に何を伝えようとしておられるのかと端的に聞いてみたのです。すると彼はそれには答えず、「学びがないと私の成長が止まるからなあ。」とおっしゃいました。さあ、皆さんはこの答えを何と聞きます。私は舌を巻きました。もう、飛び抜けている。おそらく、ダルマや臨済には匹敵するような宗教的天才が逝きました。残念ながら、彼は6月9日に亡くなったのです。私は、最後の最後まで教えていただき幸運だったと思います。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 7/25

 1回目の田の草取りを終えて、ほっとする間もなく畑の草管理など進めています。当農園では、育苗にハウスなど使わないので、ナスやピーマンなどこれからです。全体に順調なので、やがて出てくるでしょう。

 田畑で働いていると、この世界の様々がはっとする程美しく思えたりするのです。若い頃、私はそんなことを忘れていたようにも思うのです。

 ところで、週末には6月に亡くなった私の自然農の師を偲ぶ会が有ります。

 彼はいつも人として成長することの重要性をおっしゃっていました。

 改めて、そのことを思います。厳しい言葉だと思うのです。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 7/18

 暑いこと、連日35℃前後の最高気温だという。そんな中、早朝から田畑に出て、日暮れて帰る。もちろん、昼休みはたっぷり取りますがね。手作業にて、あちこちの草管理をする。頭の中は空で、夏の青空のよう。

 それにしても、この暑さ、東北の大雨、世界の熱波‥、異様。人は自らの愚かさのために亡びるのか・・・?と誰かがTVで言ってる。そうかも。

 他はどうあれ、私は賢く生きよう。

 空になり、草をむしります。朝を味わい、日暮れを味わい、暑さを味わい・・・。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 7/11

 熱帯のスコールもかくや、と思えるような雨が降ります。

 そして、蒸し暑いこと。九州あたりでは大変な雨の被害になっているそうですが、この先どうなるのでしょうね。

 田植えを終えて、また畑の作業にかかっています。

 今年は田の草を刈らずに(カラス対策で)田植えをしたので、紀州スズメノヒエも元気に出てきている。畑の作業と田の草取り・・・、忙しくて蒸し暑くて・・・、それでもなんだか楽しく毎日働けるようなのは、私もやっと一人前の自然農業者となってきたということですかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 7/ 4

 先週、雨がないと書いたら、その後まあ恐い程降る。この辺は、それでもたいしたことないけれども、九州や山口では大変なことになっているという。それにしても、これが梅雨か?

 もうそろそろ、産業革命や緑の革命は、貪りと言う迷いでしかなかったと認めるべきではないですか。愚かをこれ以上繰り返すことを天地はきっともう許さない。文明、社会、生活・・・のあり方を根本から問い直さねば・・・、と30年以上前に感じ自然農を始めたけれど状況は悪くなるばかり・・・。

 田植えをしています。もう一反余り植えたので、あと少しで終わるでしょう。少し遅くなったけれども、将来世代のためにも老体をせいぜい使いますかね。

 疲れもピークだけれども、何だか楽しくなるようなのも不思議です。

 耕さず、肥料もやらず、草の中に一本ずつ植えれば、秋にはきっと米になります。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 6/27

 ナスなどの定植をやっと終え、田植えの準備始めています。いつものように、少し遅れ気味ですが、ここはおちついて良い仕事をしたいものです。

 忙しい大変な時こそ自らを見失わずあるべきですが、なかなかにむずかしいですね。道は遠い。

 「いたずらに過ごす月日は多けれど 道を求むる時ぞ少なし」 道元。道元さんさえこんなことを言う。更に「天上天下当処永平」良い言葉だ。

 それにしても雨が少ない。困りましたな。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 6/20

 草の管理や間引きなど忙しくしています。連れ合いはモロヘイヤの定植をはじめました。野菜の定植など終わらせたら、いよいよ田植えの準備です。良い苗ができています。

 先日コンビニでお茶をいただきながら見るともなしに店内をみていたら、お客さんがコーヒーをこぼしてしまったようです。恐縮して謝るお客さんを、にっこり押しとどめて、てきぱきとそうじを始める店員さん。あっという間にもとよりきれいにしてしまった。

 見ていて気持ちがよくなりました。ああいう風に農作業もしたいものだと思いました。あの人は良い店員さんだな。

 日の光は黄金色なんだな。黄金色の光の内で私達はいつも生きている。黄金色の光の内でシラサギが歩いたり、カラスが飛んだりするんだな。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 6/13

 私の師が亡くなりました。川口由一さん。

 「自他一体にして個々別々」自然の実相を端的に示した言葉。「自力100%他力100

%」生きることの実相を端的に示した言葉。「人生無目的」とらわれ無ければ、自ずと満たされる。「無を超えて全有に立つ」何もかも自然、自然の内に自然として立つ。何がどうでもへのカッパ、宇宙の頂点に立つ、この妙なる境地がわかるかな。「妙なる畑に立ちて」自然農を学ぶとは、妙なる自然、妙なる境地、妙なる仕事、妙なる日常、妙なる人生を明らかにすること。

 数多くの前代未聞にして妙なる言葉を残した師でありました。師に出会えて本当に良かった。彼は我々の中で生き続けます。自然はもとより不滅ですから。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 6/ 6

 暗たんたる気分となりました。忙しい中、楽しい音楽映画だと思い「TAR、ター」という作品を観に行ったのです。音楽界の頂点を極めた女性指揮者の迷い、苦悩、転落・・・をこれでもかと描いている。劇中に出てくるマーラーの曲より病んでいる。こんな作品が作られ、多くの人が観ている事実にも慄然といたします。現代人の迷い、そこしれぬ闇。

 誰でも、皆が宇宙、自然の子。私が私であるだけですでに絶対の成功者です。誰でも、もとより自らを生きることができるからです。平安も、平和も、愛も、正義も、真理も、成功も、仕事も、お金も、自然農も・・・そんなことは考える必要すらなかったのです。そんなことは、私が私を全うするだけで密やかな喜びと共に自ずとついてきます。それが自然、妙なる営み、自然。私を、自然を見失った現代人。気の毒に。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 5/30

 梅雨入りだそうです。玉ネギを収穫しておいて良かった。今年は玉ネギの枯れ上がりが早かったね。暑さのせいでしょうね。早いと言えば梅雨入りも。昔から言えば、20日は早いね。もっとも、そもそも台風がやって来る梅雨などなかったわね。大変なことが起きている。お金は人間の都合で増やせても、地球の大きさは人間の都合では増やせないからね。

 重労働を毎日して、なお心豊かに空や野山の美しさを味わえる。その心は、お金では買えません。貪りを捨て、貪りの文明の外に出るだけで良いのです。初めから足りていた、とわかりますから楽しくなりますよ。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 5/23

 連日30℃近くになって、もう作業も夏モードです。早朝から田畑に出て、昼休みを長く取る。

 先日、コンビニでコーヒーをいただいて休んでいると、周囲の車はみんな窓を閉めている。窓を開けているのは、私だけ。きっと、皆さんもう家でも冷房を使っているのでしょう。私らは、外で働いているから暑さに強いということですかね。もっとも、家にクーラーもないのですがね。

 うっかりしていて、フダンソウが草に埋もれてしまい困ったなあと思っています。玉ネギもメークインもそろそろ収穫期だし、南瓜も播いてないし・・・どうしよう。と思うのだけれども、きっとどうにかなるだろうとどこかで思えるのも、いつのまにか、いくらか強くなったのですかね。あーそうか、核兵器をなくすには、皆がいくらか強くなれば良いのだな。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 5/16

 アゼや農道などの草刈りをやっています。鎌で、と言いたいところですが、刈り払い機をカタにかけて・・・。それでもなかなか手強い。面積があるからね。ことに3月に刈らなかったところは草が深くて大変です。日が長くなって、頭の中が空っぽになるまで働く。夕食をいただいたら寝るだけ。もちろん若い時のようにはできませんがね。それでも体が動かない分、空や草や作物や鳥やそのほか諸々の風情を味わえることが増えているようにも思います。なんだか、生きるのも働くのも楽しくなる。やっと重労働も楽しくできるようになりました。もうそろそろ、南瓜なども播こうと思っています。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 5/ 9

 レタスのトウが立ち始めています。早いね。暑いからでしょう。夏日、真夏日、大雨警報とか言うのだから、もう夏ですね。今はもう、5月から10月までの半年が夏。大変な時代になったものです。実のところ、景気とか経済成長とかを求める時代はとうに終わっているのでしょうね。先で、世の中混乱しないように、自然農の技術をコツコツと工夫したいと私は思うのですがね。里イモの植付けを始めました。昨年囲った種イモを植えたら、また里イモになります。私が豊かに生きるのに、この私とこの今しか要らぬ・・・。なんてことも思うのです。これなら、何の混乱も招きませんわね。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 5/ 2

 世はゴールデンウィークでもりあがっているようですが、私らは草管理や夏野菜の作付けでてんてこまいの忙しさです。体は疲れているのだけれど、なんとなく前向きでいられるのは、緑がきれいになってきたからでしょうか。

 自然農では、肥料のことを補いと言います。自然の営みを補うものという意味です。他の生命を大事にするだけで、無肥料でもそれなりに育つようになるので、補いはその辺の有機物がほんの少し有れば充分。私は目的に応じて、草、米ヌカ、菜種カス、ハッコウケイフンなどを使い分けています。少しの工夫で、生産性と持続性が両立する。もう少し工夫が要りますがね。30年余りやって、ようやく自然農に至ったようにう思っています。良かったです。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 4/25

 春野菜の草管理や間引きをしています。ビタミン菜や小カブはいささか出来が悪く、もう少し工夫が必要。もうちょっとだね。

 それにしても、スーダンやらで内戦だとか。ミャンマーもウクライナも戦。進歩しない愚かな人類。戦で勝っても負けても、ミサイルを並べても、空母を作っても、共産主義が完成しても、資本主義が発展しても、お金が余っても、世界を手に入れても、いわんやIRや万博が有っても・・・、そんなことで人は豊かにならない。この一息に生きている真理を味わうに及ぶものですか。私が豊かになるには、この私とこの今の他に要らぬと気が付けば、人の愚かは消えてしまいます。どうですかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 4/18

 葉大根や小カブにずいぶん草を生やしてしまい、草管理をしています。作物自体はまずまずなので根気良く草を取ってやれば、近く収穫出来ると思います。もう、夏野菜の作付けも始めねばならないのですがね。いやはや、四苦八苦。とは言っても、ひとつずつしか出来ないので、ここはおちついて良い仕事をします。良い仕事をしていると、それだけで良い気持ちになりますからね。妙なる気持ち、ウフフ。

 ところで、昨今なんだか不穏な感じになってきましたね。良く生きれば、良い気持ちになる・・・。たったそれだけがわからぬばかりに。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 4/11

 草の管理など進めています。そろそろ、夏野菜の作付けも考えねばならないと考えています。

 TVで誰かか、アメリカの世界的地位が落ちてきている、と言っていました。アメリカの衰退は、産業革命以後の文明の衰退つまり20世紀文明の衰退ではないでしょうかね。時代の大きな曲がり角。しかも、誰も次に取るべき答を持っていない混乱の時代。不安と争いの時代。しかし、唯一、自然農だけが私たちの進むべき道を小さく照らし出しているのだと、私には思われるのです。この小さな灯を消すわけにはいかないのです。とりあえず草むしりをしますかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 4/ 4

 玉ネギの草管理が一応終わり、ほっとしました。玉ネギの出来はです。気が付けば他も草が生えてきている。忙しくなってきました。忙しくなっても、何だか心が明るいのは、緑がきれいだからでしょうか。春になると酸素が増えて元気になるのだ、と誰かか書いてありましたがどうなんでしょうね。もっとも、この頃多いという花粉症だかの人は、そんなことは言ってられませんかね。そう言えば、政府が花粉症の対策に乗り出すという。巨費を使ってまた要らぬことをするのでしょうか。結局更に混乱を招く・・・?自然農をするようになって、科学者を信用しなくなった私の心配ですがね。まあ、私は幸いなことに花粉症などありません。

 ところで、この3月は史上最もあたたかかったのだという。CO2を増やして人の心を暗くした科学技術ですかね。いやはや、立派なものです。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 3/28

 玉ネギの草管理を進めています。菜種梅雨とはいえ、いささか雨が多く進まないでいます。やっと半分くらい終わったでしょうか。

 近所の農業委員さんによると、今年は慣行のブロッコリーで病気が多いのだとか。菜花や早生のエンドウも不作気味だという。今冬があたたかく雨が多かったからでしょうかね。彼は地球が病気だという。ところで当農園のエンドウ類は播種が遅かったのでまだまだこれからです。スナックエンドウは、カラスに種を食べられてますます遅くなりました。カラスはいくら種を播いても、糸を張っても種を食べてしまう。なんでわかるのだろう。かしこいものです。病気の地球で生き残るのは、カラスたちかもしれませんね。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 3/21

 ビタミン菜やらの種播きを終え、ほっとしました。春の葉物などは少しむずかしいのですが、上手に育つと良いのですがね。

 ラーメン屋さんに行きました。隣の席の家族連れがあまり静かなので見ると、お父さんお母さんはスマホを見て、小さな子供さんはタブレットを見ておられる。いやはや。あれでは、家族で食卓を囲む意味がないかもしれませんね。話は変わりますが、道元は31才であの正法現像眼蔵を書き始めたのだという。舌を巻く。もし、道元がSNSやらで宋の情報を得てすませていたら、あれだけの悟境に到達したでしょうかね。それにしても、これから人はどうなるのだろう。昭和人の要らぬ心配なら良いのですがね。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 3/14

 空豆の草管理など進めています。

 少しあたたかくなって、雨も有り、草がわっと大きくなってきました。玉ネギの草管理なども早くしたいものです。とは言え、老夫婦二人の作業ゆえ、ぼちぼちかもしれませんがね。春が始まりました。

 野球の大谷君も将棋の藤井君も全く立派なものだけれども、放送法の解釈変更をめぐる総務省だかの内部文書の内容は全くおそまつですね。今の政治屋、しかも三代目やらの政治屋、は、あんな程度の全くのアホーなんでしょうかね。まあ、我々が愚かなんですね。いやはや

沖津

 

 

 

畑便り 2023 3/ 7

 ずいぶん春めいてきました。レタス類の定植や春の葉物などの作付けのために草を刈りました。もっとも実際の種播きは中下旬になってからです。とは言え、桜の開花は私らの小さい時に比べれば、少なくとも半月は早くなっている。そう考えれば、伝統的な種播き時期も見直すべきかも・・・。どうしたら良いのでしょうね。

 TVの報道では、老朽原発を動かすのに賛成する方が多いのだとか。人類は、混乱の内に、迷いの内にきっと滅びるのだと思う。神は不自然を決して許さないからです。月は黙して語らずであります。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 2/ 28

 野菜の草管理など続けています。春の葉物の種播きの準備もそろそろ・・・。草むしりをしたり種を播いたりする日常の中に何とも言えぬ豊かなものを感じたりするのです。

 それにしても、ウクライナやミャンマーではそんな日常さえなくなって大変なことが続いているという。TVを見て、人はなぜこれはど愚かになってしまったのだろう・・・などと考えてしまいます。日本はどうなんだろう・・・。もっとも、人は愚かでも、日に日に春めいてきています。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 2/21

 春野菜の草管理など進めています。春野菜は今のところ全体にまずまずでしょうか。一方、ビタミン菜や時無し大根などこれからの野菜の出来が今年はいまいちで少し心配です。

 ところで、草むしりをしている内にそんな心配も忘れます。やがて、草むしりをするのは祈りのようだな、なんて思われるのです。そう思ってみれば歩くのも寝るのも・・・何もかもが祈りで、顔を上げれば風に揺れる竹もサザンカの花も祈りだった。なんだ、全宇宙はそのまま祈りだ。きっと何もかも上手に行くな・・・。ところで、そんなことに思い至る機会がなくなって現代人の心の混乱がはじまったのかも、なんて思うのですがね。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 1/31

 ジャガイモの作付け準備など進めています。連れ合いは大豆の調整などしています。雨や雪が多くてどうもいけません。

 田畑で働いていると草や木や・・・その辺にあるものの美しさに心奪われることがあります。心に染み入るような美しさ。言葉にならない・・・、たえなる美しさ。理屈、理論を戦わせることなど置き、妙なるを弁え(わきまえ)、玅なるを描き、妙なる日々を生きることなくば真の豊かさはない、と思う。これほど、皆が静かに自然に向き合うことが必要な時代はかってなかったのではないかと思うのです。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 2/ 7

 ジャガイモを植えました。今春は、昨秋に種イモが多く穫れたので、少し多く作付けました。上手に育てたいものです。それにしても温かく雨が多い。春の前倒しですね。異常だと思います。お金もうけを第一とする文明が行き詰まっているようなのに、世の中立ち止まる気配すらないようなのはどういうわけでしょうね。

 何にとらわれることもなく、善きことをして優しい心で居るだけで良い・・・。はじめから足りていたのだから・・・。そんな風に、自然の田畑が示してくれているように思えるのですがね。本来、立ち止まるのも変えるのも・・・自由自在ですわね。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 2/14

 あちこちの草管理などをやっています。相変わらず雨が多く困りますがね。ところで、葉物などが苦味を帯びてきてなきいるかもしれません。春の味に次第に変わってきているのです。

 野菜たちは、だんだんと春の姿に変わってきていますが、人は心が姿に出るのだという。善き心で善き毎日を重ねる内に善き姿になるのでしょうか。そんな風に、自然の田畑が示してくれているように思えるのですがね。

 ほほえみて うつつごころに ありたたす

 くだらぼとけに しくはなし(しくものぞなき)

 法隆寺の百済観音を誰かか詠んだ歌だそうですが、そんな笑顔で居ることができたら、最高ですがね。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 1/24

 草むしりなどやっています。この1月は、近年の傾向ながら、雨が多くて作業がはかどりません。それでも少しずつ手作業にて。そもそも草と共存する自然農ですから、あわてません。少しずつ握力も付くようです。

 ところで、昨今反撃能力やら何やらと元気が良いようですね。昔、富国強兵とかで国がこけたのに、貧国強兵でこの先やっていけるのか・・・、とどこかに書いてありましたが、どうなんでしょうね。昨今の世情と言えば、現代人は人を効率良く殺す道具はあれこれ作ったが、風邪ひとつ上手に対応できないというような様子ですね。こんなところにも、人の迷いが伺われるように思うのですがね。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 1/17

 悪天候をぬって田にわらをふりました。この雨の多さ。春の前倒しのような、異様。そう言えば、カリフォルニアやサウジでも洪水、大雨があったとか。人の迷いが生み出した異常でしょうか。

 北風に心洗われわらをふる  飯食えば腹はふくれ わらふりゃ腹は減る  迷でも悟でも腹は減る

 宇宙は黙して運行また運行  何がどうでもへのかっぱ

それにしても人はどこに向かうのか・・・。宇宙の声に気が付く人はもう居ないのか・・・。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 1/10

 あちこちの草管理など進めています。2月から3月穫りのビタミン菜などの出来がいささか悪いので、どうしたものかと思っています。

 小さな柿畑の隅にクヌギの木が有ります。15メートル程の高さが有るでしょうか。昔からずっとそこに有ったような気がします。しかし、確かにいつか私が畑で拾ったドングリをそこに埋めたのです。今はもう毎年多くのドングリを付けます。自然の営みの内にいつのよ間にか多くの実を結ぶようになったのですね。小さなドングリのような、たった一つのドングリのような、自然に沿う小さな日々を大事に重ねたいと思うのです。

沖津

 

 

 

畑便り 2023 1/ 1

なんということもなく新しい年となり なんということもなく草をむしり 風を味わい 日を味わう

今年もなんということもなく、仕事を重ねられたら良いと思います。

お便りをいただいたり、日頃よりありがとうございます。お元気で。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 12/27

 今年は雨や雪が多くて作業が遅れましたが、やっとモミスリを終え、お米となりました。注文して下さった方々には、随時お送りいたします。

 それにしても、近年お米の実りが悪く収量が伸びない傾向です。色選でお世話になっているお米屋さんによると、どうもそれは当農園だけではなくて全体的な傾向だという。原因は高温障害。大変な時代になったものです。

 それにもかかわらず、政治の質は落ち、人々はインターネットやらで軽ハクな情報を追うばかり・・・、のように思われる。

 私はこの年末年始、静かに自然に向き合い、つまりぼつぼつ草むしりなどやりながら、残り少ない生の期間をどのように過ごすか考えたいと思います。

 皆様、良き新年をお迎え下さいませ。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 12/20

 もう12月の下旬、今年もあとわずかですね。稲の脱穀をしたいのですが、天気がずっと悪くて困っています。もう、よく乾いているようなので、2日雨や雪がなければ片付けようと道具を出したのですが何日もそのままです。

 それにしても、12月に雨や雪が多いのも昔はなかったことのように思います。きっと、温暖化で空気中の水蒸気が増えているのでしょうね。全国的に大荒れだとか。雨や雪の合間には、空豆やら何やらの草管理などぼちぼちやります。お米が乾きすぎるかもしれないのだけれど、天気にはかなわない。自然の営みに沿いすべてを受け入れ、ぼちぼちと働く自然農の営みであります。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 12/13

 玉ネギを植終わり、エンドウ類もやっと播きました。続いてあちこちの草管理などやっています。お米の脱穀もそろそろやりたいのですが、天気がいささか不安定のようで考えています。

 ところで、来年も当農園の見学会を続けることにしました。時代のせいか、最近参加者がいくらか多いようです。皆に役立った会にできれば良いのですがね。もっとも、実を言えば、会を通じて学ばせてもらってるのは私の方です。少しでも皆の役に立つように、良い会になるように・・・毎回こちらが試されています。まあ、人生はずっと試されているようなものとも言えますね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 12/ 5

 12月となりましたした。玉ネギを植えています。いくらか急いで。なにしろ玉ネギは、あまり寒くなると活着が悪くなりますからね。良い苗になっています。活着が良いかもしれません。もっとも、あまり大きいと春にトウ立ちしてしまうので、玉ネギ苗の大きいのは考えものですがね。連れ合いは草管理などやってくれています。忙しくしていても、いつも心はおちついて豊かにありたいものだと思っています。夜の長い冬も、良いですね。

 ところで、エコカー減税やらGoToトラベルやら万博やらオリンピックやら・・・と、今の政治はどこか時代からずれているように思われるのですがね。遅れていませんかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 11/29

 稲刈りやっと終えました。全体によく出来ていてよく熟していたので、稲架の上で干し過ぎることのないよう注意したいと思います。

 私は毎日自分で育てた自然農のお米を食べております。時に他のお米を食べると、正直なところずいぶん違うなあと思うことがあります。草だけで育てたのと、化成が入ったのはまるで違うということでしょうか。自分で言うのも何だけれども、私は良い仕事を重ねてきたと思っております。

 ところで、60年を超えるような老朽原発も動かすのだとか。気が狂ったのだろうか・・・。そんな愚かなことにならぬように、祈りたいと思います。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 11/22

 稲刈りを始めました。よく熟れております。まあ、よく出来ていると言えるでしょう。鎌で一株ずつ刈り取ります。老体にはいささかこたえますがね。もっとも、ひざも腰もどこも特に痛いところとてないのは、こうやって体を動かすからでしょうか。連れ合いと二人で約1週間かけてゆっくりと2反の稲を刈り取ります。天気にめぐまれると良いのですがね。

 それにしても、今年雀が来てないのは、なぜでしょうね。やっかい者もあまり静かだとかえって気になるかな。

 

沖津

 

 

 

畑便り 2022 11/15

 11月としては暖かい日が続いています。畑仕事をあれこれやっています。稲もずいぶん熟れてきたので、そろそろ稲刈りも始めたいと思っています。

 それにしても、毎日好きなように寝て、食べて、働く・・・だけ。頭の中はほぼ空。「はじめから足りていた・・・。」これは私の考えではありません、天地がそう言っている(ように思う)。畦道を歩いても、草を刈っても、何をしても、なんだか楽しくなる。どうも世の中皆、したくもないことを無理にして、行き詰まってしまった。もうわけがわからなくなってしまったのではないかな。まあ、わかっても、わからなくても、しても、しなくても、秋は秋ですがね。

 空気が澄んできました。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 11/ 8

 さすがにいくらか寒くなってきたので、遅くならぬうちに里イモの種子を囲うかね。とは言っても、まだインゲンが収穫できている。昔はちょっとなかったね。

 エジプトで気候変動に関する会議(COP27)が行われているとか。岸田総理は参加を見送った(恥ずかしいね)そうだが、国連の事務総長は「我々は協力するか滅びるかだ」と演説したとか。一方、TVでは木村拓哉だかが信長に扮してどうのこうのと延々とやっている・・・。我々は、いやTVはめでたいのか馬鹿なのか・・・。
 とりあえず、里イモを掘ろうと思う晩秋であります。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 11/ 1

 11月となりました。人参の間引きをしています。連れ合いはカブの間引きやら何やら・・・。作付けが(いつものように)遅くなったものの冬野菜はほぼ順調な様子です。
 それにしても、1本の人参を収穫するためには、夥しい数の人参を殺さねばならない・・・。私は、多くの生命をいただいて、やっと生きている。そう思うだけで、生きることを大事にしたくなりますわね。昨今、生きることを粗末にしている人が多いようなのは、やはり自然を。見失っているからでしょうかね。不幸ですな。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 10/25

 ビタミン菜などを播き終え、空豆の播種にかかっています。昨年は、作付けが遅くなって出来がいまいちだったので今年は適期に播きますかね。続いて人参などの間引き、チンゲンサイやブロッコリーなどの定植、稲刈り・・・と続くでしょうか。のどかに作業が進みます。

 空の青さ、雲の白さ、草の緑、土のふんわりした感触、小鳥の愛らしさ・・・などなど味わい楽しみます。日常も味わい深く、良いものだと改めて思います。倍速とかじゃないから良いのでしょうね。

 

沖津

 

 

 

畑便り 2022 10/18

 10月も中旬となさすがに秋めいてきました。それでも昔に比べればずいぶん暑い感じです。紅葉は、11月が普通になっていますからね。昔なら10月、桜は4月が普通だったですね。桜と言えば、梅や梨が狂い咲きしています。この先どうなるのやら。

 最近チラチラと農業雑誌など見るのだけれど、やはり技術全体が迷いの中に有るように私には思われる。今、春取りのビタミン菜や時無し大根の作付け準備をしているのだけれど、しっかり育てたいと改めて思っているところです。自然に任せれば、健康に育つのに・・・。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 10/11

 大根や葉物など第一弾の冬野菜を播きました。湿りが良いので上手に発芽するでしょう。次は初春取りのビタミン菜や時無し大根を播かねばと思いつつネギの草管理などをゆっくりとやっています。もう昔のように体力がないので、ぼつぼつです。

 日が短くなってますますはかどらない感じです。それでも、暑くないだけ良いですね。秋は秋の生活です。秋がゆっくりと進みます。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 10/4

 10月になりました。当地では、10月になっても毎日暑い。空を見上げると、黒い雲とうろこ雲が共存している。まだ夏がのこっているようだね。

 レタスなどの定植を終え、ぼつぼつ冬野菜の種播きなどやっています。まだ主力の大根やカブが播けていない。いやはや。遅くなったが、空を見ているとこれで良いのかもと思ったり・・・。

 現代人は、結婚せず、子供を作らず、本や新聞を読まず・・・、他方炊き出しに並ぶ人も多いとか・・・、TVで言っている。世の中、便利になったが、本当に充実してきたのだろうか、実は迷いの内ではないか・・・?
 緑の美しさに秋を感じる私は、日々充実しているようにも思います。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 9/27

 台風が行って秋になるのかと思ったら、当地ではまだまだ暑くて、どうなっているのかと思います。

 それでも稲は毎日稔りを確かにしているようで、自然の営みの、生命の確かさを思います。

 それに比べて、人の作ったもの、ことに科学技術の作ったもののみっともなさときたら・・・。自然という覚り、科学という迷い・・・。

 栗をひろったり、冬野菜の作付けのために草を刈ったり・・・、しています。のんびりしているようですが、これが私の仕事です。

 暑さの中でも、空が高く青くなってきました。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 9/20

 台風14号とかで当地でも2日ばかり大荒れでした。

 今日はやっと天地が静まり、おちついてきたようです。

 天地が澄みわたる秋に、やっとなるのかもしれません。

 それにしても九州などでは大きな被害が出たそうで、気の毒なことです。当農園でも苦瓜の支柱が倒れたり何やらいささかの被害が出ているようです。いくらか整えておいたら、冬野菜の作付け準備をそろそろ始めますかね。

 静まり、澄みわたり、味わい深く・・・、やりたいものです。人も秋に進みます。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 9/13

 先日やっと人参を播きました。上手に発芽してくれると良いのですがね。

 そろそろ冬野菜の作付けを考える時期ですがどうも気温が高過ぎるね。あちこちの草管理をやりながらそんなことなど思っています。台風も次々出来ているそうだし・・・。

 友人が、私の自然農の師である川口由一さんが年頭に赤目自然農塾で皆さんに話した内容を記したものを、送ってくれました。その厳しい内容に圧倒されました。良く生きる、良い農業をする・・・。子供でも知っていることだけれども、一生をかけて追求しなければ・・・、と改めて思いました。及ばずながら・・・。それにしても、昨今子供でもわかることを考えることすらしない我々大人の実に多いようなことも思うのですがね。

 私は良き師に出会えたと思っています。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 9/ 6

 先の土、日、自然農の勉強会(第26回妙なる畑の会)を徳島にて行いました。数十人の参加で宿屋の大広間で車座になって学び会うことが出来ました。妙なる畑の会で車座になって学び合うのは久しぶりで、それだけで何となく楽しくなりました。私は、それなりの勉強会になったと思いましたが、参加者それぞれが何かを持って帰ってくれたら良かったのですがね。
 会を通じて私も私なりの課題を見つけることが出来ました。やはり、学ぶこと、学び合うことは楽しいですね。本質に関わる深い話に及べばなおさらです。

 帰って来て、田畑を見るとひときわ緑が美しく感じられました。この美しい地球で生きる喜び、働く喜びを改めて思いました。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 8/23

 ジャガイモを植え始めています。自家採取しているニシユタカが少なかったので、デジマを買い足しました。いつもの店にニシユタカがなかったのです。デジマを作つけるのは久しぶりです。大雨に弱いが味は良いというのが、私のデジマに対するこれまでの印象ですがね。今年はどうなりましょう。

 それにしても毎日むし暑い日が続いています。当地では曇りの日が続いて、とても8月だとは思えない。全く異様な夏になっています。業界紙によると、東北では水害で水稲やリンゴなどに、加えて農機まで、大きな被害が出たとか。気の毒なことです。これも異様でしょうね。この先、世の中どうなるんだろう。このままだと、きっと良くはならないね。20世紀の文明が終わろうとしているのでしょうね。

 さて、21世紀のジャガイモを植えますかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 8/16

 2回目の田の草取りを終え、ほっとしたところです。

 ここ2〜3日待望の夕立(スコール?)もあり、畑の野菜もほっとしているかもしれません。遅れているナスやピーマンなどの果菜も少しずつ出てくると思います。当農園の野菜セットもやっと夏らしくなるかな。

 育ち行く稲の姿を見ているとあきることがありません。たくましく美しい姿をしています。草の中に植えただけなのに・・・。世間的にはほとんど注目されない自然農ですが、私には農業のみならず我々の抱えるあらゆる問題に対する答えがこの稲の姿にあるようにも思われるのです。畦道を歩いていてもなんだか楽しくなるのです。

 ジャガイモや人参の作付をやりますかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 8/9

 毎度同じことながら、雨がない。短い梅雨(にも雨は少なかったが)の後、まともに雨がない。夕立もない。しかもこの暑さ。野菜が育たないどころか、枯れそうな具合です。水を入れられる所は入れていますが、とても及ばない。なんでも、水害が起きているところもあるとか。いやはや、困りましたね。

 西洋南瓜が実始めていますが、見知らぬものが実っています。おまえは、何?

 自家採種している内に何か混じったのでしょう。自家採種もなかなかむずかしい・・・。こちらも、いやはやであります。

 当方、とりあえず2回目の田の草取りに入る、元気な老人であります。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 8/2

 1回目の田の草取りを終えました。田の真中で足がつった時にはどうなるかと思いましたが、何とか終えられほっとしました。こんなことは初めて、年ですかね。

 もっとも連日36℃じゃ仕方がないのかも。あと10日くらいしたら、2回目の草取りに入りますかね。稲は田植えが遅れたものの、ほぼ順調です。日照が多いのが、稲には良いのかも。

 逆に、畑では何もかもまいあがっています。雨がないのです。ずいぶん降っているところもあるそうだけれど当地ではまるっきりない。こんなにひどいのもあまり記憶がないですね。だんだんと世の中悪くなっているのかも・・・。

 まあ、とりあえず私なりに良い仕事を重ねたいと思います。

 今日も青空だな・・・。ため息。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 7/26

 ナスやピーマンなどの草管理や支柱立てをやっています。やっと一番果が実り始めています。ちょっと待って下さいね。当農園では、育苗にハウスなどを使わないので一般よりは遅くなりますが、今年は雨が少なくことに遅くなる傾向です。そしてこの暑さ。インゲンがダウンしていますが、働くのもなかなか厳しい。

 もっとも世の中コロナやらで再び大騒ぎですが、私なんぞは鼻風邪ひとつ引かないで元気でいられるのは、この労働が良いのかも。そう言えば、大昔一日中パソコンの前で働いていた時は、肩コリが有りましたけれど、農業を始めてこの歳になるまで肩コリを忘れているのを思いだしました。

 ナスなどの管理が一段落したら、田の草管理です。農作業に休みなし。それにしても雨が欲しい。

沖津

 

 

 

畑畑便り 2022 7/12

 田植えが終わりました。少々みっともないことになってしまいましたがね。苗が足りなくなり2反の田をほんの少しですが、植え残してしまったのです。こんなことは初めてです。雨がずっと少なく苗のそろいが悪かったのだね。それに上手に対応できなかった・・・。いやはやこんなこともあるのですね。まあ、とりあえず終わってほっとしました。今年もなんとか出来ました。年々、体力的にもきつくなる田植えです。それでも、来年はきっと2反全部今年よりずっと早く植えようと思う百姓魂であります。

 再び、夏野菜の間引きや草管理を始めています。夏野菜が全体に遅れて、品薄で申し訳ないですね。気候はどうしようもないのでね。とりあえず蒸し暑さにもめげず、ぼつぼつ働きますかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 7/5

 大豆を播きました。今日は雨だから、湿りを得て上手に発芽してくれると良いのだけれど・・・。

 九州や東北では大雨で、関東ではたつ巻やらで大変なことになっているそうだけれど、当地ではずっと雨が少ない傾向で困っています。しかも、ひどく蒸し暑い。これからというインゲンが実らなくなりました。暑すぎるのです。近年のインゲンの作付けは一種の賭けです。梅雨が長ければ多く実り、そうでなければ収穫が少ない。今年はことに少ないようです。もっとも暑いので、オクラなどは元気なようです。南瓜やナスなども順調ですが、少し遅れ気味ですのでちょっと待って下さいね。まあ、私は一つずつ丁寧に作業を続けます。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 7/5

 田植えをしています。草をかき分けて1本ずつ苗を植える作業は、なかなかの重労働です。それでも、もう半分あまり植えたので、もう2〜3日で終わるでしょう。遅くなりましたが、なんとか終わらせましょう。米は大事だからね。

 台風4号だかの影響で雨になっています。乾燥していた畑には慈雨というところでしょうか。とは言うものの6月に乾燥するのも7月の初めに台風が来るのも、昔なら充分異常でしょうね。今は、何が起きても驚かない。どうも、列島のみならず、世界中で異常になっているとか。その内、食べるものが育たなくなってしまうのではないかな?
 参議院選挙だそうですが、軍事費の増額とかのんきなことを言っている場合ですかね・・・?そんなことを思いつつ、田植えをしています。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 6/14

 夏野菜の間引きや草の管理を進めています。今年は苗床に草を生やしてしまって、草取りが大変になっています。今時めずらしい手植え用の畑苗を育てています。ちょっとした対応の悪さから草を生やしてしまいました。まあ、苗自体は良いようなので、気長に草取りをします。

 ナスなどの定植のあと、田植えです。ところが、その前にまだまだやらねばならないことがある。いつの間にか、一年で一番忙しい時期になっています。忙しく働く内にもいつも自然を感じる・・・なんだか夏の人を生きています。良い感じです。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 6/21

 間引きや草管理作業をしています。それにしても雨がない。困っています。雨の少ない梅雨がめずらしくない大変な時代になりました。とにかく、20世紀を席巻しいまなお多くの人が期待を寄せる科学文明や科学技術が結局のところ各方面に混乱をもたらし、根本的な見直しを迫られているのは間違いないようですね。

 ところで、この問題は、当然ながら、経済力や軍事力で他を出し抜いても決して解決しないわね。もう、そんな時代はとうに終わっている。そもそも、自然をいや真理を見失った人の生き方の問題ですからね。各々が各々を問うしかない・・・。さて、どうなりますかね。まあ、私は今日もゴボウの草むしりですがね。あ!雨が降ってきた。しっかり降って欲しいな。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 6/28

 田植の準備を始めました。2反の田の草を刈って畦を付けます。なんとか今年も田植えになりそうです。少し遅くなりましたが、まあ良しとしましょう。連れ合いはナスなどの定植をしてくれています。定植の最後が田植えというわけです。2反の手植えは二人で一週間かかります。

 それにしても雨が少なく暑い梅雨になっています。稲苗も野菜も育たない。異常だと思います。気候だけではありません。昨今の世相を見ていると、人はもはや一線を越えてしまったのではないかと感じるのです。人類は、自然を、道を見失いさまよい満たされぬまま心身を病み退廃と混乱の中で種としての寿命を縮めつつあるようです。これが人類のさだめなのでしょうか、それとも・・・。

 私は今日も自然な健康な稲、つまりただの米を育てたいと思います。私は生きています。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 6/7

 草管理や夏野菜など進めています。ほぼ順調です。

 ただ、当農園ではハウスでの育苗などしないので、夏野菜が出てくるのは、もう少し先になります。きっと自然のリズムが一番良い。もう少し待って下さいね。

 自然農をオカルトめいたものと考えている人が居ると聞いて笑ってしまいました。そもそも、草を生やしていたら土地が肥えるのは気のきいた農業者なら誰でも知っていること。常識。

 だから、不耕起、草生として健康な作物を持続的に育てようとする工夫が自然農ですわね。もちろん、必要なら、耕すこともあるし、草の管理もするし、手近の有機肥料だって使います。当然のこと。当然を自然というのです。自然を見失い、もはやオカルトめいてきているのは、一般の農業のほうですわね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 5/31

 先日、やっと里イモを植え終わりました。米ヌカを少し施し、草をかけておきました。いささか欲ばりきつかったけれど、きっと秋から冬には良い里イモが充分収穫できるはずです。同じ畑に稲苗が育ち始めています。6月の終わりには田植えです。

 自然農30年。プロ農家30年。何でも良く育ちます。きっとプロとしてもその気になれば誰でもやっていけると思います。育たなくて困っている人、うそを重ねて地獄のような経営を、毎日送っているなんて人がもし居たら、当農園の見学会に来て欲しい。知っていることは、全部お伝えしますから。そんなに苦労しなくても健康に作物を育てられますから。豊かな気持ちで毎日生きられるはずですから。毎月、第2日曜にやっています。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 5/17

 5月も後半になりましたね。玉ネギの3回目の草管理をざっとやりました。先日久しぶりにまとまった雨が有ったので、少し大きくなったようです。春野菜の草管理や夏野菜の作付けなど進めています。働いて、食べて、寝るだけ。思い切り、好きなだけ。

 草の中から湧くようにお米や野菜が育つ。健康に育つ。どうです、良く育っているでしょう。それなのに・・・、なぜ人は戦争なんてつまらぬことをするのでしょうね。なぜ、コロナウィルスくらいに騒いでいるのでしょうね。なぜ、スマホやパソコンや電気や自動車やら何やらが要るのでしょうね。なぜ・・・。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 5/10

 草管理や夏野菜などの作付けを進めています。昨日はニンニクを収穫しました。地力がいまいちで小さなニンニクになりましたが、強力だと思います。またお送りしますね。

 毎日、てんてこまいで働いています。元気でけっこう。

 それにしても先日、当地では真夏日だったとか。まだ5月なのに、30℃超え・・・。雨も全体に少なくて、直播きしてやっと生えてきたズッキーニなどが干し上がっています。いやはや、どうなっているのやら。もっとも近年、例年のことですがね。どうも大変なことになっているのに、世間ではまだ経済のことなど言っている。人類の存続をかけて、まだお金もうけでしょうかね。私なんて、貧乏でも毎日良い感じで生きているように思う。きっと、最先端であります。豊かな気持ちで生きるのに、多くのお金は必ずしも要らないことがわかりました。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 5/10

 種モミを播きおわり、再び草管理や夏野菜の作付けなどを進めています。昨日は小カブを間引き終わりました。もう少しすれば、小さなカブなれど、いくらかお送りできるでしょう。皆さんにお送りしている野菜やお米は、無肥料であるいはほんのわずかの有機物を補うくらいで全部育っています。耕しもせず、草の中に作付けただけなのに・・・。もちろん、農薬も何も使わない・・・。どうです、病気も虫害もないでしょう。

 我々は、ずいぶん豊かな星に、実は、生きているのです。人は、きっと農業の、自然の速度で生きるだけで豊かに生きられるはずだと思うのです。春は春を、夏は夏を・・・生きるだけで良いのです。楽なものです。自然と楽しくなるわけです。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 5/3

 5月になりました。世の中大型連休だそうですが、私らはこれから8月にかけて、一年で最も忙しい時期を迎えます。最も忙しい時期が最も日の長い時期だというのも、よくできていますね。よくできているのを自然というのでしょうね。

 昨日は、ナスなどを畑の苗床に播きました。明日からは、いよいよ種モミを播くかな。春野菜の草管理や間引きなどもわんさかあるのだけれど、種を播かねば始まりませんからね。手仕事中心の自然農などいつまで出来るだろうと思う年になってきたけれど、重労働を重ねてなお、手を合わせられるような気持ちでいるなら、もう少しの間出来るかもしれませんね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 4/26

 まだ4月だというのに、当地ではもう夏日だそうです。それでも雨がいくらか降ってくれてほっとしました。これでゴボウなども発芽してくれると良いのだけれど。

 これからエンドウなど泣くほど成りそうです。草の中に種を播いただけなのに。

 ところで、これほど暑くなっているのにまだ夏野菜の種播きも始まっていない。あちらこちらの草管理もあるし・・・。

 ヒエーッ!!というほどの忙しさ。まあ、ここはイヒヒと笑うくらいで、上手に進めますかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 4/19

 雨が少なく、気温の高い当地の4月が過ぎて行きます。昔は下旬まで霜があったものですが、今はもう夏になったよう・・・。先日ゴボウなどを播きましたが、これでは発芽しないかな。

 それにしても、春野菜が遅れていて申し訳なし。やっとエンドウの花など咲いてきたので、もうすぐ出てきます。ブロッコリー、キャベツ、レタス、空豆、葉物などもこれから出ます。雨がしっかり欲しいところ。もう少し待って下さいね。

 苦しい時期でもなんだか楽しく働けるのは、田畑の緑が美しくなってきたからだな。

 ところで、あの生命の輝きを薬(毒?)で枯らしてしまう人がなぜ居るのだろう。見えてないのだね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 4/12

 暑く雨の無い春?であります。農夫も困る。どこかではもう30℃を超えたとか、台風も近づいてきているとか・・・、今年はどうなってしまうのだろう。

 玉ネギの草管理を一応終え、続いて畑や畦などの草管理をやっています。畑の草々の緑が濃く美しくなってきました。緑が濃くなると酸素が増えて人も前向きな気持ちになるのだとか、どこかで読んだかな。草刈りも必要最小限にしておきましょう。

 それにしても、きっと自然と人が一体であることを見失った人類が、文明がもたらした異様な4月の暑さであります。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 4/5

 玉ネギの今期2回目の草管理をしています。出来はまずまず。当農園では春野菜がまだ始まってなくて、いささか品薄で申し訳なし。

 キャベツ、レタス、エンドウ、空豆などなど、やがてどっさり出てくると思います。今しばらくお待ちくださいませ。

 一方、今年は春のブロッコリーの出来がいまいちで、皆さんに充分お送りできず残念です。まあ、私があわててもしょうがないので、とりあえず丁寧に野菜の世話を重ねます。ところで、田畑で働く私の頭は、ほぼ空っぽ。アホーも良し。桜も、菜花も、何もかも、きれいに咲いています。春になったんだな。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 3/29

 春の葉物などの種播きを終えました。収穫期は短いけれど端境をうめる重要な作だから、大事に育てたいと思います。春の葉物はわりにむずかしいのです。

 ゴボウも忘れないように、遅くならない内に播くかな・・・。次は、玉ネギの2回目の草管理かな・・・。

 コロナも、戦争も、円安やらも・・・関係のない毎日がやわらかく続きます。特に何もない。何もない毎日が一番良いとは、よく言ったものだと思うのです。

 それにしても、皆はなぜ畑に草を生やさないのだろう・・・。不耕起、草生30年、たまらなく良いと思うのだけれどね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 3/22

 雨が多くなっています。気になるのは雨の降り方が激しくなっていることです。夏の雨のようだ、3月なのに・・・。

 エンドウなどに支柱を立てています。次は春の葉物などの種播きかなとおもうのですが、天気が悪くて進みません。春のいわゆる端境になってきているので早く作付けたいのですがね。

 連日ウクライナの様子がTVに写し出されています。権力やお金にとらわれるとあれ程人は愚かになるのか・・・。有史以来繰り返されてきた人の愚かさです。数十年前の日本の姿でもあります。

 春の自然の田畑は緑やわらかく花咲きそろいなんとも美しい。あたかも桃源郷であります。この地球を、この自然を見失い愚かの内に苦しみ続ける人類の姿を思うのです。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 3/15

 暖かくなっています。5月中旬の暖かさだとか。作業はしやすいですが、こわくなるくらいです。春の葉物など、早く播いた方が良いかもしれませんね。

 日々自然の田畑で働いていると、何とも素晴らしい自然の調和を感じます。生命にとって大事なのは、この自然の営みの他にはないはずです。国境も、正義も、宗教も、イデオリギーも、お金も、電気も、スマホも・・・、そんなものは生命にとってどうでも良いもの。

 どうでも良いもののために、かけがえのない生命を、人生を、海を、森を、空気を、大地を・・・そこなっている。ここに人類の迷いがあります。万人が静かに自然に向き合わねばならぬ時ではないですかね。人類はこの迷いを越えられるだろうか・・・。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 3/8

 きれいに咲いていた梅も散り始め、ふきのとうも大きくなってきました。寒さの中にもどこか春を感じます。

 レタス類の定植を終え、次のレタス類の種も播きました。春の作付けの準備も少しずつ考え始めています。今年も、始まるな・・・。雑木の整理もしたいのだけれど・・・。

 ウクライナの様子が連日TVで伝えられています。ひどいものです。先の大戦で日本は負けて良かったのかもしれない。80年近く、あんなひどいことをしなくて良かったと思う。それにしても、核兵器の共同管理やらを言い出す人が居るらしいですね。日本をロシアのような国に再びしたいのでしょうかね。どうなんでしょう。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 3/1

 3月のこえが聞こえたとたんに異様なあたたかさ。3月の内に桜が咲くわけだ。まあ、年寄りが仕事をするには良いですがね。

 玉ネギの1回目の草管理を終えました。次は、レタス類の定植かな。だんだんと、春の端境になってきて野菜セットの内容がさびしくなっています。ごめんなさいね。

 それにしても、ウクライナの騒ぎは何でしょう。昔、イラクの騒ぎの時も思いましたが、何がそんなに気に入らないのだろう・・・。人類のコッケイさオロカさ・・・。

 田畑で静かに働きながら、争いが止むのを思います。静かに働くことが、そのまま祈りです。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 2/22

 ここ数日、冬型が強くて冷たい西風が吹いています。西風に耐えつつ玉ネギの草管理をしています。なかなか、こたえる。若くないのでぼつぼつやります。それにしても北海道では、ばくだん低気圧やらで大荒れだとか。冬の台風。昔はなかったことでこわくなります。

 これからしばらくビタミン菜などをお送りする予定ですが、出来がいまいちでいくらか小さいのです。迷惑をかけますね。米ヌカでもひとまきしとけば良かったかも・・・、もっとも過ぎると病害虫が出るのでね。なかなか難しいものです。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 2/15

 ここにきて雨が多くなっています。「2月のシロ畑」というのは昔、母から聞いた言葉です。2月は寒く乾燥して畑が白くなるということです。今は、2月が昔の3月みたいになっているのでしょう。冬がなくなりつつある・・・。大変な時代を迎えつつあるようです。

 ゴボウをお送りします。山地のゴツゴツしたゴボウです。おまけにほぼ無肥料で育てたゴボウなので養分を求めて又根も多くなっています。もっとも、見た目のわりにやわらかくて風味も良いと思います。

 玉ネギの草管理など進めています。春のレタス類の定植もそろそろやらなくてはと考えています。

 沖津

 

 

 

畑便り 2022 2/ 8

 寒い日が続いています。北国ではひどい雪だとか。厳寒期ですね。それでも昔に比べれば暖かいかもしれませんね。

 今、里芋は白芽という品種をお送りしています。当地で昔から作られてきた品種です。きっと、野生種に近いのでしょう、寒さにも比較的強く、当農園では厳寒期から春にかけてお送りしています。ところでこの里芋、性も強く、元気の良い方(東洋医学的に言えば実証の方)、中にはエグ味などを感じる方があるかもしれません。もし何か不都合が有ればお知らせ下さいませ。次回からお送りしないようにいたします。

 葉物の中に少し苦味を帯びたものが出てきています。冬の味から春の味に変わってきているのです。春の気配をお楽しみ下さいませ。日もいくらか長くなってきましたね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 1/ 25

 久しぶりに雨が降って畑の作物はほっとしたかもしれません。それにしても、雨の降り方が昔と違います。なんだか、春の雨のような降り方。きっと春の足が早いのでしょうね。この先どんな時代になるのだろうか。

 9月の初めの土日に少し大きな自然農の勉強会を徳島市ですることにしました。その準備でここ数日ばたばたしていました。あとは、案内を発送するばかり。ほっとして、ちょっとした虚脱感。申し込み、会費不要という自然農らしい勉強会。もっとも、当日ちゃっかりカンパを募ったりするのですけれど・・・。ともあれ、この時代であるなら、良い勉強会としたいなあ・・・。さあ、良い農事をまた始めますかね。その先の勉強会ですからね。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 2/ 1

 ジャガイモを植え終わり玉ネギの草管理を始めました。早めに手を入れると手間がかからないのです。もっとも、収穫までには2〜3回草の管理が必要ですがね。連れ合いも干し大根を作ったりあちこちの草管理をしたり忙しくしています。冬は農閑期だけれども農閑期なりにあれこれ仕事が有るものです。

 葉物の中に苦味を帯びてきているものが出てきています。寒き中に、どこか春の気配も感じます。2月となりました。

 沖津

 

 

 

 

 

畑便り 2021 12/ 7

 玉ネギの植付けが終わり、ほっとしました。今は大豆の収穫をしています。次は、いよいよ稲の脱穀です。天気も安定してきたようなので明日は出来るでしょうか。

 ところで、この頃、葉物の味が落ちているようできになっています。多くの葉物はほぼ無肥料で育てます。一方、春のレタスや夏のズッキーニなどには近年ハッコウケイフンを追肥することが普通です。収穫を安定させるためです。しかし、その肥効が秋まで残ってしまい、いささか味が落ちるのでしょう。窒素が多いのです。おかげで、葉物の姿は大きくなって、収穫は楽ですし、使いやすいと思いますが、味が落ちるような・・・。悩ましい。以前のように、肥料として米ヌカと草を少し使うくらいなら、味は良くなるでしょう。悩ましくも、きっと姿は小さくなりますがね。皆さんは、どう思われるでしょうか。

 ちなみに、稲はほぼ無肥料、野菜は当農園ではほんの少し肥料を使わないと生産が安定しない感じです。農も深い。

沖津

 

畑便り 2022 1/ 4

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 お正月は静かに過ごしておりました。遠くで暮らす子等も久しぶりにあわただしく来てあわただしく帰って行きました。それぞれの場でいくらかたくましくなっているようで、時の移ろいを感じます。

 当農園は今年、自然農30周年を迎えます。

 新たな気持ちで農事を始めます。いくらか、たくましくなるように。

 沖津

 

 

 

畑便り 2022 1/ 11

 草の管理など進めています。一年中忙しいものです。もっとも日が短いので、どこかゆったりとしている冬の仕事です。

 葉物に寒害が出て赤くなったり黄色くなったりしています。、あた、葉かげに虫がいることがあります。寒くなると虫も動かず潜んでいるのに気が付かないことがあるのです。気を付けていますが、もしそんなことが有れば、草生栽培でしかも農薬を使っていないゆえとお許し下さいますように。

沖津

 

 

 

畑便り 2022 1/ 18

 脱穀したあとそのままになっていたワラを遅ればせながら田にふりまいたり、あちこちの草の管理をしたり・・・、ゆったりと仕事をしています。冬の仕事もあれこれあって、あれもこれもと思うけれど・・・。

 「耕さず、肥料、農薬、除草剤を用いず、草や虫を敵としない」それでいて自由自在に働いていく自然農です。自然農30年。最善の農をずっと目指してきましたがいまだ至らず。至らぬ点があれば、お知らせ下さいませ。参考にさせていただきます。とにかく、今日も前を向いて働きます。より良くなるように。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 11/ 23

 11月も終わり近くになって少し寒くなってきましたかね。大根などの間引きがほぼ終わり、次は玉ネギの定食などの準備をしようと思っています。寒くならない内に終わらせたいと思っています。ぼつぼつやりますかね。特に何ということもなく毎日が過ぎて行きます。大いに良しであります。

 新聞に、学者が経済成長が大事だと書いていました。地球は有限なのに、いつまでも経済成長が出来るだろうか。自然農の田畑が見れば、そんなもの要るものかでありますがね。産業革命がもたらしたこの文明は人の迷いの文明として終わろうとしているのではないですかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 11/ 30

 昨日、当地では薄霜がありました。冬ですね。ところが、当農園ではまだ玉ネギの植付が始まっていません。ちょっと準備に手間取りましてね。今日は午後から始められるかな。あまり寒くならない内に終わらせないとね。活着が悪くなりますから。一方、稲架の上ではもうお米が乾いているようです。玉ネギの次は脱穀ですね。

 近頃めでたいこと。照ノ富士の全勝優勝。大きなけがをのりこえて、たいしたものです。アッパレ、であります。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 11/ 9

 11月とは思えない暖かい日が続いています。今日は久しぶりの雨ですが、冬とは思えない雨の降り方。気候変動については、若者の意識が高くなっているそうですね。

 世の中は、選挙でにぎやかになっているようです。それにしても、社会や文明の姿を根本的に変えなくてはならない所まできているようですね。

 稲刈りを始めました。やっと半分ほど刈りました。手刈り、稲架かけ。今年は、台風の影響が少なかったので全体に良いようです。あと2〜3で終わるはずですが、今週は行事が多いので、どうなるかな。まあ、ぼつぼつやります。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 11/ 16

 稲刈りを終え、再び畑の作業を始めました。大根やカブの間引き作業が遅れているので、早く進めたいと思っています。空豆やエンドウの播種、玉ネギの植付け・・・。まあ、忙しい。ぼけなくてよろしい。

 先日、知り合いと話していると、大根やらに虫が出て困っているという。毎朝、虫を取って歩くのだとか。まあ、肥料過多でしょうね。一方、当農園の大根やカブは草の中に播いただけで虫害なんてほぼゼロ。見せてあげたいと思いましたね。もっとも、変人だと思われるだけでしょうから、だまっていましたがね。

 それにしても、人類はこのテントウした見識を正すことが出来るだろうか・・・。若い人に伝えなくては。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 11/ 2

 11月になりました。キャベツや高菜などを定植しました。そろそろ、稲刈りも考えています。大根やカブの間引きも遅くならない内に。今年は台風がなかったので、稲の出来が良いようです。冬野菜も今のところ順調です。なんということもなく、毎日が過ぎています。

 にしても、世は総選挙の話題。なんでも、与党で安定多数だとか。多くの人が変化を求めなかったということでしょうか。もっとも投票率も低いということだから、単に野党が弱過ぎるということですかね。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 10/26

 10月も終わり近くになって、やっと10月らしくなったでしょうか。

 人参を間引き終わり、冬野菜の草管理などやっています。昨日は、久しぶりにまとまった雨が有りましたが、当地ではここ1ヶ月程まともに雨がなく、冬野菜が全体に遅れ気味です。これから、もちなおしてくれると良いのですがね。

 世の中は、選挙でにぎやかになっているようです。しかし、TVで観ていますと何やら議論が表面的で気になりますな。失礼ながら、皆の境地がいささかひくいような。こんなところで、もう人間は終わりなのかな。「つべこべ言うな、まあ座れ」なんて言った先賢が居たとか。草も土も空も山も花も虫も・・・これ程美しいのに・・・。気が付いていますかな。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 10/19

 10月も後半になって、やっと秋らしくなってきたでしょうか。人参を間引いています。さあ、終えるまでにあと2、3日だろうか。

 秋の日にのたりのたり。連れ合いはレタスの草管理など。当農園の日々はなんということもなく過ぎて行きます。それにしても雨が少ない。先日の雨もほんのわずかで残念でした。これも異常気象でしょうかね。

 一方、世の中は選挙だかで騒がしくなっているようですね。TVを観ていて気になるのは、地球環境や農政について語る人が少ないことです。時代の先を行くリーダーは居ないのでしょうか。いや、しがらみが多く何も言えない何も出来ない、が本当でしょうか。人参を間引く農夫なら自由ですがね。自然は自由。自然には、金もなく電気もなく・・・何もないけれど、すべてが有る。なんて、思うのです。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 10/12

 日誌を見たら、18日間雨が無かったのですね。気温も30℃になって、まるで真夏だね。里芋が10月に枯れるなんて初めてだと思う。

 冬野菜を作付けて、人参の間引きなど進めています。雨がなく、気温も高く冬野菜の発芽はそろわない。しかし、人参はその前に播いたので順調。どうということもなく、何ということもなく、私は人参を間引きます。

 ところでもうすぐ選挙だそうですね。TVで成長とか言っている。もう、そんなのはないのに、と思いますがね。どうということもなく、何ということもなく、自然は黙して語らず、ですわね。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 10/5

 10月だというのに連日30℃を超えるような暑さです。まいってしまいますね。おまけにずっと雨がない。やっとこ、大根などいくつか冬野菜の種子を播いたのに、これでは発芽しないわね。この先も雨がないという。どうなることやら。

 その上、秋のキューリに病気を出してしまい、全くおちこんでいます。草勢が弱いようだからタップリ刈り敷きをしたら過ぎてしまったのだね。草くらいでもこわいものです。秋のキューリは無肥料にかぎる。枯れ上がりが早くとも美しい、そして味が良い。ああ、小賢しいことをするのじゃなかった。

 まあ、仕方なし。ぼつぼつ人参を間引きますかね。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 9/28

 匂い立つような美しさとでも言うのだろうか。毎年この時期の稲の姿には魅せられます。穂が出て実り行く稲の姿。多肥、密植の一般の稲とはまるで異なる姿をしている。あるがままで良い。私も、息をするようになんということもなく、田畑に立ちたいと思うのです。

 それにしても、近所の方が米が安いと嘆いている。その上、私は、品質が悪くて2等、3等米が多いのだとか。あの天気では仕方がない。今の農業のあり方はもちろん問題多しとしても、遠い国から食を買い漁る日本人のありようは、きっとそのうち、ばちかぶるじゃないかな。いや、この気候もコロナもそれだね。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 9/21

 9月も下旬となり、やっと天気が安定したでしょうか。おだやかな秋であって欲しいものです。

 今年はいくらか気温がひくいようなので、冬野菜を早く播いても良いようだけれど、天気が悪くて作業が遅れています。

 まあ、ぼちぼちやります。何しろ、10月の終わりに大きな台風がやって来て、大きな被害が出たこともありましたからね。

 自民党の総裁選だかの騒ぎを連日TVでやっています。投票権のない私らは見ても仕方がないのだけれど、それにしても、候補者が誰も人類の理想から語り始めないようなのは、どうでしょう。

 今の政治と政治家が、いや私ら国民が全く小さいということでしょうかね。日本は小さく愚かになってしまったようだね。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 9/14

 ずいぶん勢力の強い台風が停滞していて、また長雨になるのだとか。8月の長雨が異常気象であったと学者がTVで言っている。学者に言ってもらわなくても異常でしたわね。近年、お米にカメムシが発生するのも、夏にトマトが実らないのも異常気象です。学者先生は、今頃、何を言っているのだろう・・・。コロナなんて放っておいても時が来れば必ず収まりますが、この問題は深刻。きっと文明の姿を大きく変える必要が有るでしょうからね。

 それにしても、毎月の当農園の見学会に誰かしら来て下さって、学び会える。ささやかながら、私は、おそらく人類の唯一の希望であろうと思っております。さりとて、とりあえず湿害が大きくなければ良いのですがね。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 9/7

 秋ジャガを植えました。次は人参や秋のレタス類を播種しようと思っています。もう準備はできています。他の冬野菜の作付けは月末からですかね。それまでに、あちこちの草管理など進めます。

 「私どもの農閑期は忙しい時、農繁期はすごく忙しい時・・・」と言ったのは連れ合いですが、まあそんな感じですかね。

 老体をいたわりつつ作業を進めます。重労働を重ねてなお円満で晴れ渡った心で居られるように。上々であります。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 8/31

 毎日暑いですね。オクラなどが実り始めました。オクラは暑さを好むのでしょうね。暑くなり実るもの、実らぬもの・・・。いろいろなものが混然となり、自然界は健全な営みをしています。今年は長雨で草管理が遅れたけれど、それでも稲も野菜も草の中で健康な姿をして育っている。
 ウイルスも細菌も虫も草もカラスも人も何も・・・、混然として完全。コロナだか何だかと連日TVで騒いでいる専門家と言われる方々の愚かさを思わないではいられない。人は迷いの内に退廃を極め混乱と共に亡ぶのだろうか・・・。それでも自然界生命界の健全な営みは変わらない。今後、自然に向かい覚め渡った知恵を会得する人類はどれほど居るのだろうか。まあ、知ったことではない。私は暑さの中、草をむしるだけ。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 8/24

 いやはや、10日程雨が降り続き、畑の草管理がすっかり遅れてしまいました。

 やっと天気が安定してきたので、少しずつ取り戻すべく作業を再び始めました。まあ、ゆっくりやります。

 ところで、先の金曜日の出荷はゼロでした。お客さんの休みが重なったわけですが、30年商売をしてきて初めてのこと。私らの経営、商売も年を取ったということでしょうか。まあ、私の所がゼロなら他が売れているわけで、他の農家が元気になればそれも良しです。こんな考えになるのも、自然農をしているからでしょうかね。私らは、雨でも晴れでも、良い毎日を重ねるだけ。それにしても、順調ならこれから果菜類など最盛期になるかな。もし、私どもの野菜など必要な方が有れば御紹介下さるとありがたいかな。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 8/17

 田の草管理が終わって、ほっとしたのもつかの間、続いて畑の草管理を進めています。何しろ8月に再び梅雨?(というには雨が激し過ぎる)が来たので草も伸びます。

 それにしてもこの雨、野菜に湿害が出てしまう。異常もここまで来たのかという感じ。

 どうもこの異常は世界的だそうで、北米、ヨーロッパ、アフリカ、中国などでも大変なことになっているという。少し前は、記録的な高温と乾燥で北海道の畑作物が前例のない不作になっていると業界紙が連日伝えていたのに・・・。次は大水害。オリンピックやらでうかれている場合ですかね。そんなことを思いつつ、雨の合間に草をむしる、阿倍さんが反日だという、私です。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 8/3

 8月になりました。ずいぶんと暑い日が続いています。雨が長くなくて、野菜はどれも干し上がっていますが、水の中の稲は元気です。田植え後1ヶ月でずいぶん大きくなりました。

 今年は、水管理で草をずいぶんとおさえられたようですが(腕が上がった?)、お盆まで最後の草管理を進めたいと思います。

 今年2回目のキューリなども播きましたが、雨がないので発芽が心配です。それにしても、今時これ程汗をかいているのは、我々と高校球児くらいかな・・・。作業をしながら風光を味わえば、東風が心地良く渡る。良きかな、良きかな。浮世は何を騒いでいるのやら。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 8/10

 暑く雨のない日が続いていましたが、台風の雨で一息つきました、畑も人も。

 秋のキューリなどが発芽すると良いのだけれど・・・。あちこちの草管理などをやっています。

 稲が分けつを盛んにしています。美しい姿にほれぼれする。耕しもせず、肥料も施さず・・・よくこれ程出来るものだと思います。人が生を全うするのに本来何も要らなかった・・・、と思わせられるのです。温暖化が想定を越えて進んでいるとTVが言っています。世の賢人は実は何もわかっていないのだと気が付きます。人はもうこれで終わりなのか、それとも・・・。まあ、今日も草をむしるだけです。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 7/27

 暑い日が続いています。少し雨が欲しいくらい。

 田の草取りをぼつぼつやりながら、夏野菜の草管理を進めています。もうそろそろ2回目のキューリやインゲンなども播きたいところ。暑さで思うようにはかどりませんが、まあそれも良し。日が長くて助かる。

 大豆が芽を出してきました。時間は生命の営みなのですね。

 それにしても、中国やヨーロッパでは洪水が起こり、北米はひどい熱波だという。もうこのままでは、地球が、いや人類がもたない。まあそれも良しといただいていける度量が有れば、生命の営みが見えるはずです。

 生命の営みが見えれば、お金も社会も・・・何もかもがどうでも良くなるでしょう。答えはおのずと見えるはずですがね。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 7/20

 梅雨が明けたそうです。全国的に暑くなっているとか。南では、台風も次々と出来ているそうで、先が思いやられます。

 もう、インゲンも終わりますね。この頃の徳島の夏は、インゲンには暑すぎるのだそうです。いつの間にかそうなってしまった。

 大豆を播きました。畔と畑に。果菜類の世話をもう少ししておいて、田の草取りに本格的に入ろうと思います。

 稲の分けつも進んできました。

 働くことも、風や小鳥の姿を味わうことも同じようで、良い感じで今年の夏が始まりました。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 7/13

 夏野菜の草管理や間引きなどをやっています。畦道の草刈りやら何やらと忙しいです。大豆を播いて畑作業を一段落させておいたら、田の草取りにかかります。一年の内で一番忙しい頃かな。まあゆっくりやることです。いつでも生きることを味わえるように。

 それにしても、この雨の降り方。各地で水害も起きているとか。昔とはまるで違う。経済規模をずっと小さくしてCO2の排出量をずっと小さくしなければ、我々はもう生きていけないところまできっときているのでしょう。もう、皆がそう気が付いているはずですがね。先送りは、もう許されないのでしょうね。

 経済が小さくなれば、皆が生きることを味わえるようになるでしょう。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 7/6

 蒸し暑い日が続いています。梅雨ながら昨日は33℃も有ったとか。いやはや、盛夏が思いやられます。静岡ではまた大雨の被害が有ったとか。どうなっているのでしょうね。田植えが終わりほっとしました。今年もなんとか稲作になりそうです。あと何年出来るかな・・・。

 しばらく田に行っている間に畑の仕事がたまっています。ひとつずつ片付けます。

 田植えがやっと終わったので、気分転換に「いとみち」という映画を観てきました。青森を舞台にした女子高生の成長譚。三味線やメイドカフェをからめた、地味ながらなかなかの佳作とみました。それにしても、会場には私ら夫婦だけ。少し残念な感じ。機会があればどうぞご覧下さい。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 6/29

 田植えを始めました。三分の一弱植えたでしょうか。あと4〜5日かかるかな。準備から始まって疲れもピークだけれどもぼつぼつやります。例によって少し遅くなったけれどなんとかなるでしょう。良い苗が出来て、元気に働ける。ありがたい。ところで、皆さんは自然農の田植えを見たことがあるでしょうか。変わっていますよ。

 TVで「人間とは何か」とむずかしい議論をしている。自然に向き合いただ働けば、そんな疑問など起こるべくもない。なんて生意気なことを思ったのでした。働けば、たくましくなって、飯も旨い、人間とはそういうものであります。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 6/22

 畑の草管理などをやっています。春の2回目のリーフレタスなどもトウが立ってきました。早い。気温が高いからでしょうね。

 ナスなどの定植や田植えの準備もほぼ整っているのですが、これからです。

 忙しい時期です。若い頃は「死ぬ気でやるぞ」なんて力んでいましたが、今は冗談でもそんなことを言っていると本当に死んでしまうので、生きる気でぼつぼつやります。もっとも、生きる気でやる方が全体に良いように思います。

 ところで、オリンピックやらは死ぬ気でどうでもやるのでしょうね。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 6/15

 6月も後半になりました。田植えの準備やナスの定植なども急いでいます。

 雨が少なくて苗が少し小さいのが気になっています。今年も夏野菜が全体に遅れるかな。困るね。

 先日の当農園の定例見学会には18才の若者が来て下さいました。農業大学で学び始めたばかりだという。学校ではスマート農業やら学ぶのだけれど、自らは自然農など研究したいという。将来のことはまだ決められないのだけれど、とりあえず農業を学びたいのだとか。ずいぶんとしっかりした考えで頼もしい。表面の動きとは別の時代の動きということでしょうか。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 6/8

 草の管理などを進めています。そろそろナスやピーマンの定植や田植えの準備も進めたくなってきます。

 梅雨入りしているけれど、雨もなく気温が高い。もう真夏という感じ。レタスやアブラナ科の野菜がだめになっちゃうね。一方、今年のオクラはめずらしくモタモタしている。先の雨で根がやられたかな。とにかく今年の夏も始まりました。

 夏と言えば、オリンピックの開催で騒いでいるようですね。金儲けで騒ぐのは世間の常。まあ、私は静かに農作業をするだけです。それにしても、ことに何もしない喜びを知っている方は、どれ程いるだろうか。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 6/1

 6月になりました。

 気温が全体に高くてなんだかもう夏本番という感じです。気温が高いからでしょう、レタス類のトウ立ちが早くて困っています。アブラナ科の葉物の終わりも早いかも。あちこちの草管理など進めています。ナスやピーマンの定植も早くすませた方が良いかもしれませんね。これから7月にかけて忙しい時期ですが、静かに作業を重ねるだけです。世間は何かと騒がしいけれど、自然界は落ち着いたものです。6月になればナスやトマトを植えて、田植えもします。良きかな、良きかな。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 5/25

 草の管理などを進めています。それにしても雨が多くて、気温も高くて、どうなっているやらですね。

 昨日、梅農家の友人と久しぶりに会いました。これから収穫で忙しくなるという。雨が多くて品質が落ちるとこぼしていました。梅雨が前倒しすぎるからね。教員を辞めて、梅農家になった彼だけれども、梅の販売も順調だそうで、良かったなあと思います。もちろん、自然農の梅作りです。

 「たく程は風がもてくる落ち葉かな」は良寛さんですが、「たく程はおれがもてくる落ち葉かな」は農民です。ところで、風と落ち葉と良寛さんと農民はもとより一体なのです。つまり、人は風のように生きれば良いのです。この素晴らしい地球を、この素晴らしい人生を明らかにしている方が確実に育ち出てきました。人類の夜明けは近いぜよ。梅雨空にさわやかな風がわたりました。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 5/18

 南瓜などを播き終わり、里イモも作付けました。作付けも一段落かな。ナスや稲も発芽してきました。次はあちこち草管理かな。

 それにしてもこの天気、5月中旬に梅雨だという。麦を作っている方は大変だろうな。刈り取れない。

 核廃棄物、マイクロプラスチック、汚染水、温暖化と異常気象、資源の枯渇、感染症、農地の減少、生物種の絶滅、宇宙のゴミ、・・・。大変な時代を我々は残したものです。これから人類はどう生きるのだろう・・・。私は、いつものように静かに今日も働くことといたします。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 5/11

 種モミを播き終わり、あちこちの草管理や夏野菜の種播きを再び始めました。

 春の葉物の草管理が今年は遅れています。いくらか草に負けてしまったかな。4月にあまり乾燥するので草をそのままにしてあったら、この頃の雨で草がぐっと大きくなりました。パニック!!になるような歳でもありません。ひとつずつ仕事をするだけです。きっと、どうにかなるものです。5月も、良い感じで過ぎています。

 トマトが生えてきました。昨年採った種から。新しい生命の始まりです。いや、いつかわからない昔からずっと続く生命ですかね。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 5/4

 5月になりました。新緑の頃とか言いたいところ、しかし気候はなんだか荒々しくて不安になります。こんな時代にしてしまったのは我々の責任です。

 種モミを播き、ほっとしました。

 これから夏にかけて忙しくなります。重労働も続きます。忙しさも重労働も、これでけっこうといただくことにいたしましょう。これが私の人生ですから。とかっこうを付けましたが、よく働くくらいが、よく寝られて良いのです。生来の貧乏性?沖津一陽61才、まだまだ元気であります。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 4/27

 夏野菜の種播きを始めました。

 キューリやインゲンなどから始めます。続いてナスやトマトの苗床播き、種モミも苗床に播きます。草の管理もあちこちやらねば・・・。うっかりすると、体も心も疲れてしまいます。大きくする。私を大きくする。私を大きくして、重労働も、苦労も、悲しみも、不安も、みじめさも、喜びも、楽しさも・・・何もかも飲み込んで、草や木や空飛ぶ鳥や天地と一枚になってしまう。それにしても、雨がない。連れ合いが、くたびれた空豆にヒシャクで水をかけている。空を見上げる。青い空はやっぱり向こうにあるのだな。そのままで、何もかも、良好であります。

 沖津

 

 

 

 

 

畑便り 2021 4/13

 春の葉物などを播きました。少し雨が有ったので上手に生えてくれるだろうか。欲を言えば、もう少し雨が有ると良いのだけれど。草の管理などやりつつ夏野菜の作付けを考え始めています。春から夏の営みになってきました。

 コロナやらの騒ぎがおさまりません。その騒ぎの陰で、豚コレラ(豚熱)のワクチンを打っていた豚に再び豚コレラが発生して問題になっているのはあまり報道されないようです。業界紙だけが大きく取り上げています。ワクチンなんぞが結局役立たないのは、もはや多くの例が証明していると言って良いでしょう。加えて、マスクで気道をふさぐのが、体に良いのだという・・・。

 草の中でネギ坊主が伸びてきました。ワクチンもなく、マスクもなく、何もなく、ただ春の営みの内に美しい姿で伸びてきました。どうも、人はいつの間にかネギ坊主より愚かになってしまったようです。

 沖津

 

畑便り 2021 4/13

 雨が少なくて困っています。玉ネギの2回目の草管理を始めました。少し遅れましたが、なんとか玉ネギになるでしょう。

 ドングリの木(クヌギ)に花が咲いています。
 小さなブドウのような房が枝いっぱいに付いている。きっとあのひとつひとつが花なんだろうな。秋には毎年ドングリがたくさん実ります。畑で拾ったドングリを播いておいたら、いつの間にかこんなに大きくなりました。ドングリの木を見上げていると、青い空に飛行機雲。あの雲の先の飛行機にもひとがたくさん乗っているのだろうか・・・。きっと皆が幸せになりますように。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 4/20

 引き続き玉ネギの草管理をしています。昨年より作付けを増やした分、時間がかかっているかな。玉ネギも草も山も美しく、空は青い、良い季節になってきました。ゆっくりと草取りをします。ゆっくりとやるから仕事は早く美しく進みます。今年も良い玉ネギになるかな。連れ合いはあちこち野菜の草管理を進めつつ、夏野菜の作付けも始めました。もう少しで、玉ネギの草管理が終わるから、私も合流するかな。今年の仕事が動き始めました。それにしても、全体に雨が少なくて、春の葉物の発芽がそろわず困るのだな。

 4月の里山は今日も平和であります。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 3/30

 暖かいと思ったら、5月下旬の陽気だという。自然の営みが狂っています。

 本分。人間の本分。今は、人が人の本分を全うしていない。本(もと)よりの分。これは自分の分でもあります。自分はスマホの中にもむずかしい本の中にもないのです。心を澄ませばもとよりここに有る。今は、皆が心を澄まして自らにそして自然に向き合わないから、人も自然も狂ってしまったのだな。狂っていたら安心も幸いもないわね。まあ、私は静かに春の種を播きます。これが、私です。狂っていても、桜は満開です。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 3/23

 私の自然農の師匠83才が「金匱要略」を読むというので、全く久しぶりに漢方医学の勉強会に行ってきました。地味な会にも関わらず大勢の参加。しかも若い方が多い。日本では明治に古方医学を捨ててしまいましたが、江戸期には吉益束洞ら天才的医術者もいたというのに、残念なことだったと思います。結局、自然を正確に見ていない西欧医学が行き詰まっているのは、農学、現代農業と同じようです。まあ、私は天地と一枚になって、田畑に立つだけです。カラスも小鳥も鳴いています。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 3/2

 私の自然農の師匠は、川口由一さんという奈良のお百姓です。久しぶりに講義があるというので、奈良に出かけてきました。場所は飛鳥寺の研修施設です。日本最古のお寺であり日本最古の大仏様が残る地です。3日間にわたり、芸術から宇宙観まで格調高く、深い内容の話しを聞くことができました。今もなにか感動の余韻が残っているようです。私は、師に出会う事ができて本当に良かったと思います。それにしても、80才をこえて、あれ程いきいきと3日間にわたり(朝の9:30〜夜の9:00まで)語り続けられる。人の境地ということを改めて思いました。

 春になりつつあります。玉ネギの草管理を始めています。玉ネギやホーレンソウは肥料に鈍感で、肥料が有ればどんどん大きくなります。しかし、極端に味が落ちる。きっと生命力が衰退しているのだと思います。一方で、使いやすさもありますから、悩ましいところです。真の答えを得るべく、真摯に田畑に向かいたいと思います。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 3/9

 玉ネギの草管理をゆるゆると進めています。寒かったり、それ程でもなかったり。夕方帰れば、連れ合いの用意した飯と菜と汁をいただいてあとは寝るだけ。世間の騒がしさとは無縁の毎日です。良寛さんの「天上大風」という境地はこんなかな、どうなんでしょうね。

 それにしても、3月になって草がきれいになりました。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 3/16

 来月から当農園の見学会の日程が変わります。

 午前中が見学で午後を座学とします。ところで、最近の見学会には若い方が多く来て下さるようです。時代の底流が確実に変わっていることが感じられます。

 驚きましたね、アスパラガスがもう生えてきている。通常より1ヶ月は早い。サクラの開花は最速だというし、大変な時代になったものです。今の20世紀頭の政治指導者には期待出来ないけれど、かの若者らには期待出来ます。

 それにしても、草取りだの種播きだのという考えない仕事は良い。考えない内に自然と一体になれるからです。この喜びは深い。今は、皆が考える仕事ばかりしているから、喜びを知る人が少ないのだと思う。不幸なことであります。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 2/23

 毎日、静かな気持ちで、田畑に立っています。レタス類を植え、ジャガイモも植えました。連れ合いはあちこちの草管理などしてくれています。何ということもなく、毎日を過ごしております。それにしても2月だというのにこの暖かさ、少し心配になりますね。

 森とかいう人のおかげで、男女差別やらが話題になっていますね。農業なんぞしていると、どちらかというと男が外で女が内というような役割分担に自然となるようです。まあ、その方が都合が良いからですね。これは差別ではないでしょうね。実のところ、我々は、自然を大きく離れてしまった結果、人としての生き方さえ見失いつつあるのかもしれませんね。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 2/16

 少し雨が有り畑の野菜はほっとしたでしょうか。そろそろ収穫したい4月シロ菜やビタミン菜も少し大きくなってくれたようです。欲を言えば、もう一回り大きくなってもらいたいところです。雨が有ったのでレタスなどの定植を始めました。順調なら4月中下旬から収穫できるでしょうか。

 昨日は、三人の若者が突然当農園をたずねてくれました。深い思いがあるようなのでじっくり話しを聞きました。都会生活に疲れておもいつめている。仕事を辞めて、これから自然農を学ぶのだとか。心を静かに保ち、じっくり自然に向き合い、人生を明らかにするようお話しました。

 株価だかが3万円を久しぶりに越えたとニュースが伝えています。昨今の状況を考えると明らかに官製相場でしょうね。ところで、お金なんていくら多く有っても、人は決して豊かになれません。世の賢人と言われる方々は、実は愚かなのでしょう。自然が見えていないのです。つまり自らが生きているこの場所、空間を正確に自覚していないのです。このままでは人類のほとんど全部の努力が、無駄になってしまうはずです。この世の愚かさにより若者も疲れてしまったのです。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 2/9

 毎日、静かな気持ちで、田畑に立っています。春野菜の草管理やら何やら。昨日は、若い女の子が一人で田畑の見学に来てくれました。当農園の定例の見学会を教えてあげましたが、さあ、来て下さるかな。先の奈良での自然農の勉強会では、9才だか10才だかという子が高度な質問をしているので驚きましたが、時代が水面下で変わっているのは疑いないようです。私は今しばらく、私の役割を果たしたいと思います。

 森とかいう人の失言が問題になっていますね。いや、現代文明、社会のあり方そのものが、もう時代においていかれているのかもしれません。きっと、そうですね。冬の内に、春は用意されているのです。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 2/2

 自然農の全国的な学習、交流会のため奈良県桜井市に出かけてきました。コロナ禍にもかかわらず170名余り方々が集まり、盛況でした。2泊3日にわたり各方面熱心な討議が行われ、最終日には山間の美しい田畑を見学することも出来ました。前回は徳島での開催でありましたが、あれから5年経っての開催となりました。人が成長するには時間が要る。5年は然るべき時間でした。

 この自然農の学習会は「妙なる畑の会」と呼びます。私は一応代表ということになっている。ところが、この会に決まった会員は居ないのです。もちろん何の組織もない。それで良く25回、30年にわたり続いてきたものです。次回も、もう水面下で準備が進んでいるようです。この冬に、生命がもう春の準備をしているように。

 今日は静かな気持ちで田畑に立ちます。

 沖津

 

 

 

 

 

畑便り 2021 1/19

 冬野菜の草管理など進めています。今年の冬は雨が少なく、これが本来かもしれませんが、近年では珍しいくらいです。一方、日本海側は大雪だそうで、富山の友人はどうしているだろう。

 コロナ騒ぎはおさまりませんね。政府や自治体の命令に従わぬ事業所やらに罰を与えるのだとか。政府も科学も間違うことがあるのは過去を見ても明らかなこと。罰を与えるよりも、皆を協力する気にもって行くのが指導者たるゆえんでしょうに。今の日本の政治家やらには指導者に足る器はないということでしょうか。考えてみれば、マスコミへの圧力、学術、司法、検察へのあからさまな人事介入などなど、力の足りない小さな愚か者のすること。これが、今の日本人の実力ですかね。

 沖津

 

畑便り 2021 1/26

 毎日、静かに草管理などをしています。雨が久しぶりに降ってくれて、畑の野菜はほっとしたかもしれません。もっとも、降り方は冬の雨ではなくて春の雨のよう。今年も春の足が早いのでしょう。もう、何が起きても驚きませんがね。

 コロナ騒ぎは収まりませんね。どうもワクチンや抗ウィルス薬に望みをかけているようですね。しかし、それらで収まらないのはインフルエンザで証明済みですわね。むしろ、ウィルスを問題にするあまり、気道をマスクでふさいだり、寒い時期の換気の励行など、実に馬鹿げていると私は思っています。その弊害を、その内、指摘する人も出てくるかも。とにもかくにも、そんな馬鹿げた騒ぎとは無縁の田畑で静かに働ける喜びを思うのです。それにしても、人類のこの愚かさに、もはやつける薬はないのかもしれません。

沖津

 

 

 

畑便り 2021 1/12

 年があけて寒い日が続いています。1月ですから、当然でしょうけれど、近年珍しいくらいです。冬野菜のトウ立ちが遅くなり助かります。昨年は、1月からトウ立ちが始まり困りましたが今年はそんなことはないかな。

 私らはまた野良仕事を始めています。冬野菜の草管理やら何やら。今年は大根やビタミン菜、4月シロ菜などの出来が悪くて困っています。まだまだ腕を上げないといけません。どうも、人生が足りない。とりあえず根気よく管理をして、できるだけ皆さんに迷惑をかけぬようにしたいです。

 沖津

 

 

 

畑便り 2021 1/ 5

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。今年も、こうして皆さんに野菜やお米をお送りできることをありがたく思います。

 私どもはお正月の間ゆっくり体を休めておりました。コロナ騒ぎで子等も帰って来ず、老夫婦二人だけで静かにしておりました。「良きことも無きに如かず」とか聞きますが、年のせいかそのとおりだとも思われます。今年も、静かに日々を重ねたいものです。コロナやら何やらと騒がしい時節ですが、皆さんどうぞ心豊かにお過ごし下さいますように。もとより、何がどうでもヘのカッパ、ですからね。

 沖津

 

 

 

畑便り 2020 12/29

 今年最後の出荷となりました。なんだか、あっという間の一年です。やがて、あっという間の一生だった、と思うのかもしれませんね。

 おかげで、今年もなんとかやってこられました。農業はむずかしいとされる時代だけれども、正直にやっておればなんとかなるものだと思われます。連れ合いともども毎日忙しいばかりで、世間的には決して豊かな生活ではないでしょうが、まあとりあえず元気で大きな不足もなくやってこられました。それも、日々わりに楽しくやってこられたように思います。また今年は、これまでの自然農の取り組みを至らぬながら、一冊の本にまとめることができました。機会をいただき、ありがたいことでした。あれもこれも、何もかも、結局皆さんのおかげです。ありがとうございました。

 きっと、良き新年をお迎え下さいませ。なお、新年は1/5(火)の出荷より通常どおり始めます。よろしくお願いします。

 沖津

 

 

 

 

 

畑便り 2020 12/15

 玉ネギ植えを終え、脱穀の準備も終えました。明日は、天気が良ければ、いよいよ脱穀です。脱穀、モミスリが終わると、今年も終わりかな。近くお米もお送りできるでしょう。

 先日、地元の少しばかり大きな本屋さんに行き、がっかりしました。私が書いた本が置いてない。一応新刊なのに・・・。さて、先の勉強会、見学会に来てくれた若者は、紙の本は読まないという。専ら電子書籍だとか。今の若い人は、もう本屋さんを利用しないのかな。ところで、電子書籍って何?今でも原稿用紙を利用している時代についていけない私です。いえ、ことによると最先端の私かも、なんて思いもするのですがね。

 沖津

 

畑便り 2020 12/22

 12月も終わりになり、さすがに少し寒くなりました。それにしても、当地ではまだ大霜がない。気候は昔とは大きく変わってきました。先日、やっと脱穀とモミスリを終えました。あー、ほっとした。残念ながら、収量は反当2石余り。まあ、それでも台風10号の風に傷んだことを考えると、かんばった方かも。天日干しの期間の空気が乾燥していたせいか、少し過乾燥傾向ですが、味のある米になりました。上々。よければ、どうぞ御注文下さいませ。随時お送りします。

 これから冬野菜などの草管理をします。今年は思いがけず大根が不作で、今のところお送りできないでいます。いやはや、ごめんなさいね。

 今年の年末は、12月29日(火)の出荷が最後となります。年始は、1月1日の出荷は休ませていただいて、1月5日から始めます。よろしく。

 沖津

 

 

 

畑便り 2020 12/8

 玉ネギを植えています。もう三日余り植えました。あと、一〜二日で終わるでしょう。不耕起の畑に1本ずつ植えていきます。今年は、9月くらいに玉ネギが無くなったから、来年はもう少しお送り出来るように播種量を少し増やしました。すると、定植がなかなか大変。日が短いし、年のせいか若い時のように作業が進みません。それでも、もう少しです。まあ、ゆっくりやります。暖冬だからOKでしょう。連れ合いはあちこちの草管理をしてくれています。玉ネギが終わったら、稲の脱穀ですかね。

 農業従事者が136万人で観光業やらに携わる人が900万人だという。どうも、不自然ですね。いわば、草よりも草食動物や肉食動物が多いようなものでしょうか。これでは、もちませんね。いくらお金を使っても・・・。

 沖津

 

 

 

畑便り 2020 11/10

 大根の間引きを終え始めています。カブの間引きにかかっています。連れ合いが進めてくれていたので、もう少しで終わるでしょう。次に稲刈りをしようと思っています。雨が多くて少し根が傷んだところもあるようだから。台風10号の影響を受けたようだけれど、なんとか今年も収穫になりそうで、良かったです。

 稲刈りを終わらせて、各種定植作業ですかね。

 世界では民主主義が後退し、専制、独裁化が進んでいるのだとか。日本でも異論を封じ事を簡単に運ぶことを良しとする風潮が強くなっているようで、こわくなります。私らがやっと手に入れた民主主義ですから、大事にしたいものだと思いますね。それにしてもこの風潮の根本には、時代の閉塞感と皆の不安が有るのでしょうね。不安が熱狂となり亡びることのないように、静かに心を澄ませたいものですね。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 11/17

  稲刈りをやっています。あと5畝程を残しています。もう1〜2日で終わるでしょう。わずか2反の稲刈りが、いささかこたえるのは年のせいでしょう。まあ、ゆっくりやりたいと思います。藁出来はわりに良いですが、出穂期に台風10号の風に当たったこともあり、稔りはいまいちのようです。それでも、いつものように皆さんにお送りする分は確保出来そうです。稲刈りが終われば、とにかくほっとします。

 安倍政権の残したもの。官製バブルによる20世紀型繁栄の延命。業界が要らぬという加計学園獣医学部。NHK報道に対する不信。政府統計、発表に対する不信。白書類に対する不信。秘密主義。会議軽視。最高裁判事にまで及ぶ人事の恣意的運用など。

 結局、民主主義を後退させ、戦前の君主制のごとく国を民の上に置こうとしたということでしょう。そんな政権が8年。国民の程度、ということでしょうかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 11/24

 いつの間にか11月も終わり、早いものです。

 稲刈りを終え、定植や種まきのための準備を再び始めています。定植は、チンゲンサイやブロッコリー、キャベツ、玉ネギなどなど。種まきは空豆やエンドウ類を残しています。チンゲンサイの定植や空豆の播種など遅くなってしまったけれど、あたたかいから、なんとかものになるでしょうか。チンゲンサイやターサイなど良い苗が出来ているから、やはり植えておきますかね。

 あたたかいと言えば、11月に夏野菜があれこれ収穫出来たのは、この28年で初めてのこと。あたたかくて過ごしやすいけれど、まるで変なことになっているのでしょう2050年までにゼロミッションにするのだとか。きっと、ずっと前倒しにしないともちませんな。コロナ騒ぎと言い、20世紀型文明の行き詰まりが露わになってきたのでしょうかね。

 沖津

 

 

 

畑便り 2020 12/1

 12月となりました。早いものです。さすがに、いくらか冬らしくなってきました。ここしばらくは雨がなくて、一雨欲しいところです。一方、稲架の上の稲はよく乾くでしょう。玉ネギを植えておいたら、脱穀ということになりますかね。

 乾燥と言えば、皆さんにお送りした冬瓜に少し苦味を帯びたものが有ったかもしれません。あれは8月の乾燥の結果です。高温、乾燥の味ですね。気になれば、申し訳なかったです。筍イモなどの里イモ類も8月の乾燥に上手に対応できず、極端でしたから、今年は不作です。里イモなんて何もしなくても育つと思っていましたが、少し甘かったです。ごめんなさいね。

 農業従事者がこの5年間で40万人減って136万人になったと業界紙が報じています。ゴートゥーやらで観光業は心配しても農業を心配する人が少ないようなのは何故でしょう。異常気象でアフリカではバッタが大量発生しているのだとか。

人はお金で生きるのではないと思い知るのも遠くないかも。

 沖津

 

 

 

畑便り 2020 10/27

 冬野菜の種播きが一応終わったので、人参の間引きなど進めています。あと1〜2日で終わると思います。
 あたたかい日にゆっくりと作業をしているとなんだか時間が止まっているように思われます。

 連れ合いはニンニクなどの作付けを進めてくれています。これもゆったりした作業です。作業を重ねる度に優しい気持ちになるようなら、上々です。人参の次は大根の間引きかな。秋の作業が続きます。良い感じです。

 沖津

 

 

 

畑便り 2020 11/3

 11月になりましたが、暖かいですね。人参の間引きを始めています。草が多いので少し手間がかかっています。いくらか草勢が弱いようなのも気になります。豊かだろう土地に、ちょっと遅くなりましたが、追い播きしておきました。保険ですかね。今後、上手に管理したいと思います。連れ合いは、カブの間引きをしています。カブはだいたい良いかな。

  チンゲンサイなどの定植を残しています。ブロッコリーやキャベツなど今年は良い苗となりました。台風の直撃がなかったからでしょうか。定植に続いて稲刈り。忙しい日々が続きます。

 大阪都構想が否決されたとか。大都市のことはわからないけれど、これから自治が大事になるだろうから、自治体は小さい方が良いかな。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 10/20

 ここにきて、雨の日が多くて種播きが進まないで困っています。昔は、10月はわりに安定した天気でしたが、今は10月が9月のようです。連れ合いが人参の間引きをしてくれています。人参は順調です。大根、カブの間引きが続きます。

 先の雨の日、連れ合いと映画を観てきました。「みおつくし料理帖」。良い映画でした。不覚にも涙が出てしまった。映像が美しいし、音楽も良かった。「道はひとつきり」「食は人の天なり」は作品中の言葉。私的には今年のベスト。機会が有ればどうぞご覧下さい。おすすめです。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 10/13

 近頃、毎年のことながら暖かい10月ですね。先日の台風14号は風は無かったけれどひどい雨でした。当農園でもトウガラシや二十日大根などに湿害が出ました。知り合いがやっているブロッコリー畑も大きな被害があったようです。広い範囲に大雨が有ったそうだから、また野菜など不作になるのでしょうか。もう静かになってくれると良いのですがね。天候が落ち着いたら残っている冬野菜の種播きなど進めます。

 当農園の取り組みについてやっと本にまとめることが出来ました。「自然農を生きる」、創森社、沖津一陽著、税抜き2,000円です。一般書店で購入出来ます。また、当農園に注文して下されば税抜き価格で野菜と一緒にお送りすることも出来ます。未熟な内容で恥ずかしいのですが、よければ手に取って下さいませ。

 沖津

 

 

 

 

 

畑便り 2020 9/29

 昨日やっと大根など播き始めました。昔なら、お彼岸前後から播き始めるところだけれど、気温が高いので少し遅らせています。その上、最近はいつまでも夏のような激しい雨が降り、幼い冬野菜にはこたえます。これから種々冬野菜の作付けを進めてます。上手に育てたいものです。

 ところで、中国やヨーロッパでは近い将来、ガソリン車がなくなるのだそうですね。ここでも日本は遅れているのでしょうか。まあそれにしても、電気や水素がCO2の削減につながるとはとても思えません。なにしろ、電気や水素を生産するにはきっと産み出すよりはるかに多くのエネルギーが要る。結局、近く自動車はなくなることになるのでしょう。時代が大きく変わるわけです。

 ちなみに、当農園の老ハーベスター(脱穀機)はガソリンエンジンです。更新するべきだろうか。足踏み脱穀機は老人にはつらいかな、いや、やってみればそれ程でもないのかな。悩ましいところです。

沖津

 

畑便り 2020 10/6

 冬野菜の種播きが半分くらい終わったでしょうか。種播きも後半に入ります。

 連れ合いが毎日栗を拾っています。のどかな、あたたかい、秋ではあります。しかし、南には台風が有るのだとか。何年か前に10月にひどい台風が有り、カブや大根などが大きな被害に遭ったことがありました。そんなことにならなけれ良いですがね。

 今の空豆総理が気に入らぬ学者を、学術会議だかのメンバーに任命しなかったのだとか。異例だという。任命されなかった学者さん達はどうも一流の学者さんらしい。変ですね。この頃のマスコミの風潮を見ても、だんだんと暗い方向に進んでいるようで心配です。ナチスも東条も国民の熱狂が生んだのだとか。異論に対しても敬意を払い静かに考えるのが君子だと思いますがね。間違ったら取り返しが付かないのです。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 9/15

 9月も中旬になってやっといくらか涼しくなってきました。それでも暑いのでしょうね。9月の初めに苗床に播いたレタスは発芽がいまいちです。きっと気温が高すぎたのでしょう。昔より遅く播く方が良いのかもしれませんね。

 先の台風10号の時、出穂間際だった稲はずいぶん傷みました。穂の色が変わるのでわかります。風が強くて受粉がうまく行かなかったのです。それでも稲自体は元気なので大事に育てたいと思います。その後の穂はきれいですからね。

 稲刈りまであと2ヶ月です。

 冬野菜の作付け準備もそろそろ始めます。まず繁っている夏の草を刈り払います。日も短くなってきて、だんだんと秋の営みです。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 9/22

 冬野菜の作付け準備などゆっくりと進めています。さすがに朝夕涼しくなってきました。しかし、日中はまだまだ暑い。当方も、立派な老人ですし、ゆっくり作業をすることになります。体力がなくなり、体重だけが増えている。いやはや。

 それにしても雨がないです。台風10号?関連で降って以後、当地ではまともな雨がない。次の台風が来ているせいで、明日は雨だとか。雨だけは期待しているのですがね。

 今年は、ナスとピーマンの出来が悪く、皆さんに充分お送りできないでいます。今までで一番悪いでしょうか。申し訳ないですね。雨があれば、もう少し出てくると思うのですがね。冬野菜は上手に育てたいと思います。

 総理が替わったのだとか。ウルトラ右翼が居なくなっただけで、私なんぞは風通しが良くなったように思われる。しかし、また権力の中枢にずっと居た人がなったのでしょう。滞ると腐りませんかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 9/8

 先週、台風が来なければ良いと書いたら、九州にとんでもないのが来たとか。当地でも一時は怖いほどの風雨でした。なんでも、九州の向こうを通ったというのに・・・。

 台風もだんだんとひどくなっているようです。それにしても、9月も始まったばかりだから、まだまだ台風があるでしょう。あまり、ひどくなければ良いのですがね。

 最近の気象の異常に対しては、きっと経済の規模を小さくする、つまり皆が今よりずっと貧乏タレになるより他に解決方法はない。世に先んじて貧乏タレの私は、人参を播いたり、ジャガイモを植えたり、傷んだ稲を大事にしたりします。例えば、そういうのも、悪くはないです。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 9/1

 今日から9月ですか。それにしても暑いこと。当地でも連日35℃前後、いやはや少々疲れ気味。人参やジャガイモの作付け準備を進めていますが、暑さに阻まれてはかどりません。

 もっとも今作付けてもダメかも。なにしろ、ずっと雨がないから。日誌によれば8月7日に夕立があって以来当地では雨らしい雨がない。干ばつですね。昔なら食べるものがなくなるところ。今はかんがい施設と農民の努力でなんとかなっている。きっと野菜やらも高いのでしょう。この上、ひどい台風がなければ良いのですがね。暑さにも、干ばつにも、台風にも・・・負けず、ですかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 8/25

 お盆を過ぎても暑い日が続いています。暑いといっても昔とは少し違いますね。この暑さの中、もう2週間余り全く雨が無いので、野菜が弱っています。ナスやピーマンも普通ならどんどん出てくる頃ですが今年は、地力不足と乾燥で、遅れています。もう少し待って下さいね。あまり乾燥がひどいので、水を入れられる所は水を入れます。しかし、やはり雨には及ばない。夕立でもあると良いのですがね。毎日、空も見て、ため息をついています。

 そんな中、大豆が花を付けています。稲も丈を高くしてきました。秋取りのキューリやインゲンには昨日支柱を立てました。特別な夏も、自然の営みは続きます。残暑の中秋に向かいます。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 8/18

 いやーひどい暑さです。列島全体、厳しい残暑だそうですね。私らもなるべく涼しい朝、夕に仕事を進めるようにしています。

 それにしても、雨もこのところないので、野菜がくたびれています。まあ、人間もくたびれてしまわないように、ゆっくりと仕事をしたいと思います。

 そんな中でも、南瓜などが実り始めました。生命はすごいものです。当農園の田の隣で極早稲の稲を作っている方が水を入れています。もう刈り取り前なのに。普通は乾かす時期ですが暑熱対策なのでしょう。あまり暑いとお米の品質が落ちるのだそうですからね。それぞれの特別な夏ということでしょうか。結局、人類の勝利と学校で教えられた産業革命は、人類の迷いでしかなかったのでしょう。混乱の内に、そう気が付けるでしょうか。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 8/4

 やっと梅雨明けだそうで、蒸し暑い日が続いています。暑さに強い3尺ササゲやオクラはなんだか元気になたようです。しかし、暑さに弱いインゲンはきっともう実らなくなるでしょう。この頃の徳島の夏は暑すぎるのだそうです。ナスなども元気になるはずですが、今年作付けた場所が思いの外土地が悪く、遅れています。2回目の田の草取りや秋のキューリ、インゲンの作付けなどをゆるゆると進めたいと思います。

 義夫の33回忌ということで、連れ合いの実家に久しぶりに行きました。宮崎です。久しぶりに義母のごきげんをうかがうことができて良かったです。それにしても街に人が居ない。かの地でも、コロナ騒ぎが大きく影を落としているようでした。法事も家族だけ。私らもトンボ帰り。大変な、夏ですな。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 8/11

 全く暑い日が続いています。

 当地でも連日、真夏日、猛暑日となっているようです。秋のキューリなどを播き2回目のたの草取りも終え今年も前半が終わったような感じです。夏野菜の草管理などやりながら、冬野菜の作付け準備も考えます。

 たまにスーパーや役所に行くと涼しくて驚く程です。私なんて出たり入ったりするとかえって体調が悪くなるようです。私らのように、暑さの中、毎日汗だくで働いている者と、毎日冷房の中でいる方は、きっと長い間に体の構造が変わってくるのでしょう。私らのような元気な者にとっては、暑さの中で働く方が、夏の体にはきっと良いだと思います。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 7/28

 田の草取り、稲の補植、夏野菜の間引き、草管理などに追われています。

 また、雨が降り出した。雨もまた良し。カッパを着て作業をします。連れ合いもあちこち草管理をしてくれています。蒸し暑さも、重労働も、忙しさも苦にせぬ百姓生活であります。

 ところで当地のみならず、長い梅雨になっているようです。各地で大雨による被害がでているそうで、雨もまた良しとか言ってられませんね。気の毒なことです。野菜も高くなっているとか。自然の浄化作用だとはいえ、文字通り大変な時代になったものです。

 

追伸 浄化作用と言えば、昨日村の集まりに行けば、誰もマスクを付けてない。静かな田舎です。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 7/21

 年をとったということか、毎日を同じように送っております。好きなように寝て、好きなように食べて、好きなように働く。結局、人間することはそれだけのこと。暑い中も寒い中も同じこと。連れ合いはササゲの草を取り私は畔の草を刈る。ビヴァルディの四季より「夏」、という感じかな。いや、もっと湿度が高い、日本の夏かな。まあ、それも良しであります。

 キューリなど出てきました。他の夏野菜も、もうすぐでるでしょう。コロナの騒ぎから遠い、当地の夏であります。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 7/14

 田の草管理や夏野菜の管理などを進めています。それにしても、連日の雨で作業が思うようにはかどらず困っています。昔の梅雨とはどうも違いますね。インゲンやキューリは少しずつ出てきましたが、他の夏野菜は全体に少し遅れるかもしれません。作業が遅れ気味なので。

 稲も野菜も全体に今のところ順調であるようですが、気候は仕方がないですね。

 TVでは連日コロナで騒いでいますが、あれは放っておいてもきっとおさまるところにおさまるでしょう。一方、気候の方は大変です。中国でも大水害だそうですね。おそらく、現代文明、社会に大きな変革をせまることになるでしょう。近く。

 それにしても、あまりに深刻で、マスコミも簡単に触れられないのでしょうね。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 7/7

 田植えを終え、再び夏野菜の管理を始めました。草管理や間引きなど。近頃雨が多く、夏野菜も少しずつ大きくなってきました。それにしても湿害が心配される程。5月から6月は全く雨が無くて困ったのに、少し分けて降ってくれると良かったのだけれど。ところで、九州では家が流れるような水害だそうで、近年毎年のことながら困ったものです。気の毒で、TVを見ていられない。我々の生活を根本から変えるしかないのでしょうね。

 連れ合いが稲の補植をしてくれました。田植えが終わり水を入れると、カラスやカモがたくさんやって来て植えたばかりの苗を傷めてくれるのです。えさが多いからでしょう。こちらも、毎年のように困っています。苗が大きくなるまでのしんぼうです。

 今年、ナスやピーマンを植えた所は思いがけず地力不足のようで、成長が進みません。手間はかかるが、また刈り敷きですかね。ナスやピーマンの収穫は少し遅れるかもしれません。ふる回転で、しかし静かにひとつずつやりますかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 6/23

 田植えをしています。今日も収穫を終えたら、仕分けは連れ合いに任せ、私は少し田植えを進めたいと思います。今日を入れて、あと2〜3日かかるかな。

 残念ながら、少し7月に入ってしまいます。まあ、老齢者の仕事ゆえ、ゆっくりやるが良いでしょう。

 黙々と田植えをしていると、なんだかお題目をとなえているような気がしてきます。田植えがそのままナムアミダブツ?田植えが終わっても、草の管理も有り野菜の世話も有る・・・。終わりがない修業。忙しい中でも、静かな気持ちで静かに仕事を重ねる、楽しさ。死ぬまで、農作業をしたいものだと思うのです。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 6/23

 田植えの準備を始めました。草を刈ったので、畔を付けたいと思います。あと1〜2日で田植えが始められそうです。今年も稲作が出来そうでありがたく思います。自然農の場合、田植えは不耕起草生にて苗を1本ずつ手植えするのでばかなかの重労働です。わずか2反の作付けですが、連れ合いと二人で作業して、一週間ほどかかります。そこそこ良い苗が出来ていて、ありがたいです。ちょっと遅くなりましたが、良い仕事をしたいと思います。

 連れ合いは、夏野菜の定植や管理をしてくれています。梅雨だそうですが、全体に雨が少なく夏野菜も遅れ気味です。とりあえず、こちらも、ていねいに世話をします。

 今年の玉ネギはそこそこ大きくなりましたが、少し大味になったかもしれません。肥料が少し多かったかな。ごめんなさいね。来年は、もう少し肥料を控えて使いやすさと味を両立させたいと思います。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 6/16

 当地でもいくらか雨が降ってくれて夏野菜がほっとしたと思います。しかし、昨日、陽が出たら、もう32℃もあったそうで、昔ならもう真夏の気温です。ナスなどの定植を始めねばと思いつつ、草の管理や支柱立てに追われています。うっかり、キクイモの後作にフダンソウなどを播いたら、キクイモの残りがわんさか生えてきて、その管理に四苦八苦。いやはや、勉強になりました。まあ、めげずに、田植え終了までひとつずつ進めますかね。

 先の当農園の見学会に若い夫婦が来て下さいました。聞けば、これから仕事として自然農をやりたいのだという。奥さんが生まれたのが1992年だそうで、当農園を始めた年でした。そんな時代が来たのだと改めて思いました。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 6/2

 6月に入り、暑くなっています。夏野菜の種播きが終わり草管理など始めています。ナスなどの苗もだいたいそろって定植を待つばかりです。キュウリやインゲンなどの第一陣の夏野菜もほぼ順調です。少し草管理が遅れましたが、なんとかなるでしょう。収穫にはもう少し時間がかかりますがね。エンドウ、空豆などが終わって少し端境気味です。上手に世話をして早く夏野菜など収穫したいと思います。

 昨日、四国地方が梅雨入りしたらしい、気象庁の発表です。6月の初めに梅雨入りするのは昨今当然のようですが、まあ異常が当然になっているのでしょう。もっとも、実質四国につゆはなくなったようです。今、四国にあるのは、長い夏と短い冬だけでしょうか。おだやかな夏であって欲しいですが、無理ですかね。

沖津

 

 

 

畑便り 2020 6/9

 当地では30℃を超える暑さです。九州ではもう35℃を超えたとか。加えて、雨が全くない。

 先に梅雨入りしたとか発表はあったものの、こんな状態になるのも近年当然のこと。梅雨を飛ばして真夏になるわけで、発芽したばかりの夏野菜が消えてしまうのも、レタスがトウ立ちするのも、これまた当然のことであろう。

 私は今年60になりましたが、若い人たちにとんでもない時代を残すことになりそうで、本当に心苦しく思います。もう、人間これで終わりなのか。とも、本当に思う。それにしても、このとんでもない状況に気が付いている人は、どれ程居るのだろう。

 

 玉ネギを収穫しています。今年の玉ネギは良く出来ました。夏野菜の世話も気長に続けます。

 私に出来ることは、とりあえず、これくらいですのでね。

沖津

 

 

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