「四国・瀬戸内自然農クラブ」はじまり会 9/17 : 台風直前でしたが雨は免れました
気候条件が似通った地域で農業技術を学び合いたいと始まりました。
自然農はまだまだ「若い」農業。
技術を身につけてしっかり育てたいものですね。
ところで『環境保全型農業でこの辺で該当するのは沖津さんところだけ』と言われ(注:阿波町からだったか吉野川市か?さいとうが失念しました)『けれどよく分からないので県に相談して下さい』とのことで徳島県に問い合わせたら『草を生やしていたらもうそれだけで、駄目』だったと。その後、担当者が変わってようやく補助金が下りたそうです。そんな話しを交えつ午前中は農場の見学。
沖津さんが立っているのは、草刈りが終わったばかりの畝。これから冬野菜を作付けるそうです。
*作付けポイント*
小さな種子
=菜っ葉、春菊、カブ、大根等を作付けるのに適した場所
=前にニンニク等、草管理をしっかり行っている畝
草の種子、特にイタリアンライグラス等、秋冬野菜と競合するような種子が比較的少ない(落ちていない)場所を選ぶと良い
この場所は休ませていて、未だ草刈りをしていないところ。
秋の草花が花盛り。猫じゃらしが揺れていました。
隣地からくずのツルが降りてきていました。
お隣は空き家になっているそうです。
この下に生姜。
擁壁の傍で半日陰の場所に作付けられた生姜。
夏の猛暑を生き抜いたわけですね。
ゴボウの畝。
両側は休ませています。
今は右側にあるネギを、草を刈った左側に、これから株分けして作付ける予定と説明する沖津さん。
右側の今有るネギは残さないということでした。
ネギの畝
ネギの間にはギシギシやツユクサ。
エンサイ
左に溝があって潅水出来るようになっています。
ピーマン
シシトウ
*ピーマンやナスの支柱*
どのカブも1本だけの支柱で支えられていました。
しかもヒモでくくっているのは株元の一カ所のみ。
*立て方*
定植後、直ぐに支柱を苗の横に立てて置く。
田植え後の頃にヒモで誘引、固定する。
*芽かき*
ピーマン、シシトウは根元に虫が付きやすいので
根元の部分は早いめに芽かきをしておく。
ナスはずっと自家採種だったのを、今年は購入した種子に切り替えたそう。根元から折れるようなことが続いたのがその理由。
ナスを作付けたことが無かった痩せた畝に、今年初めて定植したとのこと。背丈は低いですがとてもきれいでした。
*背丈が高くなったら、花芽が付いた枝を切り戻すとまた新しい枝が出る
二度目のキュウリ
*品種を変えずとも、播種時期をずらせば再度収獲出来る。
トウガン
*出荷するときは半分に切って切り口をラップして出す。
人参の畝
発芽していますね。
定植を待つ、苗床の白菜。
細長い芽はイタリアンライグラス。
同じ苗床に、他にレタスと玉ネギ。
玄関前の畝のようす
ササゲなどの豆類。
休ませた畝を隔ててオクラ。
雨が降って元気を取り戻しているようでした。
昼食後は座敷にて勉強会。
広島、愛媛、香川、岡山、京都、大阪等、遠方からの参加者が多く、また地元徳島からは若い方が来られていて熱意の感じられる会でした。
これからも作付け、稲刈りと農作業が続きますね。
この集まりを糧に、元気で田畑に出たいものです。
皆様、ありがとうございます。お疲れ様でした。
各々の成長を楽しみに、またお会いしましょう!
<運営者:さいとうのりこ>